概要
朝鮮半島を発祥とする辛味噌。コチュ(唐辛子)とジャン(醤=味噌の一種)が語源。韓国料理には欠かせない調味料。
粘り気のある質感と唐辛子による赤色の見た目が特徴。唐辛子特有の辛さだけでなく、麹由来の甘味がある。
テンジャン(日本で言う味噌)とカンジャン(日本で言う醤油)と並び、「三大ジャン」と呼ばれる。
しかし、発祥時期は最近で、韓国に唐辛子が伝わった18世紀ごろ。「三大ジャン」の中で一番新しい。
作り方
糖化させたうるち米やもち米と、唐辛子とメジュ(大豆麹)、塩を練り上げ、壺などの容器に入れて発酵させたもの。
メジュとは、大豆を柔らかく煮て潰し、四角形の整形したものを発酵させたもので、味の決め手になる。他の「三大ジャン」にも使われている。
使い方
韓国料理には欠かせない調味料で、様々な料理に使われている。トッポギやヤンニョムチキン、ダッカルビなどにも使われている。また、ビビンバのように、トッピングに使うことも。
なお、糖分を含むため、火を通すと焦げ付いてしまう。その為、火を通したあとに絡める方がよい。