ツンドラの大蠍(つんどらのおおさそり)は、遊戯王OCGに登場する地属性・昆虫族の通常モンスターである。
テキスト
通常モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻1100/守1000
砂漠ではなく、ツンドラに分布する珍しい真っ青なサソリ。
概要
レベル3の昆虫族の通常モンスターとしては最大の攻撃力を持つ。
1999年に発売されたVol.6のパックに収録されていた、遊戯王OCG初期のカードの1枚でもある。
アニメで登場したのは2008年の『遊戯王5D's』とかなり後になってからで、サテライト周辺の廃墟でデュエルをしていた男が使用しているのを確認できる。
ツンデレネタ
『タッグフォース』シリーズではツンデレな性格のキャラクターに縁がある一種のネタカードとして扱われている。
『2』、『3』では天上院明日香が使用するカードが入ったパックに封入されている。
『4』からはツァンディレと青葉あげはのデッキに1枚投入されている。
青葉あげはのデッキはチューナーモンスターの展開を中心としたデッキであるため、このカードとでシンクロモンスターに繋げる事ができるので大した支障にはならないとして、問題はツァンディレの方である。
強力な六武衆デッキを使う彼女だが、『4』、『5』では彼女のデッキにこのカードがある所為で「一族の結束」(墓地にあるカードの種族が1種類のみの場合、自分フィールド上のその種族のモンスターの攻撃力が800ポイントアップ)が使いにくいという洒落にならないデメリットがあった。
外そうにも、パートナーのデッキを編集しても外せないお気に入りカードに指定されていた。
不評だったため『6』ではデッキから外せるようになり、青葉あげはのデッキに至っては最初から投入されなくなった。
禁止カード
現実には全くの無制限カードだが、タッグフォースの『5』、『6』ではこのカードのみが禁止カードに入っている制限・禁止リストをダウンロードすることができる。
事実上の制限・禁止カード全解除リストである。
このカードのみ入っているのは、ツンドラだから……ではなく、サイドデッキに入れることで相手の禁止カード入りデッキとデュエルをするためだと考えられる。
このカードが選ばれた理由は前述のネタ要員であると同時に、禁止にしても差し支えないからであろう。
経緯は特殊でゲーム作品のみとはいえ、通常モンスターで禁止になったのは今の所このカードだけである。