概要
初登場は『ドラゴンクエスト6』。
鎧に身を纏っているが、さまようよろいとは違って、中身はあるらしい。そのため、物質系のモンスターではなく、悪魔系に分類される(ただし、ドラゴンクエスト9では物質系に属している)。
攻撃力と防御力の高さから苦戦したプレイヤーも多い。しかも、ムドーとの戦いでは一緒に登場する。また、ホイミスライムを呼んでくることもある。
ドラクエ7ではホイミスライムを呼ばなくなったが、「ムーンサルト」や「ちからため」を使い、ドラクエ9では「さみだれ斬り」や「すてみ」を使ってくる。
赤と黒に分かれた鎧を身につけているのは、ドラクエ7では、それぞれ別の魔物だったかららしいが、キャラバンハートではどっちも好きな色だからであると曖昧。
しかし、ドラクエ9では左から話しかけられるとギャル語で答えると言う噂をだいまじんに流され、本人はその噂を流しただいまじんを恨んでいる。
なお、町の兵士と戦う際の兵士のグラフィックはこのモンスターが使われていることが多いが、モンスターと区別するため、色を一色とされている。
デビルアーマー系のモンスター
初登場時から長らく色違いモンスターの数が最多で、シリーズを通じて合計20種類以上にも及ぶ。
特に初登場の6では同型のモンスターが10種類で、その多くがイベントで闘う城の兵士で占められている。(城の兵士軍団は灰色に統一されているのは内緒)
通常モンスター級
てっこうまじん
「いなずま斬り」や「火炎斬り」を使ったり、力の盾を使って体力回復してくる。ドラクエ9では、魔帝国ガナンに雇われた戦士という設定がある。「かぶとぎり」や「もろばぎり」で攻撃してきたり、「スクルト」で防御を固めたり、仲間をかばってくる事もある。同作では、ゲルニック将軍と一緒に登場する。
数ある色違いの中で最も色が安定しておらず、6では藍色、9では黒、10では深緑と作品によってバラバラである。
マジックアーマー
初登場となるⅦでは「マホターン」「ムーンサルト」「かえん斬り」「魔神斬り」など、多彩な攻撃をしてくる。呪文や特技の耐性が全体的に高いため、やや厄介。ドラクエⅨでは、鎧の形をした魔力の結晶という設定がある。「ラリホー」しか使ってこない。その割には何故か自身も「ラリホー」に弱い。こちらも呪文や特技に対する耐性は高いが、土属性だけ弱い。
ガーディアン
ドラゴンライダーじゃない方のモンスター。ドラゴン斬りで攻撃してきたり、ベホマスライムを呼んできたりする。特に、アクバーと一緒に登場した際は、ベホマスライムを呼び出す前に早く倒しておきたい。海底宝物庫で宝を守っているが、あのお方のせいであまり目立たない。また、7以降の作品では同色のモンスターにサタンメイルがいるためか出られない。しかし星ドラでようやく再登場を果たした。…が、この時にはDQ4の同名モンスターが登場していたためか、名前がアクバーナイトに変更されている。
サタンメイル
ドラクエ7では、最初からマホカンタがかかっており、「しんくう斬り」や「ドラゴン斬り」、「火炎斬り」や「ムーンサルト」を使ってくる。ドラクエ9では、「さみだれ斬り」を使ったり、仲間をかばったりするが、最初からマホカンタがかかっていない上に、2回攻撃をしなくなった。しかし、ステータスが非常に高いため、打撃攻撃のみではきついし、このモンスターが繰り出す痛恨の一撃は強力であるため、一撃死の危険性も高い。
エンゼルアーマー
ドラクエⅩ(Ver.3.1)で追加されたデビルアーマーの転生モンスターで、先だって行われた「ドラゴンクエストX イラストコンテスト」で蒼天のソウラ賞の次点だったものが実装されたもの。転生によって邪悪な力を失い、代わりに聖なる力を得たデビルアーマー。白と紫の二色の鎧で、兜には天使が羽を広げたようなデザインで、聖女の盾のような盾を持っている。守備力が高く、ベホイムやザオリクといった回復呪文を得意とする。倒すと「天聖鉄甲ハンター」という称号がもらえる。
メダル兵長
星のドラゴンクエストのちいさなメダル集めイベント『メダル魔王からの挑戦状』に登場する全身が黄金のモンスター。持っている盾がちいさなメダルを模したものとなっている。
ボスモンスター級
とうのへいたい
6で最初に戦うボスにして、記念すべき色違い兵士第1号。試練の塔に試練を受けにきた者に腕試しを挑んでくるレイドック城の下級兵士。ちからをためてくる以外は通常攻撃で攻撃してくる。デビルアーマーの鎧を灰色にした外見で後述のネルソンやアークボルトの兵士たちもとうのへいたいと同じ外見である。
後にライバルズにまさかの再登場を果たした。
ネルソン
レイドック城に使えるベテラン兵士で、試練の塔の最上階で戦うことになる。激しく斬りつけてきたりあしばらいしてくる。なお、進み方次第では戦う事ができなくなる。
ガルシア
アークボルトの兵士で、魔物討伐選定試験の一番手。通常攻撃の他に「とびひざげり」や「かえんぎり」で攻撃してきたり「痛恨の一撃」で大ダメージを与えてくる。また、「みかわしきゃく」でみかわし率を上げてくる。
