「どんなゲームでもね……夜は女の方が有利なんだよ!」
プロフィール
人物像
賞金稼ぎの女デュエリスト。
元ディーラーで、かつては豪華客船のカジノで働いていた経歴を持つ。
家族に関してはアニメ版では幼少期に両親を事故で亡くし、天涯孤独の身で生きてきた過去が明かされている。また、幼少期の舞が豪邸の中に一人寂しく佇む様子が描かれている。
性格は高飛車で、金髪のロングヘアーとヘソ出し仕様のセクシーな衣装が特徴的(原作では胸元を開いており、性的かつ過激であるためか、アニメでは胸元を閉じている)。
原作ではギャグ描写も多く、その都度ギャグ顔を見せているが、アニメでは尺の都合なのかあまり見られない。
(原作初期に登場している教師・蝶野と若干特徴が被る部分があるが、性格までは似ていない)。
プライドと気位が強く、仲間など信じない(あるいは必要としない)孤高な性格の持ち主だが、決闘者の王国での城之内との戦いを通じて好意を抱く様になり、徐々に遊戯達と親しい関係を築いてゆく。
一度は闇のプレイヤーキラーの闇のフィールド戦術で敗北しスターチップを失うが、遊戯が取り返してくれた事で最初はためらうが、城之内の説得で素直に受け取る事になり、その後海馬とのデュエルで覚悟の差で敗北した遊戯にスターチップを返す。
アニメ版では杏子がデュエルを申し込むが、実力の差が激しいために彼女を圧倒するものの、最後は彼女の覚悟を認めてわざと敗北した。
本選の1回目では闇遊戯対策に編み出した新たなハーピィ戦術で彼を翻弄するが、デュエルモンスターズにおける最強戦士、カオス・ソルジャーの一撃により切り札の『ハーピィズペット竜』を破壊されて、敗北を認めサレンダーした。
決闘者の王国が終了した後は、王国から帰る手立てが無かったが、海馬のヘリに搭乗していた城之内(遊戯達を含め)の助けによって、無事に帰路に着いた(アニメ版ではそのシーンはない)。
アニメでは王国編とバトルシティ編の間に位置するDMクエスト編にも登場。DMクエストのモニターとして参加したが、遊戯たちの事情を知って彼らに協力し、ビッグ5に立ち向かった。
バトルシティ編では予選通過者の1人であるが、闇マリクの闇のデュエルに苦しめられた。
しかし彼のラーの翼神竜をモンスター効果で奪い、その後はお得意のハーピィコンボを披露して『万華鏡―華麗なる分身』とのコンボで見事にラーの翼神竜の召喚につなげたが、ラーは古代神官文字を解読した者しか扱えない為に、攻撃も守備もできない太陽を象った球体「スフィアモード」となっていた。
それを突かれ、闇マリクの拷問コンボで容赦なくライフを削られ続けて精神的に苦しめられる。
最後はラーの翼神竜の一撃を食らい(城之内と、さらに闇遊戯が盾代わりとなって神の一撃は受けずにすむ)、敗北する。
闇マリクから罰ゲームを受けて人質にされるが、闇マリクが消滅したことで元に戻った。
アニメ版のバトルシティにおけるアンティ・カードは『ハーピィの羽根帚』とされた。
アニメオリジナルのドーマ編では、その後も数多くの大会に参加して連戦連勝した。
しかし遊戯や城之内など、ベスト4に残った実力者に対する嫉妬と闇マリクに受けた罰ゲームの恐怖がトラウマとなって彼女を苦しまれ、突如表れたヴァロンに勝負を挑まれて敗北し、ドーマに下って王国偏の時のように『ハーピィ』中心のデッキで戦う事になる。
最初に城之内と戦ったときは、迷いによって戸惑ったデュエルに苛立ちを感じたが、伝説の竜のカード、ヘルモスの力で敗北しかけたところでヴァロンに助けられ、中断となる。
ヴァロンから好意を抱かれるが、その好意を受け取る気はない様子。
後にヴァロンが敗北した後は、オレイカルコスの力に飲まれかけて敗北した彼に酷評した後、再び城之内とデュエルをするが、彼は既にヴァロンとのデュエルで力を使い果たしてる為に、彼に勝利した後も後悔を抱く。
その後は彼の『ヘルモスの爪』を持ち、ラフェールに勝負を挑むも敗北してしまう( 舞が「ドーマの力もオレイカルコスの力も、もう必要ない」と言っている事からラフェールがオレイカルコスの結界を使用した事になる)。
最終的に、オレイカルコスから開放されて回復するが、KCグランプリには参加しなかった。ちなみにKCグランプリ編以降は城之内とは会っていない。
最終回エピローグではヴィヴィアンとのタッグで迷宮兄弟とデュエルを行っていた。
なおGX(漫画版)では、遊戯.海馬.城之内らと共に「伝説のデュエリスト」の一人となっており、どの世界線でもバトルシティ後もデュエリストとして好成績を残しているのであろうと推測できる。
杏子以上のお色気担当?
