HERO(遊戯王)
ゆうぎおうのひーろー
「融合召喚!現れろ!新たなる『HERO』!!」
「『HERO』にふさわしい戦いの舞台がここにある!」
遊戯王OCG及び遊戯王ラッシュデュエルで登場した『HERO』と名前が付いたモンスター郡。
遊戯王OCGではカテゴリーの一つであり、さらに細かい分類としてE・HERO、D-HERO、E-HERO、M・HERO、V・HERO等がある。カテゴリー以外ではX・HEROもある。
それぞれに独自の特徴があり、共通するのはHEROの名を持つ事だけである。
比較的に融合召喚あるいは融合召喚を発展した召喚法を用いるのが多い。
名前がHEROなだけにアメコミから日本まで様々なヒーローの要素が窺えるカテゴリーである。
個別記事があるものは各々の記事を参照。
D-HERO(デステニーヒーロー)
E・HEROとは異なるコンセプトで発展したHERO。
『運命』をモチーフとして、ターンやフェイズに関する効果も中心としている。
後に融合召喚を手にし、デッキ融合を行うと言った発展を遂げた。
E-HERO(イービルヒーロー)
E・HEROから派生した『悪魔』のHERO。
『悪魔』を冠している通り、属するHEROが悪魔族で構成されている。
ダーク・フュージョンで融合召喚される融合モンスターのみで、召喚方法が限られている。
後にダーク・フュージョンに関するサポートを得ている。
M・HERO(マスクドヒーロー)
漫画『遊戯王GX』が初出のHEROその1。
マスク・チェンジで特殊召喚される融合モンスターのみで構成されている。
漫画版では融合モンスター以外のデッキに投入する下級モンスターを有していたが、OCG化されていない。
E☆HERO(エンターテインメント・ヒーロー)
E☆HERO盤面の執行者のみが該当する。
公式のデュエルで使用不可なマッチキル効果を持つHERO。
唯一のエクシーズモンスターかつ魔法使い族であり、マッチキル効果も魔法使い族を必要とするため、
HEROの名だけを冠した全く異なる系統。
他にHEROが名前に付くカードに魔法カードの「HERO'sボンド」と「HEROの遺産」がある。
こちらはD-HEROデストロイフェニックスガイによってカテゴリ入りを果たした。
海外版ではこのカテゴリーの扱いに苦労しており、
当時は「"Elemental Hero" or "Destiny Hero"(E・HERO or D-HERO)」となっていた。
(ヒーロー・キッズ(英語名:Hero Kid)などのようにHEROカテゴリーではないが名前にHeroを含むカードを対象にしないため)
E-HEROの登場の際にはそのまま追加で対処されていたのだが、M・HEROやV・HEROの追加に伴い
"Elemental HERO", "Destiny HERO", "Evil HERO"と大文字の"HERO"に変更するエラッタが出され、
このカテゴリーは大文字の「HERO」に統一される事になった。
毎年のように強力なカードが新登場しており、年が下ることに「HERO」全体をサポートするカードの割合が増えている。
結果として6種類の「HERO」全てを搭載したHEROデッキが環境で活躍するに至っている。
現在この構築は「アヴェンジャーズ」と皮肉られ、返ってデッキ内容の単一化を招く原因ともなってしまった。
初登場の2005年以来HEROの新規カードが出なかったのは2013年と2020年しかない。
HEROの人気がどれだけ高いか分かる部分。