概要
イカ墨をソースに使うヴェネツィアの代表的なパスタ料理でありスパゲッティ・ネーロ(黒いスパゲッティ)とも言う。
正式な表記はSpaghetti al Nero di Seppie。
正式表記のセピエ(Seppie)はイカ墨を意味するsepia(セピア)に由来している。
イカ墨によって舌が黒くなるほどの黒色がつき、そこからイタリアで黒を意味するネーロ(Nero)が付けられたという由来がある。
またローマ帝国の皇帝ネロが好んで食べたからという説もあるがシーザーサラダ同様これには根拠はないとされている。
日本では馴染みがないがスパゲッティ・コン・ネーロ・ディ・セピエというイカ墨を練りこんだ乾麺もあり、魚介類のソースとよく合う。
ちなみにジョジョの奇妙な冒険第2部でジョセフ・ジョースターが初めて見た時は、インク入りスパゲッティだと勘違いし店員にいちゃもんをつけたが口にして気に入った。その時の店員の「おいぴーですよ」の台詞は代表的。
なお「タコ墨スパゲッティはないの?」と思う人もいるかもしれないが、一応作ろうと思えばできないことはないし、実際所ジョージの冠番組の1つ『所さんの目がテン!』で試作されたものを食べた際は「ウマい」と好評だった。しかしタコ墨はイカ墨に比べサラサラなので麺に絡まず、またそもそもイカに比べ墨の溜まった器官を取り出すのに手間がかかり、量自体も少ないためまず使われない(「所さんの目がテン!」で試作された時も、「店頭で出すとした場合にはかなり高額になる」と協力したシェフが語っている)。
関連イラスト
ジョセフよりも後の部に登場したリゾット・ネエロ。上記の「黒」が名前の由来。
イカ墨ということでイカ娘。
一番右に座っているのがジョセフ。
関連タグ
イカ墨スパゲティ:作品のよってはこちらのタグを使っている場合もある
ウィルナス:彼の場合はメシマズというわけではないのだが、料理の火力調整がうまくいっておらず、『ぐらぶるっ!』においてイカスミスパゲティと思わせておいて焦げたパスタが出された。創作作品では、稀にイカスミスパゲティと見せかけたこうした料理が出される事も稀にある。