概要
蟻、蝶、蛾、芋虫、カブトムシ、クワガタ、カマキリなど、様々な昆虫をモデルとしたモンスターが属している種族。その他にも蜘蛛や百足など、厳密には昆虫ではないモンスターもこの種族に分類されることが多い。
総合してサーチや特殊召喚を得意とする種族で、サーチャーやリクルーターが非常に多い。その為戦線維持は得意なのだが、フィニッシャークラスの大型モンスターが不足しているのが現状。一応、下級モンスターには粒揃いのデメリットアタッカーが複数存在するのだが、上級・最上級モンスターは打点の大人しいものや癖の強いものが目立っており、マスタールール3終了前まで、なかなか改善されなかった。
※現在はインセクター羽蛾の新規(究極変異態・インセクト女王、寄生虫パラノイド、超進化の繭)に始まり、G・ボールパーク、B・F、No.3地獄蝉王ローカスト・キングと少しずつ強化されている。
なにかとトリッキーな効果を持つモンスターが多く幼虫から繭へ、繭から成虫へ進化する究極完全態・グレート・モスや相手のデッキに潜り込み寄生する寄生虫パラサイド等、昆虫族ならではの独特な効果を持ったモンスターが多い。
上記の通りサーチャー、リクルーターが多い他、アルティメット・インセクトシリーズをはじめ、相手の攻撃力、守備力を下げるデバフ効果を持つモンスター、相手の召喚に反応して効果を発動するGシリーズ、落とし穴を操る蟲惑魔など、相手を妨害する事を得意としている。相手からしたら鬱陶しい事この上ない如何にも昆虫といった特徴なのだがその性質上どうしても相手依存になりがちで受け身な戦術なのが欠点か。
他にも特撮ヒーローな雰囲気があふれ出ている甲虫装機(インゼクター)なるカテゴリも存在している。こちらは自発的にサーチ、リクルート、除去を行うことができる凶悪なカテゴリで一度環境を支配した事もあるガチデッキである。
主な昆虫族使い
無印の遊戯王でHA☆GAことインセクター羽蛾が使用することで有名。
彼の強烈なキャラクターのお陰からか昆虫族はそれなりに人気があり、昆虫族=インセクター羽蛾というイメージを持っている人は多いと思われる。
DP19以降は彼の使用カードのリメイクも出るようになった。
『遊戯王GX』では胡蝶蘭がインセクト・プリンセスを軸とした昆虫族デッキを使用。
『遊戯王5D's』では瓜生という昆虫族使いが登場した他、ルドガー・ゴドウィンがスパイダーと名の付く昆虫族モンスターを使用している。
漫画では『遊戯王R』でクラマス・オースラーとメンド・シーノが、漫画版遊戯王GXではヨハン・アンデルセンが、漫画版遊戯王5D'sでは伊集院セクトがそれぞれ昆虫族デッキを使用している。
漫画版『遊戯王ZEXAL』では、八雲興司が昆虫族主体のデッキやアンデット族採用型デッキを使い分けているほか、天城ハルトに蝶をモチーフとしたモンスターを使わせている。
『遊戯王ARC-V』では、シンジ・ウェーバーがB・F(読みはビー・フォース)という蜂がモチーフとなっているカードを使用している。
『遊戯王VRAINS』では、ハノイの騎士の一人、ファウストが電動蟲(モーターワーム)というテーマの昆虫族デッキを使用している。
一見、アニメシリーズの主人公達とは縁遠そうに見えるが、実はDM~ARC-Vまでの全作品主人公達に使用されている種族の1つ。
武藤遊戯(闇遊戯)は死の4つ星てんとう虫、遊城十代はN・フレア・スカラベ、不動遊星はレベル・スティーラー、九十九遊馬はバチバチバチ、榊遊矢はEMアメンボートなどを使用している。
藤木遊作はメインデッキが【サイバース族】、過去編では【スタンダード】のためか、昆虫族モンスターを使用していない。(一応、昆虫の姿をしたサイバース族は使用した)
代表的な昆虫族モンスター
