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ギガンテス

ぎがんてす

ギリシャ神話に登場する巨人。本項では、『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するモンスターと遊戯王OCGに登場するカードについても解説する。
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ギリシャ神話のギガンテス

大地女神ガイアから生まれた巨人族。「ギガス」の複数形であり、後に「ギガントマキア」と呼ばれる戦争を起こした。

その後、ヘラクレスを味方につけた神々に撃退されてしまったらしい。この時彼らが武器としたのは樫の木であったらしく、それが今のイメージに繋がっていると思われる。


ドラゴンクエストでは

初登場は『ドラゴンクエストⅡ』。

その後も『ドラゴンクエストⅤ』、『ドラゴンクエストⅦ』『ドラゴンクエストⅧ』、『ドラゴンクエストⅨ』、『ドラゴンクエストⅩ』及びモンスターズに多数登場している。


一つ目且つ一本で、緑(青)色の巨人のモンスター。しかし見た目はに近い。

筋骨隆々の体格で脚の指は三本だが、手の指は4本だったり5本だったりとマチマチ。常に半笑いで、手には大木を枝葉だけ削ぎ落したかのような棍棒を握り締めている。

多数のシリーズに出演していることや、シンプルながら完成されたインパクトのあるその外観により、モンスターの中でも高い知名度を誇る。「名前がわからなくてもどこかで見覚えがある」といった具合の人も多いだろう。


初登場の『ドラゴンクエストⅡ』ではロンダルキアの祠周辺~ハーゴンの神殿で出現するようになる最終盤のモンスターで、そのいかつい見た目にふさわしく攻撃力は145とかなり高い上に「つうこんのいちげき」持ち。

倒すと1/8というかなりの高確率で「はかいのつるぎ」を落とす。シリーズでもおなじみの呪われた武器で、高い攻撃力を持つ反面実用性に乏しいが、「はかぶさの剣」に使える事や、売却すると11250Gになるため終盤の資金繰りに便利。FC版では持っているアイテムはドロップしないため、売りに戻る手間があったり、「ちからのたて」などを揃えているとお金をそれ以上稼ぐ意味が薄かったりしたが、SFC版では比較的高性能になったミンクのコートを購入するのに役立つようになっている。

無駄な行動が一切なく、ひたすら高火力の打撃で攻撃してくる敵だが守備力と呪文耐性はあまり高くなく、ドロップ品も良いので終盤戦のレベル上げ+お金稼ぎには助かる部分もある。


以後の作品でも中盤~終盤に登場するパワーファイター系のモンスターとして登場しており、『ドラゴンクエストⅤ』や『ドラゴンクエストⅧ』以降の作品でその姿を見る事がある。


『ドラゴンクエストⅤ』では特技「みなごろし」を使うようになったが、同作のみなごろしはザキ系耐性を参照するようになっている上にギガンテス及び一緒に出現するモンスターは完全耐性で事実上自爆・誤爆の危険無しで使ってきたり、一緒に出現するエビルスピリッツが「たたかいのドラム」でギガンテスを強化するなどクリア前に戦うザコの中ではかなり危険な部類の敵となっている。

また仲間モンスターシステムの対象でもあり、一切の特技を覚えない(敵だったころに使えた「みなごろし」は忘れてしまう)ものの、

  1. レベル上限が非常に低い代わりに一回のレベルアップで上がるステータスの幅が非常に大きい
  2. ステータス、装備グループ共にパワーファイター系のモンスターでありながら、すばやさが限界まで成長する。
  3. 上限近くで大量の経験値を必要とする等、非常に特徴的な成長をする。レベル6から7(最大値)まで上げるだけでメタキンを100匹以上も倒さなければならない。

2匹目と3匹目のデフォルトニックネームが、某ガキ大将よろしく「ジャイン」「たけし」だったりとかなり濃ゆい仲間モンスターに仕上がっている。

なお上限レベルは低くてもステータスが最高クラスなので、リメイク版で追加された参加者のレベルを参考にして出現するモンスターが変わるすごろく場では相性が良い。暗黒のすごろく場や謎のすごろく場をどうしてもクリアできない場合は彼を参加させるとよい(もちろん「しゅくふくのつえ」や「けんじゃのいし」も忘れずに)。


