概要
漫画『遊戯王』で闇遊戯、アニメ版では武藤遊戯が使用したカード。
『磁石の戦士α』『磁石の戦士β』『磁石の戦士γ』の3体がフィールド・手札に揃った場合に特殊召喚できる最上級モンスター。
攻撃力3500という岩石族の中でも最大攻撃力を誇る。
その攻撃力の高さ以外にも、リリースすることで墓地の『α』『β』『γ』の3体を墓地から復活させる能力も持つ。
テキスト
特殊召喚・効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻3500/守3850
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・フィールドから、
1体ずつリリースした場合に特殊召喚できる。
(1):このカードをリリースし、
自分の墓地の「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」を
1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
解説
攻撃力は高いが条件を満たして特殊召喚しなければフィールドに出すことが出来ないため、いかにパーツを集めるか・召喚した後どう立ち回るかが重要になってくる。
それ以外の用法としては「岩石族で最高の攻撃力」という点に着目し、『ダーク・フュージョン』で悪魔族と融合し『E-HEROダーク・ガイア』の攻撃力を上げる役目も果たせる。
墓地に眠る『マグネット・ウォリアー』を呼び出す能力に注目するなら、『ファントム・オブ・カオス』を併用するのも良い。
マグネット・ウォリアー3体とバルキリオンを墓地に送りファントム・オブ・カオスの能力を使えば、フィールドにいきなりマグネット・ウォリアー3体が並ぶ。
墓地送り自体は『岩投げアタック』等が使えるため比較的容易。
ザコを呼んでも…と思うかも知れないが、(召喚権が残っているなら)最上級モンスターや神の召喚を狙える他、マグネット・ウォリアー達は全てレベル4であるためレベル4三体を素材とするエクシーズモンスターを召喚することも出来る。
さらに、ここで召喚したモンスターのエクシーズ素材を使い切ってからもう一度この効果を使う事が出来れば…
他にもさまざまな使い道が存在する。色々試してみよう。
2016年には、このカードの派生系として『電磁石の戦士』シリーズが登場し、強化された。
原作・アニメでの活躍
光の仮面&闇の仮面とのタッグ戦で闇遊戯が逆転の一手として召喚した切り札。
原作ではマグネットモンスターと呼ばれる合体モンスターの1種。
それまでの決闘でバラバラに使用されていた磁石の戦士達がついに揃うという伏線回収でもあった。
攻撃名は電磁剣(マグネット・セイバー)。
『生贄封じの仮面』によって上級モンスターの生贄召喚が出来ない状況下で召喚され、攻撃力の高さを活かして『仮面魔獣デス・ガーディウス』を撃破。
直後『遺言の仮面』の効果でコントロールを奪われて『復讐のバルキリオン』になってしまうが、直接攻撃をされる寸前に『融合解除』の効果で分離させられ攻撃中断。
これほどの強力なモンスターでも勝負を決めきれなかった…と思いきや、実は『バルキリオン』すら囮。真の目的は海馬に神を召喚させるための布石であった。
原作ではこの一度だけの登場だが、アニメや続編ではちょくちょく登場している。
また、高い攻撃力が災いしたか、神の当て馬にされることも多い。
乃亜戦では『マジシャン・オブ・ブラックカオス』の儀式召喚のための生け贄にされている。
ドーマ編ではグリモ戦で登場するも『オレイカルコスの結界』でパワーアップした『オベリスクの巨神兵』に倒される。
ダーツ戦では『カオス・ソルジャー』の儀式召喚のための生け贄にされている。
アニメ版の戦いの儀編では、遊戯がこのカードと罠カード『マグネット・フォース』とのコンボで、アテムの三幻神のカードを消滅させた。
遊戯王Rの天馬月行戦では『稲妻の剣』を装備し強化されるものの『邪神ドレッド・ルート』のステータス半減効果によって弱体化。あえなく撃破された。
遊戯王GX最終話の十代対遊戯戦では、十代の発動した『亜空間バトル』の効果で『カオス・ソルジャー』『バスター・ブレイダー』と共に選択され、ネオスペーシアン達を撃破する演出の後遊戯の手札に加わった。