概要
岩石族の最上級モンスターの一種で、LEGOのブロックを組み合わせて作ったドラゴンのような見た目をした、特殊召喚モンスター。
カードテキスト
特殊召喚・効果モンスター
このカードは通常召喚できない。
自分の手札・墓地の地属性モンスター3体を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの岩石族モンスターは戦闘以外では破壊されない。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
レベルの合計が8になるように、デッキから岩石族モンスターを3体まで選んで手札に加える。
解説
「ギガンテス」等より多くの枚数を要求する代わりに、墓地からでも特殊召喚できる召喚条件を持つ他、自身を含む自分のフィールド状の岩石族に効果破壊耐性を加える効果・自身がフィールドから墓地に送られた時にデッキから3体まで岩石族モンスターを手札に加えられる効果を持つ。
なお、召喚条件を満たすために除外するカードは、墓地だけでなく手札からも選択可能であるため、枚数の多さに反して、特殊召喚すること自体は、それほど難しくはない。
同レベルの岩石族モンスター確保などに使える「怒気土器」や、このカードが登場してから数年後に加入した「御影志士」など、有用なサポートが徐々に登場しつつあるため、岩石族主体のデッキであれば、何度も使用とはいかないまでも、運用には事欠かない。
高い守備力に目がいきがちだが、攻撃力もそこそこあるので、いざとなればアタッカーに用いる手もある。
変わったところでは、「ロストガーディアン」との併用が可能で、サーチ効果を使わずに手元に来たのであれば【アステカ】のように地雷としてセットする・敢えて直接サーチしてブラフにする等の動きが見込める。
(1)は、自他の魔法などによる破壊から岩石族を守る効果。岩石族コアキメイルの自壊効果も防げる他、バウンスなどによる除去も、岩石族コアキメイルのメタ効果で1、2回は防げるため相性がいい。
(2)は、フィールドから墓地に送られた場合に、合計レベル8になるという条件を満たしていれば、デッキから岩石族を3体まで手札に加えられる効果。この手の大型モンスターにたまにみられる、3体を必ず選ばないといけないという縛りがないため、融通がきく。
総じて、岩石族主体デッキなどでは有り難い特性を複数備えたモンスター。
課題があるとすれば、岩石族に一度に複数のモンスターを墓地に送るギミックが乏しいことなど。
ちなみに海外では、属性のばらつき等の問題さえクリアすれば、一枚で非チューナー・チューナー等を確保できる存在としてアダマシアデッキで活用されたのが響いたらしく、2020年9月に準制限などを飛び越えて、禁止カードとなった。
国内でも2023年7月に準制限カードに指定されている。