進化の繭を装備して6ターン以上経過した状態のプチモスをリリースする事でのみ特殊召喚できる昆虫族の最上級モンスター。ステータスは攻撃力3500、守備力3000とあの青眼の白龍をも凌ぐ能力の持ち主なのだがその召喚難易度は遊戯王史上最も難しいとされている。仮に召喚出来てもただ攻撃力が高いだけのモンスターが場に出てくるだけなのでお世辞にも強いとは言い難い。しかしロマン溢れるモンスターなのでもし召喚出来たら周りから拍手喝采されること間違いないだろう。ちなみに素のステータスだけ見ると昆虫族最強である。
2017年以降には超進化の繭や寄生虫パラノイドといった召喚条件を無視して特殊召喚するサポートカードが登場した事で実戦でも普通に活躍できるようになった。
攻撃名は「モス・パーフェクト・ストーム」 「モス・パーフェクト・ハリケーン」(デュエルリンクス)。
墓地の昆虫族モンスターを2体除外することで特殊召喚できる巨大なムカデ型モンスター。最上級モンスターなのだが墓地の昆虫族を2体除外するだけで場に出せるので非常に軽い。その上攻撃力も2800と高いので昆虫族の切り札と成り得るモンスターである。その軽い召喚条件を利用し終焉の王デミスとのコンボにより1ターンキルを狙う【デミスドーザー】というデッキも開発された。今でこそ環境の変動で、弱くはないが採用率の高くないカードとなっているが、トレード・インなどに対応できる汎用性は健在。
通称「女王様」。あのインセクター羽蛾が愛用していた事で有名なモンスター。
フィールド上全ての昆虫族の数だけ攻撃力をアップする効果を持つが攻撃するには自分のモンスターを1体リリースする必要があり、おまけに相手モンスターを破壊すると弱小トークンを攻撃表示で召喚してしまうという致命的なデメリットが2つもある。最上級モンスターなので召喚するのも一苦労なのでHA☆GAのファンデッキ以外はお呼びが掛かる事はないだろう。一応攻撃のコストに代打バッターを使用するとタイミングを逃さず手札の昆虫族を特殊召喚できるコンボがあるのでHA☆GAのファンデッキを作る人は覚えておくといいだろう。
2017年に究極変異態・インセクト女王なるリメイクカードが登場した。昆虫族全体に強力な破壊耐性を付与する効果とオリジナルの弱点であった攻撃時のリリースは連続攻撃のトリガーとして修正されトークン生成はお互いのエンドフェイズ時、表示形式は守備表示でも可能となり最早オリジナルとは別物レベルで強化されている。
攻撃名は「クイーンズ・ヘル・ブレス」と「クイーンズ・インパクト」。
ルドガー・ゴドウィンが使用したシンクロモンスター(アニメではダークシンクロモンスター)。闇属性のチューナーと昆虫族モンスターを素材にすることでシンクロ召喚できる。効果は相手モンスター1体をこのカードの装備カードにする効果、戦闘破壊される際に装備カードを身代わりにし、破壊を無効にする効果、攻撃時に相手の魔法、罠の発動を封じる効果を持つ。どの効果も強力で、あのサクリファイスや古代の機械を混ぜ合わせたような効果である。除去効果の少ない昆虫族によっては非常に有難いカードであり一部のインセクターからは「アラク姐さん」と呼ばれ慕われている。
攻撃名は「ダーク・ネット」(タッグフォースシリーズ)、効果名は「トワイナー・スレッド」。
皆さんご存知の遊戯王代表G。現環境でこのカードが使われないことは無いと言い切ってもいい。まだ採用しておらず入れるカードに困ったら「とりあえず入れとけ」と言われるレベル。間違いなく昆虫族ではトップの採用率を誇るが、昆虫族であることを活かす機会はほぼ無い。
使い方は相手の展開開始時に発動し、相手の展開を途中で妨害する手札誘発カードか次の自分のターンに相手の盤面を巻き返すカードを引く為に用いる。手札から発動する故に奇襲性があるが、イラストを含めこれ自体が有名すぎてこのカードをめぐる攻防がよく展開される。相手の展開を止められない場合は延々と特殊召喚を繰り返されデッキ切れになる危険を持つのが唯一のこのカード特有の弱点。
その他、代表的な昆虫族
【通常モンスター】
ゴキボール:レアカード。破り捨てる事で番外戦術にも使える。みんなも集めて積み重ねよう!DX超合金ロボもヨロシクゥ!
