カードテキスト
1000LPを払ってこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
概要
フィールド上に存在しているすべてのモンスターの効果を封じることができる。
支払うライフは多めなものの、凶悪な効果を持つモンスターの増えている現状での効果モンスター封じの強力さは今更語るまでもないだろう。
自分の効果モンスターも効果を無効にされてしまうという欠点があるが、これを逆手にとってデメリット持ちモンスターのデメリットを無効にするカードとして使うことも可能。
例えばSinサイバー・エンド・ドラゴンは攻撃力4000で毎ターン攻撃でき神獣王バルバロスはリリース無しで召喚できる攻撃力3000というとんでもない性能のモンスターと化す。
このように強力な効果を持つが抜け穴も多いので注意。
無効にできない例
- フィールド以外で発動する効果。手札で発動するオネスト、墓地で発動するクリッター、除外状態で発動する異次元の生還者などがいる。
- 効果解決時にフィールドにいない場合。自身をリリースして発動するならず者傭兵部隊などの他、効果発動にチェーンして神秘の中華なべなどを使いフィールドから離した場合など。
- モンスター効果として扱わないもの。通称:効果外テキスト。例えば粋カエルのシンクロ素材にできないという部分。同じようなテキストなのに無効にできたり出来なかったりと非情(非常?)にわかりにくい。現在のカードフォーマットでは頭に番号が付いていないので区別しやすくなっている。たとえばこのカードで言えば「1000LPを払ってこのカードを発動できる。」という発動条件が効果外テキストである。
- トークンの効果。トークンは自身が効果を持っているのではなくトークンを特殊召喚するカードがトークンに効果を持たせているという扱いであり、トークン自体はルール上効果を持っているかどうかにかかわらず通常モンスターとして扱われるためである。
- 罠カードの効果を受けないモンスター。E・HEROワイルドマンやリトマスの死の剣士、儀式魔人ディザーズを素材にした儀式モンスターは罠カードを受けない。しかし、スキルドレインが先に発動していた場合はスキルドレインが優先されてモンスター効果は無効化されるため、召喚・特殊召喚を先に行っていく必要がある。
また、自分のデメリット持ちモンスターのデメリットを消せるという事は、逆に言えば相手のデメリット持ちモンスターのデメリットを消してしまうとも言える。
最近では上記の抜け穴を突くことができる強力な効果モンスターも増えているため、このカードの評価は下がりつつあるが、逆にそうしたモンスターとこのカードを併用したデッキを組むこともできると言えるだろう。
【エルドリッチ】や【神碑】で活躍したためか2023年4月に制限カードに制限強化された。
原作での扱い
アニメGXでミスターTが使用。素の攻撃力・守備力ではトップクラスのステータスを持つF・G・Dと併用して逆に低いステータスの効果モンスターの効果を駆使する遊城十代を苦しめた。
アニメZEXALではシャークさんをジャッジキルした際のⅣがデッキに投入していた。
王家の眠る谷-ネクロバレーや墓守の末裔と墓守スキドレを思わせるカードも投入されていたが、後の委員長、鉄男相手のデュエルで披露したのは面影がまるでないギミック・パペットデッキだった。旧カードの活躍を見れると思って落胆した視聴者は少なくないと思われる。
また、同作品からは高レベルのデメリットアタッカーを展開して高ランクのエクシーズモンスターの素材とすることをコンセプトにしたテーマが登場しており、【スキドレフォトン】、【スキドレ列車】のような脳筋デッキの構築も可能になった。
関連項目
愚鈍の斧 禁じられた聖杯:自分モンスターのデメリット効果を無効化して運用できるカード仲間