プロフィール
概要
ダイナソー(恐竜族)デッキを使うデュエリスト。
西日本代表の全国大会準優勝の実力者(ただし、この大会に武藤遊戯や海馬瀬人は参加していない)。
後に城之内の象徴とも言えるカードである真紅眼の黒竜の元の所有者でもある(全財産で購入したにもかかわらず経済で困っている描写はないが金持ちかは不明)。
関西弁を使用し、一人称は「ワイ」である。ニット帽とベストを常時着用しており、ワイルドな風貌をしている。そのパワフルで高い攻撃力を持つ恐竜族デッキを主に使用する事からダイナソーの肩書きを持つ。
しかし、その輝かしい経歴の割に活躍に乏しく、度々かませ犬扱いされている。
作中一度も勝利した場面が無く、アニメを含めて作中で描かれたデュエルでの戦績は7戦0勝7敗。
なお、遊戯とは漫画・アニメ共に1度も戦った事は無かったりする。(ただしゲーム作品『封印されし記憶』ではプレイヤーが遊戯を操作する形で対戦する)
実は初代遊戯王の劇場版に彼に似た人物が登場している。この人物も海馬にボロ負けして泣きながら去っていくという情けない噛ませ犬な出番となっている…。
相手が海馬では仕方のない話である。
また、その映画では真紅眼の黒竜が作品内でのキーカードになっている。
曲がりなりにも『遊☆戯☆王シリーズ』における元祖恐竜族使いにして元祖レッドアイズ使いのはずだが、かませである為、印象が薄い。(後者は真紅眼の黒竜しか使ってない上自ら申し出たアンティルールで城之内の手に渡って以降の活躍が印象深いのはともかく、前者は良くも悪くもやたらキャラの濃い後輩が一作後に現れたのもありそうだが)
OCG・キャラデッキにおいて
彼とは無関係にレッドアイズ・恐竜族が強化される為、OCG基準でも非常に地味。
「闇竜族の爪」「ジャイアント・レックス」など使用カードは商品化は経験しているが、他のキャラクターが使用したカードを後追いで使用したに過ぎない。
その後、メガザウラーの派生カードである超越竜ギガントザウラーが登場した。
ダイナソー竜崎の強化として商品化されたわけではないが……。
続くDUNEで二頭を持つキング・レックスの派生カード双頭竜キング・レックス・竜王キング・レックスが登場した。
AC03でドーマ編における使用カードが商品化された。
活躍
王国編で初登場。
遊戯の部屋のテレビにて放送された前述の全国大会の決勝戦でインセクター羽蛾とデュエルする。
しかし二頭を持つキング・レックスで勝負を決めようとするも、罠カード《メサイアの蟻地獄》で捕縛されてしまい、返しのターンで《火器付機甲鎧》で強化された昆虫人間に返り討ちにされて敗北するという情けない醜態をさらす(読者から見ての)初デュエルとなってしまった。
その後、全国大会上位入賞者の実績から羽蛾と共にペガサスの主催する『決闘者の王国』での大会に招待され、王国に向かう船で私室に舞を連れ込むも、部屋を賭けてのデュエルに敗北したことで部屋を追い出された。
その後、島内で舞へのリベンジを申し込んだが、条件として「城之内に勝つこと」を要求されてしまい、城之内とデュエルすることになる。
エースモンスター・真紅眼の黒竜によりあと一歩まで追い詰めたが、欲を出して時の魔術師とのアンティを持ち出したのが裏目に出て敗北してしまい、真紅眼の黒竜も差し出すハメになった。
バトルシティ編でも、序盤でエスパー絽場に敗北し、早々に退場となった。アニメ版ではこの後、モニター越しに遊戯と海馬の準決勝を真剣な眼差しで観戦する描写が追加されており、両者の神同士の激突を「少しでも油断した方が負ける」と分析した。
原作での出番はこれで最後。性格は嫌みかつ好戦的で当初は城之内を見下していたが、アニメ版ほどの自己中な言動や悪事は特になく、むしろ不正を使わずに正々堂々とデュエルをしており、上記の真紅眼の黒竜の一件に関しても、城之内VSエスパー絽場戦の開始前には「絶対に勝てないからやめておけ」と忠告する描写も存在し、恨みを抱いたり根に持っている様子はなく、しかも真紅眼の黒竜を遊戯に取り返してもらった後な為、この件に関して城之内は申し訳なさそうな態度をとっていた。そのためか、一部の遊戯王関連ゲームにおいても紹介文では”悪人ではない”と記されたり、遊戯に敗北すると素直に認めたり、協力することも。
アニメ版
原作ではバトルシティ編で出番が終わっているが、アニメ版ではオリジナルとなるドーマ編等にも登場。
だが、原作とは大幅に性格が異なっている。
かつての全国大会準優勝の看板を引っさげていた際は、インセクター羽蛾と共に行動してファンの少年にサインを渡す条件として持っていたレアカード(しかも当時は登場しておらず、しかもその頃ならかなり強力なカードであったであろう冥界の魔王ハ・デス)をカツアゲしている等、悪辣な事をやっていた。
しかし、王国編で城之内に敗れた後は、羽蛾と共に落ちぶれる一方となり、かつてレアカードを巻き上げた少年にはサインを捨てられた挙句、その兄達に暴力を受けカードも取り返される始末だった(ただし、バトルシティではエスパー絽場から敗れた際に他のデュエリスト達から「あの竜崎が敗れた」と驚かれていた為、この時点では周囲からの評価が下がったとは思えない。その為、このエピソードには矛盾が発生している。城之内に敗れた羽蛾にも同様のことが言える)。