ツンドラの大蠍:べ、別にあんたの為に種族統一を妨害した訳じゃないんだからね///
鉄鋼装甲虫:最上級の通常モンスター。フレーバーに「昆虫型生物」とあるため本当は昆虫ではないのかもしれない。
プチモス:レベル1の弱小モンスター。ここから進化の繭で成長するのだが…?
昆虫人間:ベーシックインセクト。現在レベル2の中で攻撃力が1番低い通常モンスター。装備を使ってパワーアップする、羽蛾も初期に使ってたモンスター。リメイク版もある。
蜘蛛男:現在レベル3の中で攻撃力が1番低い通常モンスター。某アメコミヒーローとの都合により名前を英訳されなかった男、スパ(ry
カマキラー:現在レベル4の中で攻撃力が1番低い通常モンスター。相手の場の奥の奥までスッキリ強力浸透!
G戦隊シャインブラック:逆に下級通常モンスターの中で1番攻撃力が高い。影あるところにG戦隊あり!
【チューナー】
インフェルニティ・ビートル:以前は昆虫族唯一の闇チューナーだった。僕、満足!
竜咬蟲:初のレベル4の昆虫チューナーで、インフェルニティ以来となる闇属性の昆虫チューナー。展開効果とレベル操作がありがたい。姿はどう見てもドラゴンだが。
円喚師フェアリ:緩い条件でシンクロ召喚を補助できるレベル3チューナー。蟲惑魔以外で可愛い女性タイプの昆虫族は何気にまだ珍しい。円環ではない。
【効果モンスター】
人喰い虫:リバースすると除去。戦士族になっているエラーカードもある。
ニードルワーム:デッキ破壊といえばこのモンスターという決闘者もいる。
魔導雑貨商人:魔法か罠を引くまで延々と自分のデッキを破壊するリバース効果はかつて【雑貨貪欲ターボ】のパーツとして知られた。
黄金の天道虫:毎ターン気軽にライフを微回復。
ゲール・ドグラ:EXデッキから直接墓地に送る貴重なモンスターだった。
ドラゴンフライ:風属性担当の属性リクルーター。別名Flying Kamakiri #1。フライングマンティスを差し置いて何故かカマキリ1号に。トンボなのに。
レベル・スティーラー:星泥棒。何度でも黄泉ガエルさ!(現在禁止カード)
共鳴虫:昆虫族のリクルーター。昆虫族の基本のようなカード。派生で共振虫も存在する。
代打バッター:破壊されると手札の昆虫族を特殊召喚できる。
甲虫装機ダンセル:ダンセル召喚。相手は死ぬ。
ブロック・スパイダー:沢渡シンゴがばらまいたクズカード。
オオアリクイクイアリ:レベル5の特殊召喚モンスターで、魔法・罠を除去できる。蟻を食うアリクイ、を食う巨大な蟻。
プリミティブ・バタフライ:太陽風帆船に似た効果の上級モンスター。高レベルシンクロやエクシーズのサポートに。
マザー・スパイダー:条件付きだが相手モンスターをリリースしての特殊召喚が可能。別にベビー・スパイダーを展開するわけではない。
超装甲兵器ロボブラックアイアンG:GのGによるGの為のスペシャルロボ!決めろ、ハイパーブラックインパクト!今、OCGはGが熱い!
