概要
炒めた唐辛子とニンニクをトマトソースに加えて煮込んで作る。仕上げにバジルをのせたり他の具材も煮込んだりすることもある。
主にパスタソースとして用いられるがピザにも使われる他、日本ではあまり使われないが鶏肉をこのソースで煮込む料理もある。
アラビアータ(arrabbiata)とはイタリア語で「怒り」や「怒っている」という意味で、このため日本では『「怒りん坊風」という意味』として紹介されている。(実際にはイタリアでは「怒りん坊風」という意味合いでは使ってないらしい)
唐辛子を利かせているため、食べると怒ったように顔が赤くなることからこの名前がついたと言われている。
似たソースとしてフィレンツェにカレッティエラ(御者風)があり、違いはカレッティエラにはバジルではなくイタリアンパセリをのせるのと、他の具材は入れない点がある(フィレンツェ以外では具が入っていたり、バジルかパセリかは決まっていない様なので二つの区別は割といい加減らしい)
現代ではコチュジャンで辛みを出した韓国風トマトソースも存在するが、アラビアータとは別物であり、ロゼクリームと呼ばれることが多い。
サイゼリヤでもペンネアラビアータが提供されているが、辛味を抑えたソースとボリューム感でかなり本来のアラビアータとは別物になっている。