概要
初登場は『ドラゴンクエストⅣ』。
筋肉モリモリ、マッチョマンの半獣悪魔。筋肉だけでなく、立派な角と立派な髭も特徴。
初登場の『ドラゴンクエストⅣ』では「ヒャダルコ」を唱えたり通常攻撃をするだけだが、HPが少なくなると怯えだし、たいあたり攻撃を使うようになる。
この状態は守備力が上がる代わりに攻撃力と素早さが下がる。
しかし、この複雑な行動パターンと演出は『ドラゴンクエストⅣ』特有のものであり、『ドラゴンクエストⅤ』以降は撤廃されてしまった(このようなモンスターは多い)。
遭遇時点では人間に近い薄橙色の肌だが、おびえ状態になるとガラリと体の色が変わり、同系統上位種のブルデビル(後述)に似た赤色となる。
『ドラゴンクエストⅤ』では迷いの森などに登場。能力はブルデビルに近い高さとなり、初見ではなかなか強い。
状態に合わせて体色が変化する演出は廃止され、赤色で統一された。「ヒャダルコ」や「バギクロス」などの呪文を使う。
比較的高い確率で仲間にすることができる。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵 ルカの旅立ち・イルの冒険』では氷の世界にボスとして登場。
仲間としての性能
『ドラゴンクエストⅤ』では仲間にすることができる。デフォルトの名前は一匹目から順に「アンクル」「ネロ」「しんじ」「おっさん」。
初期Lv4で「ベギラマ」「ヒャダルコ」「バギマ」を習得済み、最大Lv40まで育てられ、「おたけび」「きあいため」「ベギラゴン」「ぶきみなひかり」「マヒャド」を覚える。
敵としては普通に使ってきた「ベギラゴン」「バギクロス」が「ベギラマ」「バギマ」にランクダウンし、「ベギラゴン」を覚えなおすのはLv11、「バギクロス」に至っては最後まで思い出さない。
装備面では優遇されているので、レベルを上げれば武器攻撃と呪文攻撃の双方で活躍できる堅実な戦力となりうる。
なお、歩行グラフィックは『ドラゴンクエストⅣ』の通常モードに準じたカラーリングになっている。
アンクルホーン系のモンスター
- ブルデビル
『ドラゴンクエストⅣ』にのみ登場。アンクルホーンの上位種。
「マヒャド」、「ザオリク」などを使用する。しかし、MPが低いためどちらかしか使えない。
なお、このモンスターの配色は『ドラゴンクエストⅤ』以降の作品でアンクルホーンに使われるようになり、おなじみの配色となる。逆にアンクルホーンの色はブルデビルが受け継いでごくわずかではあるが『ドラゴンクエスト モンスターパレード』等のスピンオフ作品に出演。今のアンクルホーンのイメージは元はブルデビルのものだということを忘れてはならない…。
初登場時の『ドラゴンクエストⅣ』では、地底世界にてデスキャッスルの結界を守る四天王という中ボスキャラとして登場。1~2回行動で「おたけび」「イオナズン」「はげしいほのお」「こごえるふぶき」など全体攻撃技が多い。
以降の作品はザコ敵として登場している。
『ドラゴンクエストⅤ』では、エビルマウンテンで大魔王ミルドラースの直前で固定シンボルとして登場。
隠しダンジョンでは通常エンカウントもする。
ただし非常に確率が低いが仲間にすることもでき、仲間モンスター最強のスペックを誇る。
『ドラゴンクエストⅦ』のみ現行のブルデビルと同じ配色。
- デスカイザー
「ぶきみなひかり」を放って耐性を下げたり、「イオナズン」や「こごえるふぶき」で攻撃してくる。
『ドラゴンクエストⅨ』では「しゃくねつほのお」を吐いたり、「暗黒のきり」を使って相手の攻撃力と攻撃魔力を下げてきたり、テンションブーストを使ってテンションを一気に上げてくることもある最強格の敵。
『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』では、ギガデーモン、ミュシャド、デュランと並び魔王ザラーム四天王の一角としても登場する。
ボスモンスター
- ジャイアントホーン
『ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン』で登場する「まぼろしの大雪道」のボス。髪と髭が白で上半身が紫、下半身が緑という何か変な配色になっている。
おおめだまを4匹引き連れており、イオラや火炎の息で攻撃してくる。一方でHPは300と低く、名前負け感が否めない。
- デバーラン
『星のドラゴンクエスト』のストーリー・シーズン3に登場するボス。上半身が赤紫で下半身が濃い紫という配色である。
その他
PlayStation版『ドラゴンクエストⅣ』では、このモンスターの姿をした移民が「グレートデーモン」という名義で登場する。