解説
『遊戯王OCG』に登場する、儀式魔法で特殊召喚するモンスターの総称。カード枠は青色。
ペガサス・J・クロフォードの召喚したサクリファイスが有名どころ。
儀式魔法を発動し、一定の条件を満たすモンスターをコストとして支払う(以下リリース)ことで特殊召喚=儀式召喚する。融合モンスターなどはエクストラデッキに入れるが、こちらはメインデッキに入った状態でデュエルを開始する。
9期以降は儀式スピリットなど他の属性を併せ持つモンスターも現れた。
儀式召喚
儀式モンスターと儀式魔法、リリースする為のモンスターが必要となる。
例えば「カオス・ソルジャー」なら、儀式魔法「カオスの儀式」を使用した上で、レベル合計が8以上になるようにモンスターをリリースすることで初めて儀式召喚できる。
この儀式魔法については、融合モンスターにとっての「融合」と同様に代用可能で、指定された魔法カードが必須とは限らない。
「レベルの合計が?以上になるように」と記載されている場合、余分なモンスターをリリースするのは禁止行為となっている。
また、「同じレベルになるように」などと要求するカードもあるため、読み間違えないよう注意。
儀式魔法以外で儀式召喚する効果を持つカードも同様である。
儀式モンスターの一覧
ピクシブ百科事典に記事があるものに限定して掲載。
主軸となるカテゴリ
魔法使い族
アンデット族
戦士族
カオス・ソルジャー(同名で通常モンスター版も存在する唯一の存在)
獣戦士族
獣族
悪魔族
天使族
昆虫族
魚族
機械族
水族
ドラゴン族
サイバース族
岩石族
使用したデュエリスト
歴史(加筆歓迎)
初期~5D's
1999年2月に行われたGB版「遊戯王デュエルモンスターズ(1)」の大会賞品として1位〜4位まで配られたプロモカード「カオス・ソルジャー」「ゼラ」「スーパー・ウォー・ライオン」「デビルズ・ミラー」のレプリカとして儀式モンスター仕様のカードが、専用の儀式魔法カードと共に登場したのが初となる。
必要なカードが多いにもかかわらず、ほとんどは「破壊されない」といった耐性もないことから、使い勝手の良さで他の召喚方法に惨敗。さらにシンクロモンスターなど競合が増えてから一層立場が狭くなった、という時期もあった。
ちなみにシンクロモンスターが初登場したアニメ『遊戯王5D's』では、儀式モンスターが一切使われなかった。
エクストラへのメタカード
後にエクストラデッキを標的にしたカードが現れてからは、その影響を受けにくい利点が再評価されたり、影霊衣など主軸にしつつ使い勝手を改善したテーマも登場した。
また、特殊召喚回数を絞るカード(サモン・リミッター等)や場に出せるモンスターの総数を減らすカード(地盤沈下など)など、様々なメタに弱いシンクロモンスターに比べるとメタカードが少ないため、立場が逆転することも。
禰須三破鳴比(ネズミハナビ)や氷剣竜ミラジェイドにも「融合・S・X・リンク」と書かれており、公式も融合等とは別物として位置づけているもよう。
ARC-V~
初の儀式魔法ではないカードの効果で儀式召喚を行うカードとして、剣聖の影霊衣-セフィラセイバーが登場。
2018年頃から儀式魔法以外での儀式召喚効果を持ったカードが続々と登場しており、メガリスはその一例である。
その他
- 虹光の宣告者が登場。
影霊衣の影響でリミットレギュレーションで不利になったこともある。
- 「儀式の下準備」登場。
- サイバー・エンジェル-弁天-が登場。
「神光の宣告者」の攻撃力をサイバー・エンジェル-韋駄天-で上げるデッキが活躍。
- 魔神儀が登場。
- 宣告者の神巫が登場。
- 儀式魔人リリーサーが禁止カードになる。