ドラクエ7でも登場し(外見もデビルアーマーと似た姿だが、3DS版では青色の鎧に鉄の盾装備と専用のものになった)、ダーマ神殿地下の決闘場で2戦目の相手としてサンダーラット3体と共に戦うことになる。「とびひざげり」・「みかわしきゃく」・「痛恨の一撃」の代わりに、「スクルト」・「ベホイミ」・「ムーンサルト」を使ってくる。
スコット
アークボルトの兵士で、魔物討伐選定試験の二番手で、ホリデイと共に戦うことになる。「ルカナン」・「バイキルト」・「ベホマラー」といったサポート系の呪文を使い、「すてみ」を使って自分の攻撃力を上げてくることもある。
ホリデイ
アークボルトの兵士で、魔物討伐選定試験の二番手で、スコットと共に戦うことになる。呪文は使わないが守備力が高く、防御してきたり自ら身代わりになったりと守りに徹してくる。すばやさはかなり低いが、「しっぷうづき」を使ってくるので注意。
ブラスト
アークボルトの兵士で、魔物討伐選定試験の三番手で、「雷光の騎士」の二つ名を持つ兵士長。3段階ローテーションで「さみだれけん」or「しんくうは」→「ルカナン」or「せいけんづき」→「はやぶさぎり」or「まわしげり」を使ってくる。
ゾゾゲル
アクバーの配下で牢獄の町の兵団長。後のシリーズに登場するマジックアーマーと同じ姿をしている。アクバーの部屋の警護をしており、兵士の服を着ている状態でも彼に追い返されてしまい、暴動イベントを起こすためには彼と必ず話さなくてはならない。初戦ではドグマと共に戦うことになるがドグマが6ターン後に「ムラサキのひとみ」を使ってしまうため必ず全滅する。反乱決起後のアクバー討伐時はドグマ同様、睡眠薬入りのぶどう酒で眠っているが、起こせばドグマなしでリベンジできる。1~2回行動し、五月雨剣・回し蹴り・疾風突き・火炎斬り・ドラゴン斬り・メタル斬りと、6種類の物理系特技のみで攻めてくる。
フォロッド兵
ドラクエ7に登場するフォロッド城の兵士で傭兵に就く前に実力を試すべく挑まれる。オリジナル版ではデビルアーマーそのもののグラフィックの流用だったが、3DSによるリメイク版ではグラフィックが前作のとうのへいたいなどと同様の灰色一色のボディとなり、盾もてつのたてへと変更された。通常攻撃の他に、激しく斬りつけたりホイミでHPを回復したりする。
さんぞく兵
現代ダーマで戦う山賊四人衆のひとりで、戦闘時のグラフィックはデビルアーマーの流用。3段階ローテーションで「ぬすっと斬り」or「ムーンサルト」→「かえん斬り」or「ちからため」→「まぶしい光」or「ちからため」を繰り返す。
魔人スピンドル
ドラクエⅩのクエスト「ガズバランの牙」の第3話「裏切り者はだれだ!?」に登場するボス。デビルアーマーを銀色にした外見をしている。グロスナー王に仕えるスピンドル兵士長が実はガズバランの牙のスパイだった…と思われていたが、実はチョコ神ぬいぐるみが化身していた偽者で、本物のスピンドル兵士長は逆にチョコ神ぬいぐるみに化けさせられていた。使用する特技は「ビッグシールド」、「かぶと割り」、「ダークフォース」、「バイキルト」で、怒り状態だと痛恨の一撃を使ってくる。
魔人兵士
ガートランドの外伝クエスト「剣の継承者」で登場するボス。金色の鎧を着ており、3体で襲い掛かってくる。ガズバランの牙の策略によりガートラントの兵士と入れ替わった魔物たちで、その正体はぬいぐるみ。「かえん斬り」や「しんくう斬り」といった攻撃技を使ってくるが、それよりも痛恨の一撃や「会心完全ガード」に注意。
悪夢の追っ手
神話篇クエスト「ふたりの逃亡者」に登場するボスで、デビルアーマーと同じ外見をしている。かつてコゼットの命を奪った追っ手に対するロディアの恐怖が具現化して生まれた悪夢からの追跡者。3体同時に出現し、ラリホーマを唱えたり、真空斬りや火炎斬りや痛恨の一撃を繰り出してくる。
魔天兵ゴルドー
不思議の魔塔の4階に出現するボスで、魔天兵ジルバと共に戦うことになる。外見は魔人兵士と同一で金色。「かえん斬り」や「しんくう斬り」を使ってくる。
魔天兵ジルバ
不思議の魔塔の4階に出現するボスで、魔天兵ゴルドーと共に戦うことになる。外見は魔人スピンドルと同一で銀色。かぶと割りを使う他、稀にラリホーマを使ってくる。
漫画
ドラクエⅥを題材にした漫画「ドラゴンクエスト 幻の大地」では、なんと幹部クラスの敵として登場。
最初はムドーの配下として登場し、彼が敗れた後はジャミラス等の魔王の配下になっている。
幾度も主人公ボッツ達の前に立ちはだかり、おまけにボッツとの勝負ではラミアスの剣を装備しているのにもかかわらず、圧倒するという一般のモンスターとは思えない活躍を見せる。
しかし最終的にはヘルクラウド城を地上に落としたことでデュランの怒りを買い、破壊の剣に洗脳されたテリーに用済みとして始末される。
関連イラスト