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かつて貴族として栄華を極めていたが、没落により衰退した貴族または名誉ある資産家の総称。
没落理由
大まかには――
- 貴族の地位を剥奪される。
- 破産等の自滅により地位を手放す。
- 領地や資材を没収され、貴族の地位を返上せざるを得なくなる。
- 国家体制が貴族特権を解体し、貴族制度が事実上の廃止となる。
- 時代が貴族制度と噛み合わなくなり、貴族の地位を返上せざるを得なくなる。
- 性格に問題があって信用関係や人脈を築けず、有能な人材達に見捨てられた。
- 性格が善良過ぎて、元々貴族(政治家)としての素質が皆無。
……等の理由が考えられる。
貴族文化の華やいだ近世欧州の場合、主だった理由は上3条であったが、第一次世界大戦以降、資本主義の本格的な台頭と共に、それまで地位と広大な土地に対する相対的な価値が下落し、同時に法制度の変革によって貴族の地位そのものが生活に打撃を与える事態も生じてしまった。
また政府が改革の一環として、貴族の資産を没収、場合によっては貴族制度そのものを解体し、強制的に没落していくこともあった。
中世時代にヨーロッパで栄華を極めたハプスブルク家が歴史の表舞台から追放される決定打になった『ハプスブルク法』はその代表例ともいえる。
没落後の生活
没落後は、手元に残った資産を元手に商売を始めたり、土地や資産を切り崩しながら徐々に生活様式を変化させていく者が多い。
中には新たな商売や資産運用を見出し、地位こそ失えど生活水準を一定の基準で保ってみせる強者もいる。
ただ、一部の没落貴族は元の贅沢な暮らしが忘れられず、下手に資産運用に手を出して借金を背負ってしまったり、資金繰りが厳しいにもかかわらず生活水準を落とせず資財を食いつぶしてしまうなど、自堕落な方向へと落ちぶれていく傾向にある。
中には体裁だけは貴族を装い、実態は赤貧という意地だけで貴族を名乗り続ける者もいたりする。
主な没落貴族キャラ
ア行
- アルガス・サダルファス(FFT)※性格の悪さで孤独になり自滅。
- アレス・スロア(真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました)※性格の悪さで孤独になり自滅。
- エウルア・ローレンス(原神)
- オルチーナ・ドミトレスク(バイオハザードヴィレッジ)※後にマザー・ミランダの被験者になった事で再び権威と富を手に入れた。
カ行
サ行
- ザビーネ・シャル(機動戦士ガンダムF91、機動戦士クロスボーン・ガンダム)
- ジーク・ロイド(遊戯王DM)※哀れな没落貴族だが、有能な弟と協力して共にペガサスのスポンサーになる事に成功した。
タ行
- ダッドリー(ストリートファイターⅢ)※一度没落するも、プロボクサーとして大成する事で再び、地位と財産を取り戻した。
- 豊川祥子（BanG Dream!）
- ドンキホーテ・ホーミング(ONEPIECE)※引越先の事情を調べずに自ら貴族の地位を返上し、自滅した。
ナ行
ハ行
マ行
- マロロ(うたわれるもの〜偽りの仮面〜)
- ミシャ=ユール(私の推しは悪役令嬢。)
ヤ行
- ヨハン・ベッカー(マスターキートン)※既に没落していた家を非道かつ卑劣な手段で再建した。
ラ行
