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概要編集

初登場は『ドラゴンクエストⅨ』。

黒と青緑の麒麟のような姿をしたモンスターだが、かつては別の姿をしていたらしい。

「黒い流れ星」の異名を持ち、片時も休むことなく大空を駆け巡り、星をシモベに従え、見つけた者の命を奪うという。

ただコイツと戦闘になるのは洞窟の奥。大空どころか地上にすら出られていないのは言わないであげよう。


とあるクエストで一番初めに手に入る宝の地図「うす暗き獣の地図LV1」のボスとして登場するので、ほとんどのプレイヤーが一番はじめに戦うであろう"宝の地図の洞窟"のボス。

基本的にこの宝の地図のダンジョンに登場するモンスターは弱いが、このボスだけは場違いに強い。

それ故に地図を手に入れて真っ先に突入したプレイヤー達は、その浅い階層、弱い雑魚モンスターから油断して挑み、完膚なきまでに叩きのめされる。正に初見殺しと言ってもいい強さと言ってもいいだろう。

その実力故か戦闘前の台詞も自信と傲慢さに満ちており、ボスとしての存在感は確か。しかしそれでもこのボスは、宝の地図のボスの中では最弱だったりする。周回するならレベル30くらいは欲しいが、ゴームのてぶくろ・ゴームの長靴などで耐性をつけて工夫すればそれ以下のレベルでも十分勝算はある。


ジゴスパーク」「やみのほのお」で全体ダメージを与え、「つきのはどう」で攻撃力、「やみのはどう」で守備力や素早さをダウンさせてくる。おまけに偶数ターンには2回動く。

光属性が有効。


その存在感からか『ドラゴンクエストⅩ』で更にバリエーションが増えた他、後に発売された『ドラゴンクエストⅪ』でも雑魚ながら出演した。


ドラゴンクエストモンスターズシリーズ編集

「れんごく天馬」に続き、『テリワン3D』以降のシリーズに登場。

当初はなぜかドラゴン系で、魔獣系になったのは『ジョーカー3』から。

 

『テリワン3D』ではドラゴン系Aランクとして位階配合の最上位にいるため、適当なSランク以上のモンスターとドラゴン系を配合すると手軽に作れる。あつらえ向きに、アクバーややまたのおろちが旅の扉のヌシとして何度でも仲間になるため工面するには彼らが適している。

闇要素や本編の再現か、ギラ系のコツ・1~2回行動・いあつ・いきなり黒い霧と無駄のないスペックを持ち、プレイヤーには結構愛用された。ジゴスパークはギラ・デイン系なので相性が良く、本来140ポイントも使う大地斬も70ポイントで撃てる(消費MP半分をつければ35まで激減)。

「いきなり」系の特性は対戦(すれちがいバトル・フリーバトル含む)では必ず発動し、呪文を封じる黒い霧は呪文を主体にするモンスターが機能停止する一方、かしこさがあまり高くないコイツには影響が少ないため扱いやすい。

 

配合ではアサシンブロス・マリンデュエル・デスソシストのどれかと配合してコアトル、ガイコツ剣士と配合してミルドラースのヒト型形態ができる。アサシンブロス・マリンデュエル・デスソシストは配合では作れず野生でも出ないためかなり難しいが、他国マスターから引き抜けることがあるので全力で狙おう。

対してガイコツ剣士はゾンビ系の位階配合最上位なので適当なゾンビ系にやまたのおろちアクバー辺りを配合すれば簡単につくれる。

この他、魔教師エルシオンを配合すると、『ドラクエⅨ』で同じく宝の地図のボスだったイデアラゴンもできる。

当時その強さから「先生」と呼ばれたコイツと、本職の先生であるエルシオンというネタみたいな組み合わせ(色合い的にも)だが、イデアラゴンはゲマを通してギュメイ将軍を作れるため有用。ギュメイ将軍はそのまま使っても強いし、暗黒皇帝ガナサダイからさらに配合チャート上位へ派生していくので、魔戦神ゼメルギアスを作るつもりなら黒竜丸自身もかなりの回数入り用になる。

