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パワポケ9

ぱわぽけきゅう

2006年12月7日にコナミデジタルエンタテインメントから発売されたニンテンドーDS用の野球ゲームソフトである。
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概要編集

パワポケシリーズ本編第9弾とDS版2作目。野球部分の更なる改良が行われている。当初はイベントでの配布用に作られたミニサクセス(詳細は後述)が収録されている。また、外伝作パワポケダッシュで採用されていたカード野球が今作にも導入されている。


『パワポケ3』、『パワポケ6』に続いてシリーズ3度目となるアマチュア野球編。表サクセス(さすらいのナイスガイ編)裏サクセス(スペースキャプテン編)ミニサクセス(少森寺編)の3本立て。

武美と9主エリが戦闘機に乗った場合【パワカプ2】逃げ出せ!少森寺!!

さすらいのナイスガイ編登場キャラ編集

主人公(しゅじんこう)

風来坊

各地を旅し、放浪していたさすらい人。過去に野球経験もある謎の男。自分の誕生日すら知らず、問われるたびに適当な日付を言っている。歴代主人公で唯一無精髭を生やしている。

偶然立ち寄った遠前町にて大人に絡まれていたカンタを助けた際にブギウギ商店街の危機を知り、商店街を復興させるために奮闘することとなる。


パワポケ7に登場したレッドではないかと言われているが真相は不明。


神田 カンタ(かんだ カンタ)

本作での主人公の相棒キャラ。ブギウギ商店街にやってきた主人公と最初に仲良くなった小学生。歴代シリーズのメガネ一族に酷似しているがメガネ一族でない。口癖の「やんす」は『亀田のおじさん』(亀田光夫)の影響であり、母親がいるときやまじめな状況では「やんす」をつけないで話す。母親の奈津姫と二人暮らし。


ブギウギビクトリーズ編集

権田 正男(ごんだ まさお)

25歳。ブギウギビクトリーズのキャプテンで、両親と魚屋を経営している。乱暴かつ一本気な性格。元はビクトリーズのキャプテンであったが、佐和田監督によって主人公にキャプテンの座を明け渡すことになった。助っ人達がスタメンで元からいた人間がポジションを外されていることに強い不満を抱いている。奈津姫に淡い想いを抱いており、佐和田によるキャプテン交代をはじめ、風来坊以下の助っ人勢によって旧来のメンバーが追いやられた事に反発し、木川や並木を引き込んで助っ人の去就を賭けた紅白戦を仕掛けた。

凡田のことを亀田と間違えるイベントがあり、亀田とは面識がある様子。


木川 則夫(きかわ のりお)

ブギウギビクトリーズの選手。以前は親の脛をかじって暮らしていたが、それを見かねた両親が物価の安い東南アジアに移住した為に現在は1人で古本屋を経営している。

ビクトリーズの投手を務めるが、能力はそれほど高くはない(モブ選手よりは高いが)。


並木 潤一郎(なみき じゅんいちろう)

ブギウギビクトリーズの選手でブギウギ商店街の巡査。非番では野球練習に参加。親切で職務に忠実。気弱で流されやすいが、皆に親しまれている。マンネリした生活が嫌いで、カニ怪人から話を聞いて以降、刺激のある生活を望んでいる。そのため、カニ怪人にワルクロ団を続けてほしいと頼んでいる。


大村 鉄治(おおむら てつはる)

ブギウギ商店街振興会長。金物屋「大村金物」の店長で元々は選手でもあったが腰を痛めて野球が出来なくなる。その後はブギウギビクトリーズ監督をしていたが、ブギウギ商店街振興会長との兼任は厳しいと考えたため、佐和田を起用した。出世欲はなく、店を大きくするつもりもないが、自分の仕事には誇りを持っている。


青島 三郎(あおしま さぶろう)

ブギウギビクトリーズの選手。商店街の一角で開業医を営んでいる。主人公の各種治療も受け持つ。ツケ払いは通用しないが、本当にお金が無い者には無償で治療してくれる模様。


佐和田 勝(さわだ まさる)

『7』に登場した花丸高校野球部の元監督。甲子園優勝の年に監督を辞めていたが、大村会長の知り合いからブギウギビクトリーズの助っ人監督を任された。相変わらず無責任だが、以前よりは人生を楽しみ『7』と比べ性格が結構丸くなった。ジャジメントスーパーとの問題が解決した後は再び監督を辞め去っていった。


助っ人編集

寺門 男(じもん だん)

