カードテキスト
リバース:自分の手札を2枚ランダムに選択しゲームから除外する。
相手ライフに800ポイントダメージを与える。
概要
黒いローブに黒い三角帽……と見せかけてつば広帽子という一見していかにも魔女らしい衣装を纏った金髪碧眼の美少女。当然ながら名前通り炎属性だが、視線はジト目気味でちょっと冷たい。
なお、どう見ても女性だが、名前は何故か「ソーサレス」ではなく「ソーサラー」である。海外でも「Fire Sorcerer」で通っている。
他方で、「ウィッチ(witch)」等にも言えるが、「ソーサラー」は本来性別を男性に限定しないと説明されることもある。
リバースすると手札2枚を除外コストとして相手プレイヤーに効果ダメージを与えられる。ダメージを与える効果を持つ炎属性モンスターはかなり多く、彼女もそんな中の一体と言える。しかし、リバースモンスターなので効果発動が遅い・手札2枚を除外というコストが重い・手間とコストの割にダメージ量が少ないという三重苦で、滅多なことでは採用されないという悲しみを背負っている。実際問題、彼女の力を使うくらいなら昼夜の大火事でも発動させた方が手早く無駄が無い。そして残念なことに戦闘力も高くはなく、効果以外でも使いどころが見つからない。いっそ強制転移などで裏側表示のまま敵陣に送り付け、その場で効果を発揮してもらった方が強いのではないかとまで言われてしまう(その場合、自分が800ダメージを受ける代わりに相手の手札2枚を除外させられる)。
もっとも、リバース効果モンスターの送り付けにある程度役立つリバース・リユースや、守備力1500のこのカードなどを手札を加えられる灼熱の火霊使いヒータなどの登場で、多少はサポート手段が増加。壊獣登場前から転移ギミックと縁のあったヒータ関連カードと併せて使え…ということなのだろうか。
遊戯王DMでは杏子が使用するモンスターとして登場した。「王の記憶編」でも登場し、ゾンビ軍団を一掃する活躍を見せたが、ゾークが放った気功弾を喰らって悲鳴を上げ、そのまま砕け散った。
ちなみにこの時の縁か、デュエルリンクスでは杏子のデッキに投入されている場合があり、召喚時や効果発動時には専用のボイス演出が入る。
攻撃名は「ファイヤー・ブラスト」。
また、パズル&ドラゴンズでのコラボの際も杏子と一緒にユニット化している(ユニット名は「真崎杏子&フレンドシップ&ファイヤーソーサラー」)。
しかし、そのスキルはどちらかというとサポート用で回復であったり状態異常への耐性であったりと、バーンカードであったファイヤーソーサラーらしさは感じられないし、進化するとスキルはそのままに「フレンドシップのカード」になるので尚更ファイヤーソーサラーはいるだけに近い状態となっている。
これを不遇と捉えるのか、はたまた数ある人気カードを差し置いてパズル&ドラゴンズにコラボ出演した名誉と捉えるかはプレイヤー次第であろう(なおこのコラボ出演によってカードではバストアップしか確認できず、アニメでも非常に短い出番で少し見えただけの彼女の全体像を容易に確認できるようになった)。
余談ではあるが、原作カードゲームにおける攻撃力は相方であるフレンドシップの方が高かったりする(攻撃力1300)。
GXではブラック・マジシャン・ガールが使用。バーン効果をスチーム・ヒーラーによって幅消しにされたものの、除外コストとした本人とマジシャンズ・ヴァルキリアを次元融合に繋げるというコンボを披露した。
バーン効果発動時の「う~~~っファイヤー!!」はかなり気合の入った名言になっている。
pixivではよくリバース効果を発動すら出来ずに屈服してしまっているR-18イラストが見られる。