甲虫合体ゼクスタッガー:緩い条件で特殊召喚できる最上級モンスター。展開用のカードだが見た目だけは強そう。
スモーク・モスキート:相手バトルフェイズを止める手札誘発の防御とレベル調整効果で巻き返しに強い。
パラサイト・フュージョナー:なぁ…融合しようや…
ジャイアント・メサイア:2022年に登場したメサイアの蟻地獄の主と思われる巨大なアリジゴク。そのメサイアの蟻地獄、出たの2000年なのだが。
樹冠の甲帝ベアグラム:墓地の昆虫族・植物族3体で出せる大型モンスター。高い打点に加え戦局を大きく有利にできる効果を持つ。
ワナビー!:昆虫族よりは、罠カードのサポートになりたかったといった感じ。モンスター名に「!」を付けてる。ニュービー!という頼れる後輩も登場した。
Supply Soldier of the Indestructible Insects:海外で登場したカード。昆虫族の効果に反応して自己特殊召喚し、昆虫族の融合召喚を補助する。カード名的には無死虫団と何か関係があるように思える。
【罠モンスター】
地雷蜘蛛の餌食:あの地雷蜘蛛がとうとう罠モンとしての実装。効果も正面のカードを破壊とある意味原点回帰。
【儀式】
ジャベリンビートル:昆虫族唯一の儀式。レベルは8なので使い勝手が良い、かもしれない。
【融合】
クワガー・ヘラクレス:2体目となる超騎甲虫アブソリュート・ヘラクレスの登場までは長らく昆虫族唯一の融合モンスターだった。
完全態・グレート・インセクト:グレート・モスとインセクト女王を融合した(ような)姿。戦闘に強く、フィールド魔法があれば相手モンスターの一掃もできる。
Heavy Cavalry of the Indestructible Insects:海外で登場したカード。効果破壊耐性と、自分・相手ターンに一度自分の昆虫族を含むモンスター2体を除外する効果を持つ。
【シンクロ】
B・F-決戦のビッグ・バリスタ:革命家シンジ・ウェーバーの切り札。社会をひっくり返そう!
砂漠の飛蝗賊:ターンプレイヤーの手札を捨てさせるレベル6のシンクロチューナー。
魔螂ディアボランティス:墓地アドを生み出せる昆虫族シンクロ。
【エクシーズ】
甲虫装機エクサビートル&エクサスタッグ:気高い姿を君は見たか 神秘のボディが光を放ってる。
No.2蚊学忍者シャドー・モスキート:闇デュエル界の4悪人の使用カード。ランク2の忍者でもある。召喚してもデュエリスト以外の視力では確認が難しいほど小さい。カードプールが追い風。
No.3地獄蝉王ローカスト・キング:闇デュエル界の4悪人の使用カード。昆虫族待望の制圧要員、蘇生効果も嬉しい。真の3番ではない。
No.20蟻岩土ブリリアント:縛りの無いランク3光属性昆虫族エクシーズ。出しやすさと地味ながらそこそこ役にたつ効果で多少は活躍したらしい。
No.28タイタニック・モス:他のカードと比べると物足りない性能ながら最後に相手のライフを削り切る詰め用のカード足り得るランク7エクシーズ。
No.35 ラベノス・タランチュラ:八雲興司が使用。列車のお供。
No.66覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル:あのナンバーズの一体。良からぬ男が使用した。
【リンク】
グレートフライ:属性専リンクの1体でブレードフライの進化系。
甲虫装機ピコファレーナ:インゼクターの1体だが昆虫族全体で使いやすい優秀な効果を持つ。ステータスは低い。
熾天蝶:リンク3の昆虫族リンクモンスター。とりあえず展開したい場合の選択肢の1つ。
蕾禍ノ大王鬼牙:リンク5でATK3300の大型モンスター。モンスター除去と自己再生効果を持つ。
サポートカード
対空砲花:植物族。昆虫族を射出⭐︎してバーンする。ターン制限無し。
円喚妖精キクロス:植物族。チューナーを呼びシンクロを補助する。
ギガプラント:植物族のデュアルモンスター。植物・昆虫の蘇生効果を持つ。
サークル・オブ・フェアリー:展開効果とバーン&回復ができるレベル7シンクロ。妖精の仕業じゃ!
超進化の繭:カードを装備した昆虫族を大型昆虫に超進化!させる。
G・ボールパーク:攻撃に対し昆虫族の墓地肥やしを行う。通常モンスターの場合同名の昆虫族を一気に3体まで展開できる。野球やろうぜ、お前ボールな!
G・ボール・シュート:蘇生とコントロール交換が可能、どちらも強力な昆虫族サポート。
大樹海:昆虫族破壊で同レベルの昆虫をサーチできる。君はいくつ見つけられるかな?
Insect Invitation:海外で登場したカード。相手モンスターを特定条件下で昆虫族に変える効果と、除外昆虫をデッキに戻してドローする大欲な効果、手札から墓地に行くったターンにフィールドに置かれる効果を持つ。
孵化:リリースより1つ上の昆虫族を出す。リリースは昆虫族でなくとも良い。…これ鳥の卵では?