その場にいた(獏良を除く)男性陣全員を魅了してしまう美貌と色気の持ち主で、城之内や本田に『ゲロマブ』『舞ちゃん(ファンコール)』と言わしめた。
遊戯のことも『遊戯ちゃん』呼びし、杏子にヤキモチを焼かせた(遊戯以外の鼻の下を伸ばす男性陣にも切れているため、紅一点役を奪ったことに切れているようにも見えるが、似た対応をされていた静香には何も言っていなかった)。
男性陣に夕飯の支度をするように言うなど、男性をこき扱ってしまう高飛車な一面もある。
なお、東映版では杏子の親友役は野坂ミホが担当し、遊戯と仲良くなって杏子にヤキモチを焼かせる美少女役はアニメオリキャラの影山リサが担当し、静香の登場が早められ、城之内のロマンス要素が増やされた。
原作序盤は遊戯の母親が一話しか登場しないなど、舞や静香やブラック・マジシャン・ガールが登場するまで男女バランスが悪かったのが分かる(舞が登場した後はセクシーなデュエルを求める読者が増えたとか)。
城之内との関係
彼女と最も関係が大きいのは彼である。
出会い頭には、城之内(正確には舞から見た「年下のボウヤ」である遊戯一行全員)をいつも群れているカルガモ(ひよっ子という発言も使うため、おそらく雛)扱いして城之内を怒らせてしまう(海馬の城之内の「凡骨」扱いに似たエピソードであり、こちらは反応がギャグ。本田は城之内に「そんなかるがるしく」と言って追い打ちをかけた)。
最初は城之内を遊戯の腰巾着としてみていたが、敗北してしまい、彼の存在が気にくわないでいる(ギャグシーンで使われていた城之内の犬並みの嗅覚が仇になった)。
ダイナソー竜崎を使って彼に城之内を倒させようと考えたが、逆に城之内が『真紅眼の黒竜』のカードを手に入れてしまうきっかけを作った。
闇のプレイヤーキラーで奪われたスターチップを遊戯が取り返したが、最初は受け取る気はなかった。
しかし城之内の説得により、本選で彼等と戦う決意を抱いてスターチップを受け取った。
本選敗北後、キースによって参加証カードを盗まれた城之内に自らの参加証カードを渡す。
バトルシティでもアニメオリジナルはアニメ版のバトルシティ編において登場したオリジナルキャラクターマグナムとの戦いでも彼から声援を受ける。
城之内がバトルシティでリシドと対戦した際、レプリカのラーの翼神竜が原因で神の逆鱗を受けてしまい昏睡状態になった時、原作では城之内の夢に出てきたのは遊戯と仲間達だけだったが、アニメ版では舞も登場している。
さらに、闇マリクの罰ゲームを受けて昏睡状態となった彼女の為にと、城之内はマリクを倒す決意を抱く。
ドーマ編では城之内を超える意思を強く持ち、彼を倒す事ばかりを考えていた。
だが、3回目のデュエルでオレイカルコスの呪縛から開放されたが、彼を倒した事で強い後悔を抱き、ケジメとしてドーマを倒す決意を抱いた。
デュエリストとしての実力
女デュエリストとしてはトップ級の実力であり、王国偏ではベスト4まで残り、バトルシティ編でもイシズと共にベスト8まで残る。
その戦術性はダイナソー竜崎を上回り、王国編決勝戦では闇遊戯を窮地に追いつめる程である。
しかし、一方ではカードに数種類の香水をつけ、その匂いによってカードを識別する「香水戦術(アロマ・タクティクス)」という明らかなマーキング的戦術を用いており、王国編ではそういった面で決闘を有利に進めていた。ちなみにこの戦術は城之内に看破され、それ以来は使用していない。
ドーマ編ではドーマの力によりさらにパワーアップして、ペガサスをも倒した。
使用デッキ
主に「ハーピィ・レディ」を中心としている。
王国偏では、仲間を信じない一心で1人で戦う信念を込めてるのか『ハーピィ』系モンスター以外のカードを入れていない。
しかしバトルシティ編では「アマゾネス」等の女戦士をモチーフとしたカードを好んで使用する。王国編ではハーピィ・レディをあらゆるカードで徹底的に強化する戦術を得意としており、バトルシティでは、アマゾネス系サポートカードも入れていた。
だがドーマ編では再びハーピィ・レディ中心のデッキに戻され、その強さは以前よりはるかに高くなっている。
アイドルカードと呼ばれる美少女・美女系統のカードが多いのは、本人によれば自分が全然ガーリーじゃないかららしい。
使用カード紹介
舞の代表すべきカードであり、女性的印象が最も高いモンスター。
さまざまな装備カードにより大幅に強化される活躍を見せた。
『万華鏡ー華麗なる分身ー』の効果で三姉妹に分裂したハーピィ・レディの姿。
これらのカードコンボで、『ハーピィズペット竜』を強化させたり、『ラーの翼神竜』の3体分の生け贄に捧げたり、また『ハーピィ・レディー鳳凰の陣ー』でのカウント数を増やすなど、さまざまなコンボを披露した。
OCG版では3姉妹の姿が1枚のカードとして扱われている。
アニメ版にのみ使用した『ハーピィ・レディ』のリメイク版カード。
攻撃力1800と元祖のより高い。
元々の攻撃力1300と低い欠点を補える為にと使用していた可能性が高い。
ハーピィ・レディの忠実な僕にして舞の切り札。
彼女が使用するモンスターの中での唯一の最上級モンスターである。
関連イラスト
関連タグ
ギャグ担当(原作のみ)
ジョン・クロード・マグナム:アニメ版にのみ登場する舞に惚れているハリウッドスター。詳細は個別記事参照。