データ
第28話「猿人の森」登場
別名 | 身長 | 体重 | 出身地 |
---|---|---|---|
巨大猿人 | 56m(雄)、52m(雌) | 5万8千t(雄)、5万1千t(雌) | 西アジア |
概要
100万年前の地球に棲息していたとされる大型類人猿で、既に滅びたものと思われていたが、最後の生き残りが西アジアの秘境にある森林に生息していた。ちなみに学名は“アウストラロピテクス・ギガンテス”。
ウルトラシリーズの都合上敵としてメディアでは怪獣扱いされているが、学名が存在するようにネオフロンティアスペースでは古代の猿、人類の先祖の一つとしての認識であり他シリーズの現代の猿が巨大化した怪獣や、猿っぽい生物星人とは根本的に異なる存在。
絶滅寸前の生物であることからスーパーGUTSも保護対象として扱っている。
ギガンテス(雄)
メイン画像の個体で、アウストラロピテクス・ギガンテスの雄。
住み家の森に近付く者は口から吐き出す「冷凍ガス」で追い払う。
怪力の持ち主で、γ号の麻酔弾を素手で簡単に叩き落す程の優れた身体能力を持っており、知能も高く立木を凶器として用いる事もある。また、見た目に反して身軽で、強烈なドロップキックを繰り出すこともできる。
仲間の雌が、リンに認めてもらいたいが為に開発計画を推し進めようとする開発チーフのソウに捕まった事を知り、彼女を助ける為にTPC特別研究施設に乗り込み、無事に助け出すことに成功する。しかし、彼女に求愛するも振られてしまった為、自棄を起こして暴れ回り、必死に雌に自分の強さをアピールし始める。
その為、事情を知らずにその暴挙を阻止せんと登場したダイナ・ストロングタイプと格闘を演じ終始圧倒されてしまうが、雌の様子を見て事情を察したダイナはわざと負けた。
無事に雌のハートをゲットする事に成功した彼は、研究施設の電飾を花束に見立てて雌にプレゼントすると、満足げに雌と共に森の奥深くへと帰っていった。
ギガンテス(雌)
アウストラロピテクス・ギガンテスの雌。
気性の荒い雄と違って温和な性格で、強くてたくましい雄を好んでいる。
雄に攻撃されて遭難したアスカを助けた事を切っ掛けに仲良くなっていった(ちなみにその際にお詫びの印とばかりに彼に立ち木に生えている林檎をプレゼントしている。)
その後、開発の邪魔になるとして敵視する開発チーフのソウに生け捕りにされてしまうが、彼女を助けにやって来たオスに無事に救出され、更にダイナを組み伏せた(上記のように、事情を悟ったダイナがわざと負けたのだが)雄に惚れ込み、彼からのプロポーズを快諾、2匹仲睦まじく森の奥深くへと帰っていった。
ウルトラマンZ
第2話にてモニターの画面に名前だけ登場。西アジアに出現したらしいが、どちらの個体が登場したかは不明。
もしかしたら現地人によって駆除される可能性も否定できないが、登場した個体がメスの場合は和解という線もありうるので彼らがどうなったか気になるところ。
ちなみに、西アジアは原作での彼らの出身地である。
余談
第28話の特技監督を務めた佐川和夫からの「雪男」という要望によって創作された。
初期のプロットでは、雌は人間のような姿をしている設定だった。また、脚本段階での雌は雄と比べて小型であるという設定だった
小説『超時空のアドベンチャー』にてギガンテスという玩具メーカーが登場しているが関連は不明。