ぶっとび、おどろき、野球バラエティゲーム!!
概要
ニンテンドースイッチにて2021年に発売されたゲーム。
パワポケ1・パワポケ2のリメイクで、パワプロ5の外伝でもある。
なお、パワポケシリーズのリメイクはゲームボーイアドバンスの『パワプロクンポケット1・2』以来である。そしてパワプロクンポケットの名を冠するゲームが発売されるのは実に10年ぶりである。
新育成モード「サイバーバル」も収録されている。
歴代シリーズを踏襲したモードも実装予定との事。
俺のペナントはアプデで搭載。
地味に携帯ゲーム機モードがあるニンテンドースイッチ故に気付きにくいものだが、実は初めての据え置き型ゲーム機で出るパワポケである。ただし、過去作はGBC~GBAの頃はスーパーゲームボーイ(SFC)やゲームボーイプレーヤー(GC)でもプレイできたが。
しかも本家パワプロと同じハードに出るのも珍しい。
※熱闘!パワフル甲子園等は本家として扱わない場合。
元コナミの外部スタッフの協力も得ているとの事。
※シナリオの著作権の関係?
仕様
野球部分
野球システムは『実況パワフルプロ野球(Switch版)』がベースである。(IGNより)
その為「捕球」の影響が大きくなっている。
サクセス由来のアレンジチームが無くなった代わりに「1・2」に登場する固有キャラの選手能力が収録された。
「1」「2」「1・2」同様超特殊能力は登場しない(超特殊能力の登場は3以降)。
猪狩守等のパワターはパワポケ仕様に変更されているたげでなくら本作出身のパワターは基本的に帽子が平べったい。
極亜久高校編のモブはザコプロに、ドリルモグラーズの味方モブは旧パワプロ君のパワターが使用されている。
モブキャラ用の汎用顔グラ(細長い顔)はパワター化しなかった。
パワプロに登場する「オーバーオール」(選手能力を評価する数字)が実装されているだけでなく、登坂タイプの実装やパワポケにはシナリオ以外で二軍が存在したりとパワプロに近いゲームデザインになっている。
パワプロ2020初出のウグイスの一部がなくなっている。
逆に本作出身のウグイスはパワプロ2022にあまり移行されていない。
ドリルモグラーズ編の実在球団、プロ野球選手は架空の球団・架空の選手に変更されており、その球団名もパワポケダッシュに登場した架空の12球団である。
野球観戦の場面でテキストが差し替えられていない仕様が確認されている。
「堂前英男」が実況担当である。
サクセス
パワプロ君、外藤侠二等のイラスト立ち絵はドリル株式会社が新造。
ゲームキューブの名前等がそのままなのは年代の変更が時系列後半の描写と矛盾するためと思われる。
ただし野球のルールは最新のものに変更されている。
テキストはあかつき高校で、試合中のUIではあかつき大付属高校名義になっている。
- 「コロス」が「ユルサン」に変更。
- 正金天功が「まさかねてんこう」に変更。
- 身砕流北高校が「美彩流喜多高校」に変更。
商業的評価
残念ながら初週売上ではパワプロswitchを下回ってしまっている。
原因としては現状のやり込み要素がサクセス以外に対戦、サイバーバル、ミニゲームくらいしかないなど、あまりにモードが少ないことが挙げられる。特にペナントすらもないのは致命的と言わざるを得ない。
更には収録されている球場も10個とパワプロswitchよりも少なすぎることも影響を受けている。(仮にクラウンスタジアム及び各球団の本拠地を収録して23個くらいになったところでどっこいどっこいの結果となったので駄作には変わりない。)
発売当時は早期購入特典で『パワポケダッシュ』のDLCが付いていたため実はこれを含めればそこまでボリューム不足というわけではないのだが、やはり本編にもっと力を入れて欲しかったところ。
また本作の売りであるサクセスの魅力に関しても、本家と要素が被ってしまっている事が挙げられる。
そもそもパワプロシリーズ自体がサクセスやキャラゲーとしての面白さなど、野球要素以外の多数の魅力もあって売れているコンテンツである。
実際パワプロは一時期売上を落としたものの、2016で旧作にいた多数のキャラと試合できるパワフェスが登場してから売上がかなり回復した面がある。
その点だと本作はサクセスが凝っているものの白瀬やヒーローといったパワポケの有名キャラがまだ登場せず、パワプロ側も猪狩兄弟くらいしか人気キャラが出ない(しかもそれほど出番がない)ため、どちらのファンを引き付けるにも厳しい所があるのは否めない。(しかも野球バラエティとして動き始めた『3』より前の作品、ましてや『1・2』の焼き直しでは刺さる人が限定的になってしまう。)
パワポケRの製作者が「パワプロは野球ゲームとして、パワポケはそれ以外を楽しんで欲しい」と語っているが、正直言って本家がなぜ売れているかをよく理解していないと言わざるを得ないだろう。
公式動画
投稿作品
その後の展開(パワター)
凡田大介(本作仕様)・水木卓・倉刈仁志の3名がパワプロ2022に登場した。
仕方ないことだが、ハイパー亀田など脱落者がいるのが残念。
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外部リンク
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