人喰い虫
ひとくいむし
初収録は第1期のVol.3という古参モンスター。
効果モンスターが初収録された同弾の目玉カードで、本カードとハネハネがスーパーレア枠だった。
リバース時にモンスターを1枚破壊と、収録時期を考えるとかなり強力な効果を持つ。
人喰いとか名乗ってるくせに種族制限はなく、機械や岩も食える恐るべき雑食生物である。
貴重な敵モンスター除去手段として、最初期には盛んに採用されていた。しかし時代が下ると共に上位互換的な能力を持つカードが増えていき、徐々に影が薄くなっていった(テキスト不備を修正した「執念深き老魔術師」、効果は異なるが使い勝手の良い「ならず者傭兵部隊」、墓地肥やしや魔法・罠も破壊できる「ライトロード・ハンターライコウ」、高い守備力を持つ「スノーマンイーター」のような上位互換とも言える優秀な後輩カードが登場している)。
これらのカードとの相違点は昆虫族である点だろう。
しかし、スターターデッキセットEX-Rに収録された本カードはなぜか戦士族と誤植されていた事がよくネタにされる。Vol.3のスーレア版よりもこちらに収録されていたノーマル版の方が圧倒的に多く出回っていた為、手元にある人喰い虫がこちらのバージョンというデュエリストも少なくなかった(エラーカードという扱いになっており、ルール上は昆虫族として扱われる)。
ちなみに、このカードのテキスト上、効果発動は強制である。
相手フィールドにモンスターが居ない状態でリバースさせる/させられると、
自軍モンスターもしくは自身を破壊しなければならないという難点がある。
当時の環境だと、「光の護封剣」を使われた際に陥りがちな状況だった。
アニメ『遊戯王DM』では闇バクラvs闇遊戯戦で闇バクラが使用。
表遊戯やその仲間達がお気に入りのカードと一体化させられた状態のデュエルでそれらのモンスターをこのカードの効果で破壊しようとした。
スマホアプリ『遊戯王 デュエルリンクス』ではカードプールが狭かった事、最初期からバクラの
使用カードとして実装されていた事から貴重な破壊効果持ちカードとして活用されていた
(その後カードプールの拡大と共にOCG同様影が薄くなっていくが・・・)。