本田ヒロト
ほんだひろと
城之内同様やや血の気が多くお調子者な部分もあるが、根はしっかり者であり、暴走しがちな城之内のなだめ役や、彼の惚けた発言への突込みをよく担当する。また義理堅く情に厚い性格で、決闘者の王国編ではDEATH-T編でモクバに助けられた事を理由に囚われた海馬兄弟の救出を買って出る。城之内とは中学時代からの旧友で、喧嘩仲間だった間柄。それ以前から城之内に畏敬の念を抱いていた様である。初登場時は遊戯を城之内と共にいじめていた他、城之内が気まぐれでちょっかいを出していたのに対して遊戯を執拗にいじめたり、遊戯にエロ本を買わせるなどのパシリに使ったりもしていたが後に城之内を通じて改心し親しい関係を築く。それまでは城之内と似た者同士であり、壁や柱にキックで八つ当たりする癖があった。
喧嘩は強いがデュエルは行わない(初期に、日常の一環として仲間に巻き込まれる形でマジック&ウィザーズ以外のゲームに参加したことは幾度かあった)。
また遊戯たちのデュエル中に別行動を取る機会も多い。バトルシティ準決勝前のバトルロイヤルの本質を見抜くなど、観察力に優れた一面を持ち、デュエルにおいても素人ながらプレイヤーの態度などから冷静に状況を分析できる。
アニメ第二作では御伽龍児がバトル・シティに同行しているため、こういった観察力を発揮する場面を彼に持っていかれた結果、非常に感情的な性格のコメディリリーフとなっており、デュエルでもルールはわかっているもののプレイヤーの意図を読めず的外れな指摘をし、後にその指摘を覆されることが多い。実際のプレイングセンスも皆無で、何度も遊戯達のデュエルを見ているにもかかわらず守備表示のモンスターならば基本的にダメージを受けないという常識もまともに理解できていない有様であった(なお、本田は原作初期から「城之内よりも冷静な突っ込み役と見せかけてそうではない」「頭に血が上ると冷静さを失う」というキャラ付けであり、アニメはこれに習ったものだと思われる)。
学力は低く、遊戯より下で城之内よりは上という程度で赤点や教師からの説教も山の如し。
爬虫類のようなツルツルした感触のものが大の苦手。
城之内よりも質素な服装を好み、「靴は履ければ下駄でも構わない」と語っている(城之内と美意識が異なるだけで謙虚な訳ではない)。
さらにバトルシティ編では城之内の妹である静香に好意を寄せており、静香への見栄やカッコつけが理由で、城之内にデュエルを教えたのは自分で、城之内は自分(本田)のような立派なデュエリストになることを目標にしているというとんでもない大嘘(実際に教えたのは遊戯の祖父である武藤双六で、目標の対象は遊戯である)を静香に吹き込んでいた。しかし本田は他作品の主人公のように嘘を本当にする努力をしておらず、最終的には乃亜編でBIG4とのデュエルでは静香を庇って敗北してしまい、その際に嘘をついていたことを白状した(城之内と静香への好意だけが伝わったのであろう)。
DEATH-T編では一度死にかけ、乃亜編では体を奪われてロボットのサルになったり、ファラオの記憶編ではバクラに身体を乗っ取られたりと、散々の災難に遭う苦労人だが、アニメ第二作での決闘者の王国編ではモクバの奪取を要求してきたバクラに対し、隙をついて彼の後頭部を暴打した後、奪った千年リングを森の中に投げ捨てるといった意外な活躍をしている。原作でも基本は同じで、バクラと共にモクバの救出を成し遂げ、同時に千年リングに支配されているのも気付いたが、ペガサス戦を控えていた遊戯の状況を鑑みて敢えて伏せていた。
家族構成は父と母、姉、甥のジョージが確認されており、ブランキーという雌の愛犬もいる(存在が明かされたのはデジタルペットの回)。
東映版では父の下の名前のイニシャルが「Y」なのが判明しており、同作で原作に登場しなかった私室が登場している(原作の不良の本田の部屋には見えない)。
ジョージの登場数は少ないが、非常に思いやっていることが判明している。
ジョージとブランキー以外は姿が出ないが、この漫画にしては家族の情報量が多い。
高校卒業後は家柄上、町工場へ就職したとのことだが仕事に納得行かず、愚痴をこぼしている。
角刈りとツーブロックを合わせたような髪型で、(遊戯王キャラの例に漏れず)、前髪がリーゼントのように突き出て一本の角になっている(城之内と並ぶと▽▲のようなバランスに見える)。
髪色は原作では黒髪で、アニメ版(東映、DM)では茶色がかった黒髪で、東映版は肌が地黒。原作ではヤスリ、アニメでは栗のような髪型をしている(「一角獣のホーン」とは特に関係がないらしい)。
