概要
CV:田中理恵
『遊戯王DM』のアニメ版オリジナルのエピソード『KCグランプリ編』で登場するデュエリストであり、原作にはいないアニオリキャラ。
容姿は、頭髪を両端にシニヨンでまとめ、チャイナドレスを着たセクシーな女性と言ったところだが、言動はステレオタイプのコミカルな中華系キャラ(ただし、「~アル」などとは言っていない)とも言え、それは某有名漫画を連想させる。
使用デッキ
使用カードは、功夫娘々(カンフーニャンニャン)や逆ギレパンダなどの中国系のモンスターカードであり、切り札は「皇帝龍淑女(ドラゴンレディ)」。
人物
母国において、拳法とデュエルで他社の追随を許さない圧倒的な強さを誇ることから、「アジアのデュエルクイーン」という別名で呼ばれている。
上記のとおり、拳法においても強く、中国に関係する強力なステータスを持つモンスターを使用してくるが、いずれも「力任せ」でのし上がってきた実績であり、デュエルにおける戦術や兵法、計算力など頭脳を駆使しているような描写は薄い(悪く言うと脳筋寄りの戦い方をする)。
さらに、知略を駆使した戦術で自身がダメージを食らうと怒り狂い、悔しがるなど、城之内やバンデット・キース以上に短気(脳筋)で、精神面ではかなり脆い部分も散見される。
性格は高飛車であり、自身の目的のためならハニートラップも辞さない悪女な部分も目立つ。遊戯か海馬と共に世界最強の決闘者カップルとして世界に君臨すると公言し、あたかも前夜祭で遊戯に色目を使い、杏子とレベッカの怒りを買うこともした(レベッカを「おチビちゃん」と見下していたことにも起因する)が、本人は気にせずに海馬の方に向かって行ってしまった。
大会では、レベッカと交戦。一進一退の攻防を繰り広げるデュエルをしたが、レベッカの計算力と策謀・戦術による翻弄や、ビッグバンガールを用いたコンボに敗北した。
ちなみに、このデュエルは(KCグランプリ編全般に言えることだが、)アニメ版にしては実戦的なコンボが用いられており、一度見てみると結構ためになる。
レベッカに負けた後には、遊戯の祖父である双六を拉致してギックリ腰の治療をかけた人質にし、遊戯を中華料理店までおびき寄せ、派手なパフォーマンスと共に現れると、デュエルを強要(とはいうが、色仕掛けに引っ掛かった上にノリノリで演出のアシスタントをやっていた双六も双六である)。いいところまで追いつめるも、最後は遊戯に止めを刺すための魔法カードの効果が仇となり、形勢逆転した遊戯に巻き返され、竹箆返しを食らい敗北した。
(下)
ちなみに中華料理の腕前も本職顔負けのレベルで、演出にこだわったのか料理店の設備を使ってフルコースを用意していた。
紛れもないコミカルな悪役的な役回りを演じたキャラクターではあったが、根っからの極悪人というわけでもなく、遊戯とデュエルで敗北した後では、KCグランプリ決勝大会で遊戯が優勝をした際に、彼の優勝を祝うこともした。
最終話では、どういった経緯で知り合ったのかは不明だが孔雀舞と一緒にタッグを組んで迷宮兄弟と万里の長城でタッグデュエルを行っている様が描写されている。