『ドラゴンクエストⅧ』では、暗黒神ラプソーンの怒りが実体化したという設定で登場。

スカウトモンスターも存在しており、Bランク制覇時点から仲間にできる上に非常に高い攻撃力・素早さ・高確率の「つうこんのいちげき」持ちのギガンツがとても便利。

ヘルクラッシャーのハルクと並んでA~Sランク突破の主力となる。

以降の作品では「ちからのゆびわ」「エルフののみぐすり」などを落とす。


ドラゴンクエストヒーローズ』では序盤のボスとして登場。巨体と頑強さを誇り正攻法でなくギミックを用いて戦うことになる。


漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』ではデルムリン島にダイ達と共に暮らす島の住人として登場。

他にも破邪の洞窟に敵モンスターとして出現したり、前日譚である『勇者アバンと獄炎の魔王』ではハドラー率いる魔王軍に所属していた。


初代ドラゴンクエストの小説版ではりゅうおう軍の幹部である竜王六魔将の一員として登場。ちなみに初代にはギガンテスは登場しない。

 

モンスターズ

やはりというか「鈍重だがヘビーな一撃を食らわせるパワーファイター」という傾向が強く、「大男総身に知恵が回りかね」という言葉通りMPとかしこさは終わっている。ジョーカー2以降は2枠の大型モンスターとして人間の3倍くらいの背丈で描かれたりする。


シリーズを通して通常攻撃の地位が非常に高い上に、ジョーカー2以降は2枠に相応しい性能に強化されたため、シナリオ攻略やRTAでは重宝する。惜しむらくべきは、若干補助系特技への体勢が低い傾向にあることだが、中には状況再現を利用して補助系特技を回避する猛者までいる。


ギガンテス系のモンスター


ドラゴンクエスト2  サイクロプス

ギガンテスの下位種。暗い青。

使用する技はギガンテスと変わらず、こちらはギガンテスほどの脅威はない…のだが、やはりこの系統の例に漏れない高いHPと攻撃力(それぞれ115・121)を兼ね備えており、強烈な打撃と時々放つ「つうこんのいちげき」で手荒すぎる歓迎をしてくれる。

ロンダルキアのモンスターとしては弱い方だが、そのロンダルキアにたどり着いた時点では十二分に強敵。下手すれば死につながるので油断してはいけない。

初登場となる『ドラゴンクエストⅡ』ではなぜか素手だった。


アトラス

神官ハーゴンが呼び寄せた邪神で、バズズ・ベリアルと並ぶ「ロンダルキアの悪魔」。オレンジの体色が特徴。

やっとの思いでハーゴン神殿までたどり着いたご一行に対し、195という高い攻撃力と2回攻撃で1人に集中攻撃してくる上、攻撃呪文・ラリホーが通じないのでローレシアの王子がやられるとほぼ負ける。その様はさながら「そろそろ下界が恋しいだろう?」と言わんばかり。

ちなみにルカナンの防御力ダウンやパルプンテの「とてつもなくおそろしいもの」で逃げ出す効果は適用されるが、まずは防御して2回攻撃されるのが誰なのかを探るのも悪くない。

 

ドラゴンクエストⅨ』でも、宝の地図のボスとして登場しており、一部クエストの対象モンスターとなっている。「つうこんのいちげき」の他に土属性の全体攻撃「ランドインパクト」を放つ。

 

ジョーカー無印ではギガンテスの上位版として登場したが、2以降はなぜか攻撃力が落ち、1~3回行動+通常攻撃で魔神斬りという不安定な動きを見せるようになった。

配合で作る場合はギガンテスから派生する。


ドラゴンクエストソードでは隠しボスの一体として登場。剣神度780以上の状態で町の洞窟にある鏡を調べると戦える。本作のアトラスの体色は従来のオレンジから黄緑がかった体色に踏まえ左手には棍棒ではなく形状からして恐らく「アトラスのかなづち」(装備としてはジョーカーシリーズから登場)。お供にはタホドラキーがおりルカナンを唱え、倒したとしてもすぐに湧いてくる為気にせず戦っていこう。能力としては火力は高めだが攻撃速度は最初は遅い為ガードもしやすい。HPが半分以下になると攻撃パターンが変わり遠距離から攻撃してくる。そういう時は落ち着いてポインターを当てて剣ではね返したり盾を使ってガードしつつ苦手な方はバイシルドを使って安定した戦い方をした方がいいだろう。接近戦になると攻撃速度が早くなる。倒すと「ごうけつのうでわ」を入手出来る(アトラスのかなづちは残念ながら主人公の装備の都合上入手出来ない)。

 

  • ラマダ

DQ5で登場。

「光の教団」なる邪教の開祖イブールに仕える神官で、大神殿でマーサ(主人公の母)になりすましている。

単なる力バカかと思いきや、上位呪文であるベギラゴンマヒャドを唱え、「はげしいほのお」も使うのでとにかく全体攻撃が得意。攻撃力も265(リメイク版では300)と結構高い。

