概要
GLASで登場した融合モンスター。
カードテキスト
E-HERO ダーク・ガイア/Evil HERO Dark Gaia
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
(1):このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値になる。
(2):このカードの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールドの守備表示モンスターを全て表側攻撃表示にする。
この時、リバースモンスターの効果は発動しない。
解説
召喚条件としてダーク・フュージョンを始め、サーチ手段に乏しい融合魔法を要するうえ、名前指定があったため、フィールドに出す機会に恵まれなかったE-HERO融合体の中では、比較的出しやすいモンスター。魔法などに対する耐性などはないものの、素材によって攻撃力が決まる効果と、攻守変更効果がかみ合っているため、サイクロンなどで妨害札をあらかじめ片付けたうえで出せられれば、フィニッシャーとして活躍が見込める。
融合素材にE-HEROを指定していないため、他のコンセプトのデッキにこのカードと「ダーク・フュージョン」「ダーク・コーリング」を出張させたり、このカードの融合召喚に特化したデッキを組むことも可能。
ジャイアント・オーク、ゴゴゴジャイアントなどのデメリットアタッカーをフィールドからどかしつつ、このカードの打点に当てるのも有効。
岩石族・悪魔族のランク4エクシーズモンスターにはレベル4モンスター2体で出せて元々の攻撃力が高いジェムナイト・パールやNo.85クレイジー・ボックス等が存在するため、どちらかの種族のレベル4モンスターを展開しやすいデッキへの採用も考えられる。一例として、下級岩石族モンスターの打点は悪くないが、爆発力に欠けるコアキメイル等。
安定性は失われてしまうが、絶望神アンチホープ等攻撃力の高いモンスターを素材にして1ターンキルを狙う事を考えてみるのも面白いだろう。
「ダーク・コーリング」をサーチ可能なE-HEROアダスター・ゴールドも素材要員に使いやすい。
E-HEROデス・プリズンの登場でE-HEROのみでの融合が可能になった。
アニメでフィニッシャーを務めた上にその後のデュエルの登場せず実質勝ち逃げに近い印象のこのカードだが、実は意外に弱点も多い。
その一つが守備力。
攻撃力こそ自身の効果であまり熟慮せずとも高打点を狙いやすいが、その実肝心の守備力は0のまま動かない。
そのためデュエルリンクスなどでは仕掛けたターンでトドメをさせなければ、返しのターンでターボ・シンクロンなどで表示形式を変更されてしまうと、低レベルモンスターに殴り倒される醜態を晒してしまうことも……。
関連タグ
E・HERO ガイア…同じく十代が使用する「HERO」の「ガイア」モンスター。悪魔族モンスターではなくE・HEROを、岩石族モンスターではなく地属性モンスターを融合素材にするという、どこか意識したような緩い融合素材を指定する。ダークガイアと異なり、融合素材では攻撃力は変動しないが、場に出た際にターン終了時まで相手フィールドのモンスターを対象としてその攻撃力を半減しつつ、その分だけ自分の攻撃力を上げるという強力は攻撃力変動効果を持つという点に類似性が見られる。ただし、悪魔然とした見た目のダークガイアとどこか機械のような見た目をしたガイアでは見た目が大きく異なるし、その関係性も語られていない。
「E-HERO」一覧
効果モンスター
融合モンスター
- E-HERO ダーク・ガイア
- E-HERO ワイルド・サイクロン