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せいこんこめて念入りにブチ殺してさしあげましょう!

概要

作中で最初に登場するガナン帝国三将の1人で、杖を持つフクロウ型の鳥人。『ドラゴンクエストⅨ』で初登場。

闇竜バルボロスの背に乗って現れ、イザヤールと結託して天の箱舟を襲撃し、女神の果実を奪い去った。これにより主人公は魔帝国ガナンの復活を知り、ストーリーは地上に落ちた女神の果実回収編から、地上征服を企むガナン帝国との対決編に移っていく事となる。

人物

常に落ち着いた口調で冷静な軍師と言えるポジション。だが、失態を犯した部下に対して容赦なく死の制裁を与える冷酷さを持っていたり、

同僚ゴレオン将軍のカデスの牢獄での失態を知った暗黒皇帝ガナサダイに大目玉を喰らった不満からか、何度攻撃を仕掛けても斃れない主人公に八つ当たりする形で項目冒頭の台詞を吐き捨てたりと、

冷静な軍師を装ってはいるものの、本性は短気ですぐキレる感情的な人物

更に後述するようなドス黒い野心家な面もあり、皇帝への忠誠心もあったかどうか怪しいところ。

しかしそんな彼も、最後の将軍ギュメイ将軍を「腹立たしいことですが」と言いながらも実力を手放しで認めていることから、ガナン帝国を裏切る気はなかったのかもしれない。

彼もゴレオン将軍が死に際に喋ったように300年前に死亡しており、生前は人間であった。

エルギオスの力によってガナン帝国が魔物の帝国として現世に復活した事で、本編で姿を見せるフクロウの様な魔物として蘇っている。

生前は滅びゆく帝国と運命を共にしたとされている。

同僚のゴレオン将軍はグレイナルに挑みその炎に焼かれ討死、ギュメイ将軍は皇帝を守り抜いて討死と語られているのに、ゲルニック将軍だけは詳しい死因が不明である。

『ドラゴンクエストⅩ』に登場した際のまめちしきでは、

生前の容姿は童顔のカワイイ系で、悪辣な内面とのギャップが激しかったことや、

部下は勿論、主君や同僚にも手厳しい性格をしていたがペットのフクロウにだけは愛情を注いでいたこと等、『ドラゴンクエストⅨ』での言動からは想像もつかない衝撃的なエピソードが明かされている。

冷酷な性格や慇懃無礼な口調等が『ドラゴンクエストⅤ』に登場するゲマと酷似している。

戦闘力

ガナン帝国城に入って即刻イベント&戦闘となる。初登場時といい、奇襲がお得意のようである。

部下としててっこうまじんを2匹従えている。ゲマのパロディだとすればさしずめこの2匹はジャミ&ゴンズと言ったところか。

主に呪文を使って戦うため、こちら側全員がミラーシールドor「マホカンタ」を貼らない限りは通常攻撃を使ってこない。

使用する呪文は「メラミ」「バギマ」「メダパニ」「マホカンタ」。更に呪文耐性を下げる特技「ぶきみな閃光」を使ってくる。

なお、部下を始末する際に「ドルクマ」らしき呪文を使っていたのだが、何故か戦闘では唱えてくることはない。「メダパニ」で陣形を乱されやすいので要注意。

…がこの通り攻め手が呪文オンリーなので「マホカンタ」と「におうだち」で完封可能。それどころか勝手に反射ダメージで自滅していく事も珍しくない。ただし帝国城での戦いではてっこうまじんのサポートがあるので、コイツらをさっさと倒さないと物理で押し切られてしまう。

終始魔法攻撃しかないが、生存メンバー全員がマホカンタ状態である場合のみ通常攻撃を行う。呪文モーションと同じだが、持っている杖でブン殴ってくる貴重なシーンなので1度は見てみるといいかもしれない。

なお生存メンバー全員がマホカンタ状態が通常攻撃のトリガーの為、一人旅をしている場合マホカンタ作戦は通用しないので注意。

ちなみに、帝国三将の中では唯一の鳥系のモンスターである(他の2人はいずれもけもの系のモンスターである)。

帝国城での戦いに勝利すると、主人公が絡むと自分の計画が狂うと零しながらも、最後の将軍であるギュメイの名を出し、「彼がいれば帝国城の守りは万全」と言い残し消滅した。

その後、ラストダンジョン『絶望と憎悪の魔宮』ではエルギオスの手でもう一度蘇り、再び主人公の前に立ち塞がる。…が、今度は1人で挑んでくる為上記の「マホカンタ」&「におうだち」戦術で完封可能。

また一応素早さが上がり、「メラミ」が「メラゾーマ」に強化されているが、HPは元の半分強にまで減っている。

ゴレオン将軍も性能が追いついて居ないが、ゲルニック将軍に至っては帝国城戦の方が強かったレベルで弱体化するハメとなってしまった...。

この時、自らを復活させたエルギオスに対しては忠誠心は皆無で、寝首を掻こうとしている事を主人公にカミングアウトしている。エルギオスには逆らおうとしているのにガナン帝国には逆らわないあたり、彼がいかにギュメイ将軍を認めていたかを察する事ができる。

同系統のモンスター

  • 邪眼皇帝アウルート

宝の地図の洞窟の最深部に潜んでいるボスモンスターの1体。

人々に災厄をもたらす邪眼の持ち主で、人間の魂を喰らい、邪眼の力を高めている。

普段は目を閉じ、優しげな人物を装っている。

創造神グランゼニスの目から生まれた魔物であり、宝の地図の洞窟に登場するボスの核心をついた…というかもろネタバラシをしてくる。同じく宝の地図のボスであるイデアラゴン黒竜丸、怪力軍曹イボイノスも似た発言をしているが、彼のほうが真実をよく知っているのだろうか。

戦闘では「ドルモーア」「バギクロス」「ディバインスペル」「マホカンタ」「あやしいひとみ」「いてつくはどう」を使用。

「ドルモーア」と「バギクロス」は必ず暴走する。しかし相変わらず「マホカンタ」&「におうだち」のコンボには弱いが、「あやしいひとみ」と「いてつくはどう」で対策しているため絶対の安定策とは呼べなくなった。

火属性の攻撃がよく効くので苦戦するなら使ってみよう。

  • 永眠のフクロウ魔人

CV:林大地

『ドラゴンクエストⅩ』のVer.7.0に登場するボスモンスター。

眠りのフクロウという下っ端たちを従えるボスで、フクロウらしく口癖は「ホー」。

「守護者様」と崇める存在にメネト村の番人を任されており、何らかの理由で村人たちを眠らせている。

トープスがもつ「夢見の香炉」があれば彼のもたらす眠りを退けることができるが、一方で夢見の香炉の効果を反転させ「逆夢の香炉」として扱うこともできる……が「夢見の香炉」はVer.7.0時点では誰が作成したのか一切不明アイテムでありどうしてその様に扱う事が出来るのか不明である(シナリオ内でもある人物が疑問を抱いている)。

Ver.7.1ではトープスがメネト村の守護天使であることが発覚したため、フクロウ魔人の言う「守護者様」もトープスのことであると思われる。

夢見の香炉を扱うことができたのも、おそらく製作者であるトープスの眷属であるためと考えられる。

トープスがメネト村を眠らせたい理由は村人を守るのが目的であったため、彼らフクロウも厳密には悪役とは言い難い…が、永眠というネーミングはなんとも不穏である。

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