ドーマ編では当初、羽蛾と共に一度は魂を取られてしまうが、遊戯のおかげで元に戻った。
しかし、そんな恩を知らずにレアカードを求めて遊戯達に散々付きまとった挙句、最終的に羽蛾共々ドーマ側に寝返った。
ドーマから貰ったカードにモノを言わせて強化されたデッキを携え、再び城之内克也に挑んだが、自分が欲の皮を突っ張った事が原因にも拘らず真紅眼を奪われたと誤解し、更に自分達が落ちぶれたのは遊戯や城之内のせいだと逆恨みをぶちまけるも、苦心してデュエリストとしての実力を磨いていった城之内からは正論で返されているのだが、「お前の言っとる事は、いちいちが正しくてムカつくんや!」と開き直り、孔雀舞までもが自身や羽蛾と同格であるかのように扱う等(ただ自分がナンパを仕掛けたのが原因とはいえ舞にイカサマされて負けた上に好き勝手にこき使われたのでマイナスイメージがあるのは当然である)、結局は傲慢な考えや振る舞いしか見せなかった挙句、敗北してドーマに魂を再度取られてしまう事になった。
寝返った竜崎であったが、遊戯からは羽蛾と共にデュエリスト1人として仲間認定されている(器がデカすぎる)。
砂漠を横断し、羽蛾と共に海馬ランドに不法侵入。
ジーク・ロイドに挑むが2人で挑んだことが仇となり、出したカードの攻撃力が加算されて二人まとめて一蹴された。
引き運や盤面も強かったが、2人で挑ませたジークの策略に乗っかってしまった形になっている。
その後はモクバにグランプリを追放され日本に強制送還させられた。
羽蛾と共に遊戯の自宅に侵入して三幻神のカードと千年アイテムを盗んでいる等、完全に小悪党と化してしまった。原作では泥棒はモブだったが、アニメでは何故かこの二人が泥棒役をさせられることになり、羽蛾同様闇バクラに返り討ちにされたのでエジプトまでストーキングする事はなかった(遊戯が近くにいた為か、ゴースト骨塚組のように命までは奪われなかった)。
アニメで出番が増えたからといって何かしろのフォローやプラス要素が働くとは限らない一例である。
やはり羽蛾と面識があり、卑劣な彼とたまたまコンビ扱いになっていた所為か汚れ役をさせられる羽目になった(これについて一部のファンから原作キャラを改悪していると非難の声が挙がっている)。
終盤では遊戯の闇人格が冥界に帰ると聞いた際は、羽蛾と共に悲しみながら空を見上げていた。
EDではインセクター羽蛾とデュエルしている。やはり2人も根っからのデュエリストだったという事か。
使用デッキ
前述の通り恐竜族が中心。
ただし、エースには真紅眼の黒竜の他、アニメで使用したエビルナイト・ドラゴン、タイラント・ドラゴン等ドラゴン族モンスターを使うがこれに関しては、当時の恐竜族の層の薄さも考えるとやむなしとも言える。
KCグランプリ編では最上級恐竜族モンスターの暗黒恐獣を使用。
使用カード
二頭を持つキング・レックス
恐竜族最強のレアカードと呼ばれてたカードだが、余りにも攻撃力が低い。
詳しくは二頭を持つキング・レックスで。
剣竜
守備力が2030と言う奇妙な数値を持った恐竜族モンスター。
原作では『時の魔術師』の効果で破壊されたが、アニメでは『炎の剣士』により瞬殺された。
メガザウラー
3体目に召喚されたモンスター。
突進攻撃を得意とするが、『炎の剣士』の恐竜族をダメージ計算時に破壊する効果によって瞬殺される。
エビルナイト・ドラゴン
全国大会の時、二次予選通過まで残った者にもらえるプレミアムカードである。
その高い攻撃力で『炎の剣士』を破壊したが、『バーバリアン1号』と『バーバリアン2号』のコンボでカウンターされて消滅した。
バトルシティでは、『真紅眼の黒竜』のカードが城之内の手に渡った事で彼のレアカードとしてアンティ対象となる。
だがエスパー絽場の『催眠術』と『人造人間-サイコ・ショッカー』の前に敗れ、アンティルールによって絽場の手に渡ったが、生け贄ルールが導入されたバトルシティでは価値も下がったのか、このカードを手に入れた絽場はまあまあのカードと切って捨てている。
演者について
2016年4月26日、突如としてYahoo!のトレンドにダイナソーが浮上。しかも、それに言及したのは中村悠一氏だった事がトレンド入りした理由と思われる。
当時と比した知名度を踏まえると、衝撃を受けるファンが多いのも納得と言うべきか。
中村氏自身は関西弁を喋ることができず、マネージャーに氏の出身地である香川の讃岐弁は関西弁寄りなの?と聞かれ、「寄りっちゃ寄りですかね。」といったところ「じゃあ受けてみよう。」とオーディションを受けることになり、結果決まったとのこと。そのためずっと関西弁ではなく讃岐弁で演技をしていたことを氏のYoutubeの動画で明かしている。
関連タグ
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