森:古のフィールド。羽蛾vs遊戯の決闘でフィールドというものの大きな影響力を見せた。
光虫基盤:昆虫族の攻撃力をアップし、XモンスターにX素材を補充できるフィールド魔法。
ライヤー・ワイヤー:墓地の昆虫をコストに除去する古の罠カード。
メタカード
インセクト・プリンセス:昆虫族だが昆虫メタ。昆虫を戦闘破壊することでパワーアップする。
殺虫剤:昆虫族を破壊する。これを使うトゲトゲ神って結局誰なんだ?
虫除けバリアー:昆虫族だけ攻撃を封じる。種族操作はほぼ前提のカード。出てきたら破壊しよう!
似て非なるもの
聖獣セルケト:リシドが使用した蠍の化け物。こう見えて天使族な聖域の守護者。
インヴェルズ:DTの悪者。節足動物みたいなデザインだが悪魔族。
幻蝶の刺客:ドロワの使用カード群である、蝶モチーフの戦士。バタフライ・アサシンも同様。ちなみにサポートカードの月光蝶は昆虫族。
カテゴリ
レベルアップモンスター。それぞれLV1、LV3、LV5、LV7の4体が存在する。LV1は魔法を受けない効果、LV3以降は相手モンスターの攻撃力や守備力をダウンさせる効果を持つ。自分のスタンバイフェイズに進化するのでリクルーターやリビングデッドの呼び声を駆使すれば簡単に進化できる。また、効果は失ってしまうが通常召喚も出来るのでレベルアップモンスターの中では使いやすい部類に入る。効果は相手モンスターの弱体化のみだが、地味ながら強力で冥府の使者ゴーズを怖れず攻撃できる点は評価できる。さらに王虎ワンフーと組み合わせることで相手の召喚を封じる事もできる。強者の苦痛で対応できないエクシーズ・リンクモンスターも弱体化できる点も侮れない。
相手モンスターの弱体化、名前、進化をするという点から、原作のグレート・モスシリーズを彷彿とさせるカードである。
甲虫装機と書いてインゼクターと読む。インセクターではない。またHA☆GAも関係ない。
全てのカードが闇属性・昆虫族で構成されているカード群。効果はお互いに装備カードとなったり、装備状態のカードを墓地に送ることで効果を発動したりする。その効果はマジキチで特に甲虫装機ダンセルと甲虫装機ホーネットとのコンボは凄まじく相手のフィールドのカードを全て消し去った挙句、自分のフィールドは攻撃力2500強のモンスターでびっしり埋まるといった地獄絵図が頻発した。その為人々は彼らを畏怖と敬意を込めて「蟲」と呼び称えた。つい最近までダンセル、ホーネット共々制限カードに指定され、制限緩和された頃には、EMなどが惨い暴れ方をしていたため、以前ほどの勢いは無くなった。流石に環境に食い込むのは厳しくなったが初動さえ通してしまえば現在の環境デッキ相手とも互角に渡り合える実力を持つ。
G
黒光りするGを始めにいくつか存在する、「G」と名の付くシリーズカード。地属性・昆虫族で統一されている。カテゴリにはなっていないがカード名が「〇〇するG」で統一されている。
相手の様々な召喚方法に対して発動しメタ的な効果を発揮する。レアリティもノーマルレアで収録される関係で値段が高騰し易く特に汎用性の高い増殖するGは何度も再録されているにもかかわらずどのレアリティでも高値で取引されている。
デッキとして組む意味は特にないカード群だが唯一応戦するGは地属性昆虫族をサーチする効果を持つためネタとして組むこと自体は可能。
「こわくま」と読む。昆虫族と植物族で構成されているモンスター群で、落とし穴に関係する効果を持つ。メインデッキに入るものではアトラの蟲惑魔、トリオンの蟲惑魔、ランカの蟲惑魔、キノの蟲惑魔が、EXデッキに入るものではアロメルスの蟲惑魔とアティプスの蟲惑魔が昆虫族に所属している。一見可愛い少女に見えるが実はその少女達は疑似餌であり、本体はグロテスクな虫や植物の化け物である。
昆虫族としては以前から女性型モンスターとしてインセクト女王が、可愛いマスコット的なモンスターとしてはゴキポン等が存在していたが萌えを意識したイラストは初であり、異質な存在となっている。
「ストラクチャーデッキ-蟲惑魔の森-」の登場に合わせて昆虫族は植物族との連携が復活した。