原作遊戯王のキャラは砂漠のものに髪型が似せられていることが多いが、彼のモデルは日時計だろうか。
城之内よりも若干面長で海馬瀬人よりも若干顎が太い。
初登場時はモブ顔で、友闘7からレギュラー入りが確定した感じであった(WJ96年51号の表紙にも登場)。リアルファイトシーンで妙に悪党面になることも。
アニメでは城之内と区別するためか、影の薄さを紛らわすためか、たまに眉毛が矢印のように描かれている。
学生服は上着とワイシャツの両方をラフに着ていて、東映版では両方のボタンを締めている。
私服は城之内よりも落ち着いたデザインが好みらしい(獏良よりも色合いが濃く、御伽よりも飾り気がない)。
本人が「靴にはこだわらない」「臭いけど」と発言する通り、遊戯や城之内よりも作画泣かせではないシンプルな皮靴を履いている。
最終回で見せた生々しい泣き顔が第一話で牛尾さんに殴られた後の顔に似ている。
初代遊戯王での本田くん
1998年に放送されていた東映版では、1年でありながら生徒会長に立候補するも落選、美化委員になったという設定が加えられ、終始真面目キャラとして描かれる。その為学ランを全く乱して着ておらず、第1話でも遊戯をいじめる城之内を咎めていた。
当初は風紀委員長の牛尾を尊敬していたが、城之内の巻き添えを食う形で原作同様ボコボコにされたばかりか本性を露わにした彼が遊戯に執拗な暴行を加える様子を目撃して失望した。
城之内と遊戯の和解後、彼ら杏子とミホを加えた5人で行動することが多くなる。
原作と同様にミホに片思いしており、下手なポエムでスミレの花や小鳥、蝶に例えているが、当のミホにその気はないらしく、後に登場する獏良に一目惚れしている。
想いを寄せる野坂ミホの為に意見をコロコロ変えてしまう事も多く、時にはミホのパシリ同然の扱いをされる事もあった。
第2話では、校則違反でありながら杏子・ミホと共にバーガーワールドでバイトしていたのを城之内にツッコまれている。本人曰く胃に穴が空くほど悩んだ末の決断だったらしいが、ラストでは性懲りもなくミホと揃って牛丼屋でバイトしている。
第4話の冒頭では、朝早く待ち合わせたミホの頼みで限定販売の腕時計Dショックを買うべく長蛇の列に並んでいた。
第7話では周囲で流行するデジタルペットを当初は「下らん」「青春の無駄、腐敗」と断じていたが、ミホもデジタルペットを育成していることを知ってからは「現実世界もデジタル世界も区別すべきではない」と掌を返し、ペットコンテストの優勝賞品(オーストラリア旅行ペア招待)を求めるミホのためにペット育成を代行した。
シャーディーの策略に利用されたこともあり、原作でいう城之内を追いかけるゾンビ役が吉森教授から本田に変更になった(シャーディー編の舞台が美術館から童実野高校になり、美術館と吉森教授と私服のレギュラーは冒頭のみに登場し、本田とミホがアニメオリジナルの私服で登場、原作の本田と私服が異なる)。
ゾンビ化してもなお、城之内から『お掃除委員!』と呼ばれた際には『ビ カ イ イ ン だぁっ!』と答え、「お前、こんな時まで…!?」と驚かれた。
ゲームは自ら進んで行う事は少ないが、センスはあるようで目覚ましい戦果をあげている。
第3話ではマジック&ウィザーズの初プレイで城之内と対戦、『ゾンビ』を相性の良い墓場フィールドに召喚したことで城之内の『暗黒の竜王』に善戦し、勝利。
第7話のデジタルペットでは三日三晩かけて育て上げたデジタルスイーパー1号で鯨田のデビルマスターを倒すという成果を挙げた。
原作のリアルファイトのみを行うデュエルに参加しないキャラに対して、広く浅くゲームに嵌る器用貧乏風のキャラになっている。
原作・DMとは違って静香とのシーンは少ないものの、静香(薄い赤紫髪)とミホ(薄い青紫髪)が並ぶシーンがあったり、本田が「(静香のことを)知っていれば(城之内が誕生日に贈るぬいぐるみに)気持ち良く金を出した」と呟く意味深なシーンがある。
原作よりも出番が多く、『惚れた女の子(ミホ、静香)のために尽くす』、『(親友でありライバルでもある)城之内と張り合う』、『日常的な能力面(原作は不良の喧嘩、アニメは美化委員)で活躍し、ゲームには申し分程度に手を出し、時には行動が裏目に出てしまう』という原作沿いのキャラ付けが強調されている。
原作よりも不良行為に走らず、原作よりもゲームで頑張っているにもかかわらず、(利用される形以外で)ミホに気持ちが届いたことはない。