序盤の定期イベントで登場し、必ずブギウギビクトリーズに助っ人として加入する選手。20年以上も少森寺で拳法を学んでいて、寺以外のことは何も知らなかった。町に出てから技のキレが悪くなったと言われているが、カンタに拳法の技を見せて感心させる場面もあり実力は健在。チーム加入後は商店街のパチンコ店に住み込みで働いている。アルバムではビクトリーズを辞めた後、頭を丸めて少森寺に戻った。ミニサクセスでも登場する。


ピエロ

ブギウギビクトリーズに助っ人として加入する選手。独特の口調で話し手先が器用。素を出す時は普通に喋り、落ち着かないと語尾に「ピエロ」が付く。

主人公は彼の顔を気持ち悪いと思っているが、彼自身はかわいいと思っている。元はサーカス団でピエロをやっていたが、夏目准のことが好きになり、それが引き金となってサーカス団から逃げ出してきた。


ムシャ

ブギウギビクトリーズに助っ人として加入する選手。主人公には彼が鎧を着た武士に見えるが、他の人間からは普通の人間に見えている。その正体は過去の罪のせいで成仏できない武士。子供好きだが犬嫌い。生前は妻と子供が4人いた。亡霊である為に実体を持たず、また自分の意思次第で鎧を着た武士の姿を見せることも、それ以外の姿や全く姿を見せないことも出来る。


電視 炎斬(でんし えんざん)

ブギウギビクトリーズに助っ人として加入する選手。いつもパソコンを手放さない怪しい男。この名前はハンドルネームであり、その世界ではかなり有名人。パソコンスキルは非常に高いが、パソコンの電池が切れると本人も停止してしまうという体質を持っている。その際は電池を鼻に詰めてもらうことで復活する。夏目准に好意を持つが、終始彼女を困惑させるだけであった。


カニ怪人(カニかいじん)/勝野 太一(かつの たいち)

ブギウギビクトリーズに助っ人として加入する選手。『7』からの登場だが、ヒーロー達の事は忘れている。遠前町にネオワルクロ団の秘密基地を作るために下見に来たが、主人公から野球に誘われチームに加入することになる。


正体は『7』序盤で行方をくらました勝野 太一。ヒーロー達に誘拐された後、怪人量産マシーンによってカニと融合させられて現在の姿となった。アルバムでは黒野博士に自分のクローンを製造してもらい、クローンの方を人間に戻して実家へ帰した。


水間 美偉斗(すいま びいと)

ブギウギビクトリーズに助っ人として加入する選手。高校時代は甲子園出場経験もある剛腕投手だった。得意な球種はスローカーブと速球。野球部のマネージャーと海に行ったときに溺れたマネージャーを助けようとして自分が溺れてしまい、マネージャーからは嫌われてしまう。泳げるようになるため水泳部に入った過去を持つが、未だに泳げず主人公と出会った時は河川敷でおぼれかけていた。


白 徳仁(はく のりひと)

ブギウギビクトリーズに助っ人として加入する選手。主人公とは以前からの知り合いだが、詳しい言及はない。外見とは裏腹にまだ20代。色々な知識を使って色々な問題に割り込もうとしているが、本人に悪気はないつもりである。人付き合いが苦手なため、いつも分かりにくい話し方をする。話し方は単なる歴史マニアのためで、自分自身も何を言っているのか分からなくなることも。卓球ではブギウギ商店街最強。


城田 鉄幹(しろた てっかん)

ブギウギビクトリーズに助っ人として加入する選手。レストラン・ブランネージュの親会社の代表者。『8』で登場した雪白冬子の家のコックでもある。料理人としての腕前は不可解なまでに超一流であり、主人公の食べ残しから美味しい料理を作り出すことができる。だが、夏菜に忘れられているなど影は薄い。見た目は太り気味で人の良さそうなおじさんであるが、過去には同じく雪白家に仕える牧村と組んで暗殺者として活動していた経歴を持つ。


彼女候補編集

広川武美(ひろかわ たけみ)

商店街で開かずの漢方薬店を経営。奈津姫とは同級生で、奈津姫の休日は代わりにカレーショップ・カシミールの手伝いをしている。その正体は・・・。


山下貴子(やました たかこ)

商店街で米屋を営む山下隆雄の一人娘。母親はいない。高校生であるが、料理の腕前は高い。異性をあまり気にしない性格であり、また初対面なのにも拘らず主人公にコロッケを恵み、これを機に主人公と知り合うことになった。

