「ひとつの魂は光を誘い、ひとつの魂は闇を導く!」
「やがて光と闇の魂は混沌の場を創り出す!!」
「疾走れ!暗黒騎士ガイア!!」
「カオス・フィールドを駆け抜けろ!!」
「そして超戦士の力を得よ!!」
「カオス・ソルジャー!!」
概要
『遊戯王』に登場する地属性・戦士族のモンスターカードである。
リメイクモンスターも複数体存在し、OCG的には禁止経験のあるカオス・ソルジャー -開闢の使者-が最も有名だろう。
儀式モンスターと通常モンスター(プロモカード)の2種あるのだが、カード名が同じでモンスターのカテゴリが2通りあるのはカオス・ソルジャーが唯一。
なお、登場こそごく初期にまで遡るが、正式なカテゴリとなったのは第9期の「ディメンション・オブ・カオス」パックであり、カテゴリ化まで実に16年余りの歳月を要した。
また、その際に原作由来か暗黒騎士ガイアとの関わりも深くなった。
儀式モンスター
カードテキスト
儀式モンスター
星8/地属性/戦士族/攻3000/守2500
「カオスの儀式」により降臨。
解説
公式デュエルで使えるカードとして、「プレミアムパック2」及び「ダークセレモニーエディション」で儀式魔法と共に収録。大会賞品(後述)との区別の為に番号の代わりにレプリカ表記が為されている。
ステータスは高いが、バニラ儀式なので儀式召喚されるケースは稀であった。
アニメ版よろしく究極竜騎士の融合素材として用いられることの方が多かっただろう。
(もう一方の融合素材が融合モンスターの青眼の究極竜だったため、このカード+融合素材代用モンスターで出すのがセオリーだったからである)
第9期にはサポートカードが多数登場したため、専用デッキを組む意義も十分に見いだせるようになった。
特にこのカードに効果を付与できる「開闢の騎士」「宵闇の騎士」は画期的であり、実質的にバニラではなくなったと言える。
ちなみにこの2枚のカードを両方使用して儀式召喚した場合、1ターンにモンスターをノーコストで2体除外でき、なおかつ同一ターンに連続攻撃及び相手の手札1枚を一時的に除外できるという、とんでもなく攻撃的なモンスターと化す。
なお、遊戯王における「カオス」のイメージと反して、光属性でも闇属性でもなく暗黒騎士ガイア同様地属性である。
カオス(混沌)の力を得てはいるが、あくまで基本的には暗黒騎士ガイアであるということだろうか。
通常モンスター
カードテキスト
通常モンスター
星8/地属性/戦士族/攻3000/守2500
B・W・Dと同等の能力を持つ最強の戦士。
解説
1999年2月に行われたGB版『遊戯王デュエルモンスターズ』の全国大会トーナメント優勝者のみに贈られた、世界で1枚しかないカード。
B・W・Dとはブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン=青眼の白龍のこと。
材質が紙ではなくステンレスのため、公式大会では使用出来ない。カードを模した優勝トロフィーともいえる。
同じく「ゼラ」「スーパー・ウォー・ライオン」「デビルズ・ミラー」も大会上位入賞限定ステンレス製カードとして登場している。
OCGのカタログ「ザ・ヴァリュアブルブック」ではこれら4枚のカードが紹介された。
24年後の2023年において、幻の「カオス・ソルジャー」GETキャンペーンで再登場。通常のカードと同じ紙のカードのため、公式のデュエルでも使用可能。儀式モンスターのカオス・ソルジャーとはルール上の同名カードとしてカウントされるため、デッキに投入する際は合計で3枚までとなる。もっとも、通常モンスター版のカオス・ソルジャーを3枚も手に入れるのは至難の業ではある。
原作・アニメでの活躍
決闘者の王国編における孔雀舞との一戦で、「カオスの儀式」によって攻撃力1500以下のモンスター2体を生贄に暗黒騎士ガイアが変化した最強の戦士。
アニメ版ではオリジナルストーリーの乃亜編で再登場し、スカルビショップを倒したほか、ドーマ編では究極竜騎士の融合素材として使用された。モンスター効果は持たない。
攻撃名は「カオス・ブレード」。
派生・リメイクカード
効果モンスター
特殊召喚モンスター
儀式モンスター
リンクモンスター
余談
ゲーム作品でも儀式モンスターとして登場しており、原則的に『暗黒騎士ガイアと2体のモンスターを生け贄にして召喚する』というのは共通している。
だがプレイステーション2用ゲームソフト『遊戯王 真デュエルモンスターズⅡ 継承されし記憶』では暗黒騎士ガイアと攻撃力1500以下のモンスター2体が生け贄素材として指定されているのに加えて、属性はOCGとは異なり闇属性で、ドラゴン族モンスターと戦闘を行う場合、その戦闘時のみ攻撃力・守備力が600アップするというオリジナル要素が加えられていた。
関連イラスト
関連タグ
地属性(遊戯王) 戦士族 儀式モンスター 通常モンスター 青眼の白龍