ミホに惚れていながら、アニメオリキャラの影山リサの名前を聞いた際に「名前がカタカナ二文字の女はぜんぶ外れ」と語って間接的にミホを傷付けてしまったこともある(ちなみに影山リサも紫髪の美少女であり、本田は城之内と共に鼻の下を伸ばしていた)。
原作・DMでは空気だが、このアニメでは脇役どころかギャグ要員として最終回まで存在感を維持し続けた。
世界一女にモテると思っている城之内に対し、宇宙一女にモテると思っている設定であり、城之内が失恋した時には慰める振りをして満面の笑みを浮かべていたこともある。
後に(遊戯王内と読者界隈の両方で)凡骨と空気のレッテルを貼られるとは知らずに…。
東映版遊戯王カード(発売元・バンダイ)の『特殊能力・おみそ』(みそっかすと頭脳戦のダブルミーニングだろうか)が一部の界隈で有名であり、その効果はゲームのルールが分からないので戦闘に必ず負け、相手の得点にならないというもの。
挿絵が美化委員の本田なのにもかかわらず、「ケンカは強い」と説明されている(リアルファイトだけはあの海馬よりも強いらしいが、金属のジュラルミンケースで殴られたらひとたまりもないのでは…)。
本作の準主人公格の克也くんが本誌で名前を「友也」と書き間違えられて作者が謝罪したのは有名な話だが、実は本田くんも友闘7で下の名前を「本田ヒトシ」と書き間違えられ、単行本の何版目かでこっそりと訂正された(ただし写植ではなく手書き文字)。
更には、東映版アニメの放送時のアニメージュやアニメディアに「城之内達彦」「本田雄一郎」という名前が幾度かに渡ってキャスト欄に記述されており(ソースが原作スタッフなのかは不明。「友達」「友情」から取ったネーミングだろうか)、下の名前を決めかねていたのが分かる。余談で、このアニメで父の下の名前のイニシャルがYなのが判明している。
更には、東映版アニメの番組宣伝で杏子がナレーターに「きょうこ」と呼び間違えられるミスがあり、このアニメで杏子は名字が「まざき」ではなく「まさき」なのでますます混乱する羽目に。
同時期にWJで連載されていたラブコメのサブヒロインも第一話の表紙で作者に下の名前を書き間違えられて作者に謝罪されており、キャラの薄さを自虐するキャラもおり、当時のWJの慌ただしさが窺える。
結局、遊戯王では「克也くんが友也くんと書き間違えられたミス」以外は公式に触れられなかった(WJの作者コメント、単行本の作者コメント、描き下ろしカットのメタ発言の三つで謝罪されている)。
アニメディアでは獏良が「獏狼」と誤表記されている記事、城之内の名前で海馬の画像が紹介されている記事(城之内の不良美少年という説明文もすごい)が取り上げられたこともあり、初代ゲームソフト『モンスターカプセル ブリード&バトル』(本田とミホは出ない)でも海馬が「瀬戸」と誤表記されていて、「うわー全滅だー!」とか叫びたくなってくる。
当時のWJは(遊戯やモクバのような変わった名前以外は)下の名前被りも多かったりする。
和希が「パズルのピースのように誰が欠けても成り立たない作品を目指した」と語る通り、なんだかんだで原作でもアニメでも集合絵では必ず描かれ、デュエル以外では優遇されているキャラである。ボボボーボ・ボーボボとのコラボでぬのハンカチを握らされたのも本田くんである。
本田の城之内に入れる突っ込み(稀に遊戯が巻き込まれる)、本田の城之内とハモる台詞、本田のボケ寄りの突っ込みがギャグシーンの火力を増しているケースが多い。
何気にアニメで半裸を増やされているという特徴も持つ。
ネット上ではDEATH-T編で本田が遊戯を助けて学生服の裾をブロックに挟まれるエピソードが人気が高く、同時にネタにされてもいる(和希に上着を肩にかけた描き下ろしカットが描かれたほど)。
TRPG編ではダイ大のマァム(初期)のようなマジックガンマン(後方支援型)であり、空気のようになくてはいけない存在なのが分かる。
城之内と同様、ロマンスに恵まれているのか恵まれていないのかよく分からず、カラー表紙で城之内と共にギャグ顔でラクダに二人乗りさせられていたこともあった。
好きな食べ物がお好み焼きに設定されているにもかかわらず、猪頭吾郎の登場回では未登場であり、後に「日本の星」と書かれた鉢巻きを巻いて猪頭に似た格好をしている(入学前に彼の本性を知らずにお好み焼きを食べていたのだろうか)。
なぜか苦手な食べ物である納豆がアニメ版の野坂ミホの好きな食べ物に設定されている。
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