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パワポケ2

ぱわぽけに

「パワプロクンポケット」の第2作目で、2000年3月30日にゲームボーイカラーで発売され、2004年4月にパワポケ1と一緒にGBA版でリメイクされた。
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概要編集

『パワプロクンポケット』シリーズの第2作目。前作のパワポケ1のパワプロシリーズの外伝作品から、本作からパワプロシリーズと独立したシリーズとなった。ただしダイジョーブ博士や猪狩など一部キャラはこの後も少なからず登場する。パワプロキャラ対戦モードでは実際のプロ野球12球団を使用できるようになった。サクセスでは表サクセスに加えて今作から裏サクセスも遊べるようになったほか、おまけではサクセスでプレイ出来るミニゲームをクリアすることにより、遊べるようになった。


2004年にゲームボーイアドバンスで『パワプロクンポケット1・2』

2021年にニンテンドースイッチで『パワプロクンポケットR』としてリメイクされている。


サクセスモード編集

ドリルモグラーズ」編編集

表サクセスはドリルモグラーズ編。ドリルモグラーズに入団した主人公だが、チームは万年Bクラスで大赤字であり、解散のウワサが絶えない球団だった。そんなチームを主人公は生まれ変わらせようと奮闘していく。

前作同様3章構成。前作のように部員を集めたり、勝利することが各章のクリア条件ではなく、各章一定の世間評価がなければたとえ全勝してもゲームオーバーになる。(意図的に下げなければ極端に低いことにはならない)。

本作の独自コマンドにお祈りコマンドとプレッシャーシステムがある。お祈りコマンドは練習やイベントで増減し、一定数溜まると野球仙人を呼び出せ、体力回復や経験値取得、アイテム入手が可能である。それぞれ松・竹・梅のコマンドがあり、消費ポイントが多いほどより効果が大きいイベントが発生する場合が多いが、あくまでもランダムであり、梅コースと同等の効果しか得られない場合もある。

プレッシャーシステムは前作の血の気システムと同じで高い状態だと練習しかできなくなり、ケガ率も上昇してしまう。

後のシリーズにも引き継がれたシステム編集

今作からアイテムとマニアシステムが導入された。アイテムは各イベントなどで入手でき、パワピタDなどの体力ややる気を上げる消耗品と持っていることで経験値が変動する装備品、持っているだけで効果が発動する持続品アイテムがあり、ストーリに大きく関わってくる。

マニアシステムは各イベントやマニアショップに行くことで溜まり、一定数超えると月末にマニアショップしか行けなくなってしまう。マニア状態でクリアすると専用のエピローグなどが追加される。

登場人物編集

主要登場人物編集

  • 主人公

大学4年にモグラーズからドラフト6位で入団。本来はプレーヤーが希望球団を選択した球団に入団を望んでいた。見た目は前作の主人公そっくりで彼の知人からも指摘されている。高校時代は甲子園に出場できなかった。シリーズでも珍しく複数の彼女が持てる。流れやすい性格で些細なことで色んな病気にもなる。

主人公と同期ドラフト7位で入団だが、年俸は主人公より高い。メガネ一族の長で、それらしく投手能力もさることながら打撃能力も高い。相当なマニア。3年目に世間評価がギリギリだと希望したチームの最後の一枠を巡って争う。後作にも引き続いて登場。

  • 古沢小一郎

主人公達の先輩で、2軍では最年長。実力はあるが、持病の腰痛持ちのため1軍と2軍を行き来している

古臭い親父ギャグを披露するほか、家電には弱い。後の作品にも登場する。

  • 畑山 憲男

主人公の先輩で走力はチームトップ。動物好きで中にはワシントン条約すれすれのも勝っているほど。

主人公の先輩。素質はあるが不真面目な性格のため一軍と二軍を行き来している。後の作品にも登場する。

  • 倉刈 仁志

主人公の先輩。かなりの貧乏人で寮から電気、ガスを引いている。二人の子供がいる。

上記の4人は2年目にミニゲームにプレイしクリアしないと退団してしまう。

  • ドミオ バンデラス

二年目にやってくる助っ人選手。能力は高いが大リーグ出身ではないため、オーナーから3年目まで1軍に昇格することはない。日本語は流暢に話すが、勘違いしたことわざを連発するなど、どこかズレている。寮の部屋が足りないため、凡田と相部屋。彼のみ退団することはない。次作にも登場。

