「ヒーローの隠された力を呼び覚ませ!」
概要
アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の主人公・遊城十代が闇堕ちした姿、覇王十代が使用。
十代の代名詞たるE・HEROは中黒だったが、こちらはハイフンで区別している。
E・HEROが十代の心の闇に染まって闇堕ちした姿であり、E-HERO デス・プリズン以外は悪魔族である。
E・HEROと同様に融合モンスターを主軸にするのは変わらないが、その融合モンスターは「ダーク・フュージョン」による融合召喚専用という共通テキストを持ち、他の融合召喚を行うカードでは融合召喚できない。後に、専用サポートである「ダーク・コーリング」が登場、このカードには「ダーク・フュージョンによる融合召喚として扱う」と言う特殊なテキストを持つので、ダーク・フュージョン以外での融合召喚が可能となった。
基本的には融合素材に関しては引き続きE・HEROを使用し、もともと融合召喚できる組み合わせを用いることで、同じレベル・攻撃力・守備力を持ち効果が上位互換に強化された融合態に変貌する。
融合モンスター以外にも、上級モンスターや融合素材にならないモンスターの一部は、それ自体がE-HEROに変貌したバージョンが存在している。これらはデッキの回転を担うサーチ・特殊召喚要員や、単体で切り込むアドバンス召喚向きのアタッカーとなっている。
また、これらに対応する形で、E・HEROには存在しなかった組み合わせの、E-HERO(悪魔族)自体を融合素材とする融合モンスターも僅かに存在する。
全体として元となったカードの上位互換効果がほとんどという性質上、効果そのものは当時としては強力な部類であった。
しかし、当時のE・HERO同様に融合素材の貧弱さや融合召喚デッキの重さ故の弱さに加え、専用融合のために沼地の魔神王によるサーチもできずそれ故に代用としても組み込みづらい問題から、出せれば強くても出せないから弱いという位置付けであった。
そのため、帝等のアドバンス召喚デッキや、悪魔族・岩石族を主体とするデッキ、ダーク・コーリングの登場以後は墓地肥やしに長けて墓地融合素材を揃えやすいデッキ等への、一部のカードの出張でのみ活躍している。
他のHEROが発展する中で、初登場当時を最後に一切の再登場もオリジナル強化も無く、第10期まで10年近く音沙汰の無い状態が続いた。
この間に漫画GXの影響をはじめ、E・HEROの方は名前指定以外の融合が増加し、それらは優秀な効果モンスターでデッキを回転させつつそれらを融合素材にできるため、いつまでも通常モンスターが中枢のこちらとは大きく差が開いてしまっている。加えて、時代の変化によりあちらにも強力な効果が多数登場し、「初期のメンツの」上位互換でしかないこちらでは出しても力不足な状態となってしまった。
10期終盤になりようやく、E-HEROの新規と専用のサポートカードが『デュエリストパック -レジェンドデュエリスト編5-』に収録。E-HEROのサポートカードは「"ダーク・フュージョン"が記されたカード」と言う括りになり、ダーク・フュージョンのサーチ手段や、超融合等の他の融合魔法でも融合召喚可能にするフィールド魔法「覇王城」、さらには名前指定の融合モンスターを見せることで一気にその素材セットをサーチできる破格の下準備と、至れり尽くせりの強化を受けている。
しかし、一度の強化ではデッキの回転を強化するメインデッキの枠で手一杯であり、融合モンスター側は1種しか増えなかったため、回転力は大幅に進化したものの肝心の融合先はほぼ当時のままで止まってしまっている。
第12期第7弾『SUPREME DARKNESS』にて、新たなE-HEROとサポートカードが登場予定。新たなダーク・フュージョンでもある「ダーク・コンタクト」や1体のみだが悪魔族以外のE-HEROが登場する。
E-HERO一覧
※E-HERO デス・プリズンのみ岩石族である。
効果モンスター
光属性
モチーフ | |
---|---|
イラスト |
|
モチーフ |
---|
闇属性
モチーフ |
---|
モチーフ | |
---|---|
イラスト |
|
地属性
モチーフ |
|
---|
モチーフ | |
---|---|
イラスト |
水属性
風属性
モチーフ |
|
---|
※:OCG化してないモンスターカード。
融合モンスター
E-HEROの融合モンスターを参照。