岩石族
がんせきぞく
名前の通り泥や岩石から出来たモンスターやゴーレム等が多く存在する種族(一部それ以外も存在する)。
枚数こそ少ないながら岩石の巨兵を筆頭に守備力に優れたカードが多く、
初期環境で強烈なリバース効果により猛威を振るった〇〇ポッド/〇〇ポット系、
バウンス(相手のカードを手札に戻す)効果を持つ下級モンスター等が所属している。
これ以外にも、反転召喚・リバース時に効果を発揮し、その後自力で
裏側守備表示に戻る事ができるサイクルリバース効果持ちにも岩石族が多い。
しかし、単体で優秀なカードが多い一方で、初期から長らく種族サポートカードは
ほとんど存在せず、モンスターの枚数も少ないために種族デッキを組むことすら出来ないなど
初期の岩石族は種族としてはかなり冷遇されていた。
種族統一デッキを組めるようなサポート・参照する効果を持ったカードが登場したのは
第4期になってからの事で、ここで一気に爆発力のある種族となったものの、
シンクロ召喚という概念が登場するも岩石族には一向にチューナーモンスターが登場せず、
やっと岩石族チューナーが登場したのがシンクロ召喚が登場した2008年から12年後、
2020年3月に発売された新パックだったりと何故か部分的に不遇な扱いをされてしまう事が多かったりもする。
しかし、それ以外の面ではランク4のエクシーズ召喚に秀でた「ゴゴゴ」や、
ワンショットキルコンボやランク4~6のエクシーズ召喚を得意とする「先史遺産」、
融合召喚に秀でているが構築次第ではシンクロやエクシーズもこなせる「ジェムナイト」、展開力が控え目で手札公開などを要求するが、打点が高く有用な無効化効果を持つ下級モンスター等を複数抱える「コアキメイル」など、強力なカテゴリーがその間に登場しており、
決して弱小・マイナー種族だったというわけではなかったりもする。
なかでも先史遺産は「アーティファクト」とともに、大会で好成績を残すほどのカードパワーを誇る。
2015年以降はしばらくの間、この種族を中心としたカテゴリーは登場しなかったが、翌年4月に「トラミッド」というカテゴリーが登場した。
9期以降は急速に強化が進んでおり、とうとうチューナーを抱える「アダマシア」が登場している。
その他、儀式魔法を無理に使わずとも儀式召喚できる、特殊な儀式主体カテゴリー「メガリス」が加入するなど、多様化も進んでいる。