概要
『パワポケ』第1作から登場する彼女候補。三姉妹の長女で、『1』の時点で32歳。荒井三兄弟の姉でもある。
パワポケに限らず、パワプロのサクセスモードにおいては基本的にやる気や体力、特殊技能という面で有利に働くのが彼女である。それ故に彼女を作るにはある程度の練習量がトレードオフになる場合も多い。
そんな中で紀香はやる気や体力など、育成効率に関わるステータスに悪影響を与えてくることが多く、パワポケ1、2においてはいわゆる外れ彼女候補の扱いとなっている。バッドステータスが付く頻度も比較的多い。
とは言え多くの場合彼女自身には悪意が無く、単純にやることなすことのほとんどが主人公にとってマイナスになっているだけである。とはいえその性格は一言で言えば独善的。
ただし、彼女として愛を深め、最高評価にて3年目の誕生日を迎えた暁には野球超人伝を誕生日にプレゼントしてくれる。なお、GBA版1・2ではこれが超特殊能力を獲得する唯一の手段である。
2以降は本編に登場しないが彼女の親族と思われる人物が渦木刑事やマダラの奥さんらしい。
そしてもちろんＲにも続投。リメイクなので当然だが。
各作品での活躍
表サクセス
彼女の最も厄介な点は、基本的に彼女になるか否かがランダムで完結してしまうという点にある。
1（極亜久高校編）においては『都合3度のそこそこ頻度が高いランダムイベントが起きるだけで彼女になってしまう』という点であろう。その上よくある『続発イベントを阻害する選択肢』などという甘っちょろい物もなく、紀香が告白まで持ち込んでくるか否かは完全に運任せとなっている。1では彼女評価の上昇、告白イベント共にランダム性が高く、他の女の子を狙って告白イベントを待っている最中に紀香が3回現れてしまうともはや最悪の一語に尽きる。
なお、3度目の邂逅を果たしてしまうとどの選択肢を選んでも回避不能で恋人になってしまうという話がよくなされるが、実は条件次第では「ごめん」と答えることでやる気や血の気、莫大な仲間評価と引き換えにきっちりと交際を断ることが可能。せめて紀香が現われたら仲間評価を上げてみると良いだろう。
ただし、その条件というのが仲間評価が59以上であること。極亜久編はただでさえ亀田の影響で仲間評価が落ちやすく、またそれぞれの彼女評価ともトレードオフになるのが基本であるため、好感度を上げる対象を完全に一人に絞り、練習内容の調整やうろつきを駆使して仲間評価を稼ぎ、なおかつランダムイベントが上手く起きてようやくと言ったところ。結局、断るのが至難の業なのに変わりはない。妨害行動では仲間評価の上がりがいいので、どうしても回避したい場合はこちらを挟むと良いだろう。
2（ドリルモグラーズ編）においてはなんと『ランダムイベント1回で容赦なく即彼女になる』という理不尽がプレイヤーに襲い掛かる。
ただし、さすがにというかこのランダムイベントには一応前提条件が設定されている。その内容というのがダイジョーブ博士の誘いを断ること。これはこれでリスクがあるが、一応タフ度や体力回復なら成功率が高い上に失敗しても巻き返しは可能である。
なお、2では恐ろしいことに1で主人公とゴールインしたのが史実となっているらしく、その上1主人公が事故死したという衝撃の事実が判明する。そして紀香自身もこの時入った保険金に味を占めたようで時々2主人公も事故に見せかけて殺しにかかってくるという暴挙に出る。
裏サクセス
パワポケ4のRPG編では妖精の女王として登場。妖精の泉に来る主人公に乱暴を働く。フユノがいる場合にはフユノを引き取る。なお、RPG編の育成手段として、延々と女王のお世話になる方法がある。
パワポケ5の忍者戦国編では姫様として登場し「野球人形が見たい」と言いだし、3兄弟扮する家来とともに戦乱のきっかけを作る。
パワポケ7の大正冒険編ではウェイトレスとして登場。パワポケ1、2同様の迷惑ぶりを発揮する。
うろつきイベントにより仲間になってしまうのだが……
- 仲間にしない→野球人形のパーツを盗む
- イベントを起こした上で仲間にしない→野球人形のパーツを大量に破壊する。
- 仲間にする→パーティに入れないとお金を取っていくが入れたら入れたで途中で逃げ出す
と、八方ふさがり状態となる。ならばということで『仲間に入れた上で死亡させ、同データでは二度と出現しないようにしよう』とすると、何と蘇るというシステムを超越した挙動を起こし、高額の慰謝料と治療費を請求され、その後もカフェのうろつきに現れて金を巻き上げるわ、他のイベントと喰い合って出現率を低下させるわと却ってやりたい放題になる。
アプリ版
ドット絵のグラフィックで登場。
パワポケコラボの際、プレイヤーを応援してくれたようだ。
関連タグ
姫野カレン：パワプロにおける外れ彼女候補。