パワポケシリーズでは珍しく、シリーズ全体の世界観設定に絡まない普通の彼女候補であるが、実はその正体は幽霊で、主人公と出会う前に交通事故で死亡していた。


霧生夏菜(きりゅう かな)

レストランで働いているウエイトレス。男勝りな口調で話すさっぱりとした性格。店の裏口でしょっちゅうサボっているようにも見えるが、仕事は真面目にやっている。当初は主人公に対して「おっさん」と呼んでいた。母親はすでにおらず、考古学者の父親と2人きりで暮らしているが、父娘の仲は良好で、彼女も父を慕っている。父親のお土産であるクマのぬいぐるみを大切にしており、家では趣味で料理をしているらしい。実は・・・。


温水ちよ(ぬくみず ちよ)

劇団アタッテ砕けろの役者。将来は女優になることを目指し、演劇を続けている。演劇関係でたくさんのお金が使われてしまうため、さまざまなバイトをしつつ質素な生活をしている。倹約質素が板についており風呂は流し場だったが、主人公と同居を始めてから恥じらいを窘められる。12月の公演では自ら演出家も務めた。劇団内では最も売れっ子であり、憧れる団員も多い。芸名は「流れ星ポエ夢」。幼少期に事業の失敗が原因で、両親や姉と生き別れた過去を持っている。

後に公演がとあるテレビ関係者の目に留まり、地上波デビューへの道が開ける・・・。


野崎維織(のざき いおり)

いつも喫茶店で本を読んでいる女性。言葉が少なく物静か。重度の面倒くさがり屋であり、外に出るのが面倒という理由で一週間レトルトカレーだけで過ごしたこともあるが、やるときにはかなり凝る。だが、潜在能力は極めて高く、ピアノの国際コンクールで何度も金賞を取っており、学生時代には様々な論文を書き、多くの場所で読まれているほど。

その正体はIT関連の大企業のNOZAKIグローバルシステムの社長令嬢であり、次期社長である。喫茶店のマスターである世納とは実家からの付き人であり、喫茶店も彼女の好みに合うように


神田奈津姫(かんだ なつき)

商店街の近くでカレーショップ・カシミールを営んでいる。4年前に夫を亡くしており、その後女手一つでカンタを育てている。商店街の人たちとも仲が良く、色々と協力して貰っている。カシミールは休日に武美も手伝いに来ている。

昔はソフトボールのサードを経験していて、11月4日の紅白試合では主人公側に参戦してくれる。他の選手に比べると選手能力は高い部類に入る。


その他編集

椿

青いマントにテンガロンハットを付けた、金で動くトラブル解決屋。仕事のためにわざとトラブルを起こすこともある。主人公とは腐れ縁で、昔は主人公と組んで「ヒーローの真似事」をしていたこともあったらしい。野球をしていた経歴もある謎の人物。サクセスの一部の試合では相手チームの選手として参戦し、対決することになる。


ミニサクセス(少森寺編)編集

このサクセスは試合が一切なく、ただひたすら練習とミニゲームをするだけの簡易サクセスである


主人公(しゅじんこう)

小森寺(こもりでら)と間違え少森寺(しょうしんじ)に来て入門、修行する羽目になった野球少年。


三田 輝家(さんだ てるいえ)

夏休みの間、少森寺に修行しに来た高校生。本サクセスにおける相方メガネ枠。相棒では初めて帽子を取った姿で、とがった坊主になっている。弱気で心配性な性格であり、事件に巻き込まれやすい。将来は一人静かにマニアライフを楽しむのが夢。


寺門 男(じもん だん)

主人公が寺を訪れて最初に会う修行僧。本作は『9』(表サクセス)の前日譚である為に、本作で登場した寺門は『9』の前日譚の寺門で髪も丸坊主。


光山 平七(みつやま へいしち)

少森寺の主人公達の先輩。中国拳法マニアで、それ以外の格闘技は嫌い。拳法の知識はかなりのものだが実力が伴っていない。素人なのに自分よりどんどん上達していく主人公を妬み何かと嫌がらせをしてくる。


松竹 珍(しょうちく ちん)

少森寺の主人公達の先輩。格闘家にとって首の筋肉が重要と思い首ばかりを鍛えた結果、胴体と繋がる事になった。どこからどう見てもキノコである。その為に主人公から「キノコ」、苗字が「松竹」である事から、三田から「マツタケ先輩」と呼ばれる。


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