概要
中世貴族のような見た目と、漫画のような薔薇の花が特徴で、ファンからの通称は「没落貴族」。
海馬瀬人と並び立つ程の威圧的な外見だがまだ16歳である。
オリジナルストーリーにおいて頻出した「社長を逆恨み」「KC株価操作」するキャラクターの中である意味もっともアレな逆恨みキャラ。
「ヨーロッパ無敗の貴公子」の異名を持つデュエリストで、KCグランプリでインセクター羽蛾&ダイナソー竜崎のタッグチーム、城之内克也と主要デュエリストを次々と撃破して決勝に進出するも「ジーク・ロイド」が偽名であることを突きつけられ、失格を言い渡される。
しかしその場で海馬瀬人を煽り返し、直接対決を取り付けた。
来歴
本名は「ジークフリード・フォン・シュレイダー」であり、正体は世界屈指のアミューズメント産業シュレイダー社の社長代理にして貴族であるシュレイダー家の実質的な当主。
シュレイダー社はかつて軍事産業を営んでいたが、海馬剛三郎時代の海馬コーポレーション(以下KC)に押され業績が低迷。
それを苦にして病んだ先代にかわりジークフリードがシュレイダー社のトップに立たされ、苦肉の策として軍事産業からの撤退とアミューズメント産業への転換を決定。
しかし、ほぼ同時期にKCが軍事産業からアミューズメント産業に転換し、新たにトップとなった海馬瀬人に対して焦燥感を抱く。
デュエルモンスターズのヴァーチャルシステムを独自に開発して対抗するが、I2との契約はKCに先を越されてしまった。
海馬瀬人とは幼い頃社交界で出会っただけだが、幼い頃からKCと海馬瀬人に対抗するための英才教育を受け、貴族としてのプライドの高さ故に成り上がり者に後塵を拝した屈辱から、逆恨みに近い歪んだ執着心を抱いている。
ダーツ率いるドーマが引き起こしたモンスター実体化及び襲撃騒動によりKCの株価が落ちたことに目を付け、自らKCグランプリに出場(「ジーク・ロイド」という偽名でエントリーし、経歴なども詐称)し試合会場での様々な妨害工作を用いてKCの信頼をさらに落とし、世界中に中継されたデュエルで海馬を倒して見せることによりペガサス・J・クロフォードに見限らせ、シュレイダー社との契約を取り付ける算段であった。
そんな自分語りも海馬からは「貴様の吐く空虚な言葉など、俺の胸にいささかも届かぬ」とバッサリと否定され、デュエルではそれなりに善戦するも、最終的には「哀れな没落貴族」と罵られつつ引導を渡された。
KCグランプリ決勝の相手だったレオン・ウィルソンは実の弟の「レオンハルト・フォン・シュレイダー」であり、自身の敗退後も懲りずに実弟すら妨害工作の道具として利用するが、最終的には阻止されレオンに説得されてようやく改心した。
肝心なとこでモンスターが引けない、(視聴者にも分かってるのに)敗北が理解できずいつまでも高笑い、負け惜しみ、イカサマなどヘタレな描写も目立つ。
(プロモカード+データ改竄+他いろいろの罵倒など)
入浴しながらノートPCでKCのサイトを閲覧しつつわざわざ別窓で表示している社長のポートレイトに薔薇を叩きつけたり、幼少期に一緒にとった社長との記念写真を勉強机に飾っていたり(しかもそれをキレながら払いのける)度を越した行為によってネタキャラとして突き抜けてしまった。
その後
色々と反省したのか遊戯王DM最終話のエンディングにてレオンと共にペガサスと何かを交渉して見事成功したシーンがあり、遊戯王5D'sの時代において「株式会社 シュレイダー・トイズ・ジャパン」の名前が確認されている。
デッキ
デッキは壊れオリジナルカード満載の女神デッキ。全てが戦乙女(ワルキューレ)/女神キャラと、馬と装飾具のカードばかりが入っている。通称「華麗なる女神デッキ」。
所謂「壊れオリカデッキ」だが、それをOCGの範囲内でフルボッコにした海馬対ジークフリード戦はアニメオリジナルデュエルの中でも評価が高い。
なお、彼のデッキのカードたちたちは2018年に海外先行で、2019年にも国内でカード化されることとなった。
ワルキューレモンスターの他、チートカードと名高い「時の女神の悪戯」も、幾らか発動制限がかかったうえでOCGにて登場。
関連タグ
台詞集:https://www29.atwiki.jp/yu-gi-oh-dialog/pages/36.html
主な登場
KCグランプリ編185~186話、189話~198話