加えて呪文封じや状態異常が通じないタフガイ。

しかし「判断力」が低い(AIの判別機能を弱く設定されている)らしく、全員マホカンタで呪文反射状態になっていても平気で呪文を唱えて自爆し、はげしいほのおを軽減する「フバーハ」でも構わず炎を吐いてくる。

※判断力が高く設定されていると、1回使って効き目がないと学習するか、即座に判別して別の行動を取るようになる


  • 闇夜の巨人

ドラゴンクエストⅩ』で登場したモンスター。

目が赤く、全身が真っ黒。

外伝ストーリーのクエスト「偽りの星詠み」のボスモンスターとして登場。「ランドインパクト」を使ってきたり、「つうこんのいちげき」を出してくる。


  • ゴールデンタイタス

ドラゴンクエストⅪ』で登場した金色のギガンテス。

お馴染みのつうこんのいちげき、だいちのいかりに加え連携技として大地の激昂まで使ってくる。

なお見た目が全く同じではあるが、強さが全然違う『試練その1』と『試練その2』というモンスターが物語の終盤で出てくる。


  • ミルドロプス

3DS版『ドラゴンクエストⅪ』限定モンスター。

とある条件を満たすことで戦うことのできる、第5の魔王の力を受け継いだモンスター。ナウマンムーア/セルゲイムーア・ピサロバーンと共に登場。


  • ギガンピック

星のドラゴンクエスト』のマルチ専用の関東地方のご当地クエストのボス。

モチーフは名前の通りオリンピック……というか聖火ランナーで、棍棒の代わりに聖火を持っている。


  • ボウジェン

『星のドラゴンクエスト』のストーリーモードのシーズン2に登場するボス。通常のギガンテスとは比較にならない程の巨体を誇る。

呪眼の先行による呪い+すばやさダウンや味方全体につうこんのいちげきを繰り出してくるかなりの強敵となっている。


  • 巨神ダロス

『星のドラゴンクエスト』の期間限定イベント『ガイアの試練』に登場。

上記のボウジェンの色違いである。


  • ギガアトラス

ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』に登場。ドメディ城(旧ハーゴン城)ギガンテスの名前違いのボスキャラとして登場。


  • ギガお

スライムもりもりドラゴンクエスト』に登場。しっぽ団の一員。

語尾に「~ンテス」と付けるのが口癖。

怪力と頑丈な体を持ち、スラリンを追いかけながら衝撃波が出るほどの強烈なパンチで攻撃する。更には通常の攻撃は通用せず、スラ・ストライクはおろか、スーパー・スラ・ストライクですら効かない強敵。

冒頭でミイホンを拐った後、最終ダンジョンに登場し、スラリンをしつこく追いかけてくる。


  • 凶ギガンテス(プロメテウス)

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』に登場。

レジスタンスの基地を突き止めたダークマスターと共に現れたブレイクモンスター。ギガンテスをブレイク化したものであり、この時は台詞はない。

終盤ではガルビルスの力によって復活し、デスバーンと共に登場するが、自身はライドしているだけで戦闘には参加しない。復活後は普通に言語を話している。


  • ひとつめの巨人

ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』に登場。ストーリークエスト終盤ステージ「名もなき遺跡」のボスとして戦闘。

たたきつぶしを受けるだけで落とされる程の高い攻撃力を持つ。現段階では仲間として使用は出来ず、ボス敵専用モンスターとなっている。実は今まで邪魔してきた魔導士の末路とされているが…


遊戯王OCG

遊戯王にも「ギガンテス」という同名のモンスターが存在する。

1つ目ではないが、一本角の巨体・服装や棒装備などドラゴンクエストのものと一致する点が多く見られる。ちなみにこちらは赤みがかった身体をしている。


☆×4 1900/1300 地属性 岩石族

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地の地属性モンスター1体をゲームから除外して特殊召喚する。

このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、フィールド上の魔法罠カードを全て破壊する。


通常召喚できずやや扱いが難しいがそれなりの攻撃力と強力な効果を併せ持ち、今でも【ガジェット】【スクラップ】など地属性主体のデッキに複数採用される事がある。

特殊召喚で出るためシンクロ素材などにし易く、効果も倒される必要があり自分のカードを巻き込んでしまう欠点はあるものの禁止カード「大嵐」と同様のものであり、大打撃を与えられる。


関連タグ

ドラゴンクエスト ドラクエ 一つ目 巨人

巨大猿人ギガンテス ギガンテス(ファントム)

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