球団関係者編集

  • 野々村 耕造

モグラーズの監督。主人公に奮起され、チームを纏めてゆく。

  • 磯田 修一

モグラーズ2軍コーチ。練習は放任主義。主人公や凡田の影響からかマニアに絡むイベントも。

  • 槌田

モグラーズ1軍コーチ。秋のキャンプに視察にくるほか曽根村と結託し、妨害してくる。

球団上層部編集

  • 任月 高志

モグラーズのオーナー。メンツとして所有しているが、あまりにも弱いため大量リストラや二軍廃止など理不尽な指示を出す。

  • 曽根村

任月の秘書で副社長。ワンマンな任月に代わり、実質彼が経営している。任月からの扱いに不満を抱いており、会長の座を乗っ取ろうと画策する。

  • 任月 駆

任月高志の息子。ドリルランドを運営しているが、親の七光りか実績は良くない。弓子に好意を抱いてる。

彼女候補編集

野々村愛(ののむら あい) - 20歳

監督の野々村耕造の一人娘で、モグラーズの球団食堂で働いている。数年前に母が他界し、現在は耕造と2人で暮らしている。球団買収後は父と共に去っていった。

山口幸恵(やまぐち ゆきえ) - 25歳

モグラーズの選手ご用達の小料理屋を一人で切り盛りする女将さん。主人公のことをよく気にかけてくれる。

小角弓子(おづの ゆみこ) - 22歳

ドリルランドの任月 駆の秘書を務める女性。中学、高校と主人公の野球部のマネージャーだった。雄二というプロ野球選手の弟がいる。実はある秘密があり、展開によっては命を狙われる。

園華霞(そのはな かすみ) - 18歳

売り出し中の若手タレント。キャンプレポートで主人公と知り合う。実は相当のマニア。

荒井紀香(あらい のりか) - 37歳

『1』に続き本作の外れ彼女候補で本作唯一中年彼女候補。荒井三兄弟の姉で主人公に強烈なアプローチ(ストーキング行為ともいう)をかけてくる。

2年前に前作の主人公と結婚したが、すぐに死別して未亡人となったところで主人公と出会う。物語では何の前触れもなく現れ、出会うと強制的に彼女になり、そのやり手は前作以上のとんでもない疫病神。

ライバル編集

主人公の後輩で弓子の弟。ドラフト3位で主人公が希望していた球団に入団する。2年目の2軍戦と3年目の日本シリーズで対戦する。かなりのシスコン。

  • ハイパー亀田

プロペラ団関係イベントを進めていると日本シリーズで相手チームに登場。能力は相当高い。

その他編集

  • 野球仙人

神様ポイントが一定数溜まると呼ぶことが出来、主人公を手助け(?)してくれる。今作からゲームオーバーになった場合、攻略のヒント(?)をくれる場合もある。

前作にも登場した迷惑トリオ。球団職員に就いており、甲子園で優勝したことを鼻にかけたり、主人公の部屋に押し入ったりしてくる。


サクセス戦争編編集

本作の裏サクセス。『2』の時点では裏サクセスではなくおまけ扱いで、名前も最初は「サクセス戦争編」でリメイク版『1・2』に伴い名前が「戦争編」に変更。登場人物全て『2』の人物だが、一部『1』『2』共に登場した人物も登場。最長で200週までプレイ出来るが、運の要素が非常に高く難易度が高いため、運が悪ければたった1週でゲームオーバーになることもザラにある。そのため開発の編集部でも200週までプレイ出来た者は2%ほどだったほど。一応逃げ道として41週以降は司令室にいる時のみ、「脱」を選択するとリタイアすることが出来、選手登録ができる。モチーフは第二次世界大戦および太平洋戦争での旧日本軍であり、人物の言動やイベントにおいてモチーフとなっている場面が存在する。


『4』以降のRPG形式の裏サクセスではなく、表サクセスと同様にコマンドを選択しながらフラグを立てつつ、能力の経験点を取得して強化する方式。そのうちミニゲームとして「地雷だドッカン」があり、ルールはマインスイーパーと同じ。後のシリーズでもハード移行の境目の作品はこのミニゲームをベースとした育成モードが搭載されている(『3』は「ドキドキ地雷パニック」、『8』は裏サクセス名義で「昭和冒険編」)。



外部リンク編集

パワポケR|パワプロクンポケットR公式サイト

パワプロ・プロスピ公式Twitter

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