多種族混合…と言うより地属性のカード群。メインとなるのは植物族やシンクロ体等だが、自然をテーマとしているだけあって中には昆虫族も散見される。トンボ、ハチ、ハエ(名前からしてショウジョウバエか)、蝶、てんとう虫、カマキリ、蚊、クワガタ、オケラとこのカテゴリだけで大体の昆虫を網羅できそうである。昆虫族のモンスターも見た目に植物っぽいデザインがよく含まれている。昆虫族と相性がいい植物族を繋ぎやすくする神星樹もこのカテゴリ。
「デジタル・バグ」という読み仮名がついている。光属性昆虫族のカテゴリで、ペンデュラム召喚全盛期に登場したカテゴリでありながら、リンク召喚を連想させるイラストやネーミングのカードが幾つか存在する。見た目も機械族かサイバース族と間違われそうな姿をしている。
なお、効果は基本的にエクシーズ召喚に関するものや守備力に関するものが多いが、デブリ・ドラゴンの効果で蘇生し、シンクロ召喚やリンク召喚に繋げられるモンスターも存在している。
登場時期にしてはあまり強いとは言えない実力だが、何気にワンターンキルを狙ってくる為侮れない。また、上記の甲虫装機とそこそこ相性がいい。
実は名称を指定するカードが無い為厳密にはカテゴリではなかったりする。
レベル2のリバース効果モンスターとリンクモンスターを主体としたカテゴリー。不定期で汎用性のあるリバース効果モンスターやサイクル・リバースモンスターを輩出してきた昆虫族だが、こちらはカテゴリに属している。
リバース効果は除去やサーチ、サルベージ、蘇生、墓地肥やしなど一通り揃っている。さらに相手によって除去される事で同名カード以外のクローラーを2体リクルートするなかなか厄介な共通効果を持つ。全体的に攻撃力の低いモンスターが多いが専用のフィールド魔法やリンクモンスターが攻撃力を上げる効果を持ち、虫の様にうじゃうじゃと湧く性質も相まって意外な打点になっていたりする。
名前の読みは「ビー・フォース」。風属性、昆虫族で統一されている。ARC-Vのシンクロ次元編で登場したシンジ・ウェーバーが使用したカテゴリ。BF(ブラックフェザー)と表記が似ているが別物。
蜂をモチーフとしたカード群でシンクロ召喚が主戦術。展開効果やバーンダメージを与える効果、相手モンスターのステータスを下げる効果を持つモンスターが多く所謂ビートバーンの性質を持つ。中には昆虫族をサポートする効果を持つカードもある為既存の昆虫族と組み合わせたり、汎用性のある風属性のサポートカードを出張させたりカスタマイズし甲斐のあるテーマデッキとなっている。
日本に上陸した海外の昆虫テーマ。イラストには王道の昆虫らしい見た目の生物と、昆虫人間のようなちょっと人型に近い形状の生物が一緒に映っている。デザイン的にはよくある剣と魔法のファンタジーRPGの世界が舞台なのだろうか。昆虫族に不足しがちだった攻撃力3000ラインを超え得る重量級展開モンスターを含めありがたいカードが多いが、昆虫族縛りのカードも多いのでそこはデッキを昆虫特化しなければならない。
代表的なモンスターはスカウト・バギー、スティンギー・ランス、インヴィンシブル・アトラスなど。
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昆虫族と植物族と爬虫類族の混合テーマ。昆虫族と植物族の連携を促すカードは多いがそこに爬虫類族を混ぜるのは珍しいにも程がある。メインデッキのモンスターは手札からの展開、リンクモンスターは自己再生を持つ。自己再生の条件も見るに種族統一デッキの強化用だろうか。1番人気はどれかって?そりゃもちろん蕾禍ノ鎖蛇巳(爬虫類族)。
壊獣自体は特別に昆虫族を意識してるわけではないのだが、怪粉壊獣ガダーラと粘糸壊獣クモグスという重要モンスター2体が属する。壊獣共通の特徴として特殊召喚さえ可能であればどんなモンスターでも対処できる点が優秀。
投稿作品
関連項目
遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCGの種族一覧 インセクター羽蛾 HA☆GA ルドガー・ゴドウィン シンジ・ウェーバー 甲虫装機 クローラー B・F 蟲惑魔 ビートルーパー 昆虫 虫