概要
初登場作品は『ドラゴンクエストⅨ』。
かつて栄えていたガナン帝国の皇帝。300年前に謎の死を遂げたが、大地震の影響で復活。
配下である三将(ゴレオン将軍、ゲルニック将軍、ギュメイ将軍)やイザヤールに女神の果実を集めさせて世界征服を目論んだ。
なお、ドラゴンクエストシリーズで皇帝の名を冠して登場したのはデッドエンペラーやデスカイザー等のザコ敵を除いてはこれが初。
また色違いとしてガナサダイの父親でもある名をうばわれし王(ガンベクセン)がいる。
サンドネラという妻がおり、サンディと呼び寵愛していたがそちらもなかなかの悪女であったようだ。
その独特の名前の響きから、プレイヤーから「名がダサい」「カナリダサイ」等と名前いじりをされてしまう可哀想なキャラクター。
エルキモすといい勝負だが、あちらは公式である。
派生作品である『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』や『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』以降のドラゴンクエストモンスターズシリーズにも登場している。
『星のドラゴンクエスト』ではヤヤーレ将軍という亜種が存在する。
戦闘時の特徴
第1形態
※討伐モンスターリスト1
魔帝国ガナンの皇帝。
世界のすべてを 支配するため
三将軍に めいれいし
女神の果実を あつめていた。
系統 | ???系 |
---|---|
HP | 1970 |
MP | ∞ |
攻撃力 | 168 |
守備力 | 266 |
すばやさ | 145 |
経験値 | 0 |
ゴールド | 0G |
宝 | なし |
生息地 | ガナン帝国城 |
通常攻撃のほか「メラゾーマ」「念じボール」「しんくうは」で攻撃し、「いてつくはどう」でこちらの補助効果を消す。
時折、2回行動するので回復は早めに行いたい。
第2形態
※討伐モンスターリスト1
真のチカラに めざめた
皇帝ガナサダイ。
三将軍を はるかにしのぐ
すさまじい強さを ほこる。
系統 | ???系 |
---|---|
HP | 3250 |
MP | ∞ |
攻撃力 | 220 |
守備力 | 266 |
すばやさ | 155 |
経験値 | 26500 |
ゴールド | 6000G |
宝 | ガナンのおうしゃく |
生息地 | ガナン帝国城 |
第1形態との戦いに勝利するとこの姿になる。
白骨化し、下半身は尻尾の骨のようなものが3つに分かれた異形の化け物になった。
新たに盾と槍を装備している。
…だが、槍で攻撃するのは「つうこんのいちげき」を放つ時のみ。
「スクルト」や「マジックバリア」で自身の守りを固めつつ、「メラゾーマ」や「はげしいほのお」で攻撃する。
ちなみに、第2形態との戦いに敗れると、もう一度第1形態から戦わなければいけないので要注意。
外伝作品での登場
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
初参戦。第二形態のみ登場。
配合はゴレオン将軍×ゲルニック将軍×ギュメイ将軍×バルボロスの四体配合。四体配合に必要なギュメイ将軍も四体配合での入手となる為、非常に手間がかかる。
3枠のギガボディモンスターで、賢さが高く、行動回数も多いので強力。攻撃力が低いので呪文や特技で戦わせよう。
所持スキルは「暗黒皇帝ガナサダイ」。優秀な技を数多く覚える。
第一形態、第二形態ともに登場。
第一形態の名は「皇帝ガナサダイ」。
攻撃力、賢さ共に高く、物理も呪文もいける万能型。
ドメディとの配合で父にあたる「名をうばわれし王」が生み出せる。息子から生まれる父…
第二形態の名は「暗黒皇帝ガナサダイ」。ゾンビ系のSランク。
ゴレオン将軍×ゲルニック将軍×ギュメイ将軍×皇帝ガナサダイの四体配合で生まれる。今作ではバルボロスの入手が難しいのでありがたい調整と言える。
能力はほぼ同じ。呪文や特技でアタックカンタやマホカンタ持ちのモンスターも安定して狩れる。攻撃力は相変わらず低いのでメタル系モンスターの対策が課題となるだろう。
また、他国マスターが連れていることがある。
出会ったらスカウトしたい。
基本的には前作とさほど特徴が変わらない。
配下である三将が復帰したにもかかわらず、彼のみはリストラされたままであった。残念。
同じような待遇にはスライダーキング、イブールもそうなっている。
ドラゴンクエストウォーク
2023年9月に開催された「ドラゴンクエストⅨ」イベントでは、登場するものの戦闘になることはなく、イベントシーンであっさり倒されて退場という悲しい扱いだった。
一方でその後開催された「よみがえれ天の箱舟」という後日談的なイベントでは実際に戦闘できるモンスターとして実装されている。
このイベントではなんとガナサダイの娘であるゼアルという人物が登場している。
ただし、正当な王家の血筋ではないと発言していることから前述のサンドネラ妃との間の子ではないと考えられる。
そして、『ドラゴンクエストⅨ』で天使たちに対して行っていた人体実験を、自身の娘に対しても行っていたという非道な面が明かされている。