概要
漆黒の箱状の物体の隙間から、謎の怪異が目をのぞかせるという不気味なイラストが描かれたモンスター。ナンバーズ特有の数値も朱印のようにはっきりとした赤色で記されている点なども不気味だが、箱状のものは単なる正方形でなく、複雑で独特な形状をしているのも特徴。
OCGデータ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/悪魔族/攻3000/守 300
レベル4モンスター×2
(1):このカードは攻撃できない。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
サイコロを1回振り、出た目によって以下の効果を適用する。
●1:自分のLPを半分にする。
●2:自分はデッキから1枚ドローする。
●3:相手は手札を1枚選んで捨てる。
●4:フィールドの表側表示のカード1枚を選び、その効果をターン終了時まで無効にする。
●5:フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
●6:このカードを破壊する。
解説
イラスト以外の特徴としては、種族などの指定なしのエクシーズのなかでは高い攻撃力と、簡潔かつ厄介な攻撃不可効果・サイコロを用いたギャンブル効果などが挙げられる。
ただ、こちらの効果によるギャンブルの成功時に得られる恩恵は有用ではあるが、大人しめ。ギャンブル失敗によるデメリットのライフ半減化も、「地雷蜘蛛」のように逆用することや、アシッド・ゴーレムのように押し付け要因にするのに役立つ要素でもない。そのため、このカードは「スキルドレイン」などで効果を無効化したうえでアタッカーにする、ダーク・ガイアやウイルスカードの素材にするといった形で活かされることが多め。
近年では、「闇のデッキ破壊ウイルス」というカードが登場し、闇属性ランク4アタッカーとして、例に挙げられがちなダーク・リベリオンとの差別化を図りやすくなっている。