  

続く『イルルカ』ではキングリザードに譲ったため適当な配合では作れなくなり、れんごく天馬×4で作ることになる。ただしラストダンジョンの「宿り木の塔」に野生で出るのでそちらも活用しよう。

  

ドラゴンクエストモンスターズ3』の対戦では、妨害役の花形として最前線に立つ。彼のために「けものぎり」がわざわざ採用されるなど対策必須といって良い種族として環境に君臨する。


黒竜丸系のモンスター編集

  • れんごく天馬

炎の神馬。

「ジゴスパーク」を使い、「たいあたり」で捨て身のダメージを与えてくる。素早さが高く、偶数ターンは2回攻撃してくる。「れんごく」という名の通り、炎属性に強い。

ドラクエ世界での月のクレーターはこのモンスターが走ったために焦げて出来てしまったものらしい。

モンスターズでは黒竜丸に先駆けて『ジョーカー2プロ』から登場しているが、なぜかドラゴン系。ピピット島で数頭程連れだって空中を走っているが、避けづらいためバトルになりがち。

クリア後のおまけストーリーを攻略する際は、道中にある結界を破るためにこいつが落とす「ふっかつのほのお」を手に入れる必要がある。

 

この作品では最強化させると特性に「つねにアタックカンタ」が追加され、通常攻撃や大半の斬撃を跳ね返してしまう。それに「つねにマホカンタ」を持つ最強ゲモンと合わせる事によりほとんどの攻撃がシャットアウトされるということで、通称「ゲモ天」なる凶悪コンビが猛威を振るった。

しかし息や体技・踊り・ばくれつけんなど対処はいくらでもある為、強いことは強いがどんな相手も無条件に蹂躙できるほど暴れたわけではない(命令できずAI任せとなると結構融通が利かないところがあるため、それを突いた戦術とも言える)。

また「アンラッキー」の特性で攻撃が空振る・追加効果が発動しない等のリスクもあるので注意。

 

流石に暴れすぎたので、次回作の『テリワン3D』では「つねにアタックカンタ」(と「アンラッキー」)を取り上げられ、普通の「こうどうはやい」持ちに落ち着いた。

 

ちなみに『ジョーカー3』では主人公とのツーショットで堂々パッケージを飾る。重要キャラとしてストーリーに絡んでくるわけでもない奴がパッケージを飾るという快挙。


  • レジェンドホース

白っぽい体と金や桃色のたてがみをした神々しい馬のモンスター。

ヒヅメを守る蹄鉄はプラチナキングの冠と同じ素材で出来た高級品らしいが、落とすゴールドはしょぼいし、高確率でうまのふんを落としていくという哀しいお馬さん。

「あやしいひとみ」で眠らせてきたり、光の炎で相手全員に光属性のダメージを与えてくる。黒竜丸系のモンスターの中では唯一、ジゴスパークを使ってこない。なんなら完全一回行動。

これでいいのか神馬。


  • 聖獣ダイキリン

『ドラゴンクエストⅩ』の賢者クエストに登場。レジェンドホースと同色。


  • 砂塵の幻馬

黄色の体色をした神馬。『ドラクエⅩ』の「失われた時を探して」のボス。

「サンドブレス」「はげしいいななき」「バギムーチョ」の3つの強力な全体攻撃を使ってくる強敵。

『ジョーカー3』や、スマホアプリの『イルとルカの不思議な鍵SP』ではSSランクのモンスターとして登場。3DSの『イルルカ』には登場していないので注意。


  • ヒッポカンバー

『Ⅹ』の水の領界に生息。真っ青な体色。


  • 白輝丸

『Ⅹ』の王家の迷宮のボスの一人。レジェンドホースと同色。


  • 神獣馬

『X』の神獣パチャティカの取り巻きの一種。レジェンドホースと同色。


  • 森羅万獣

『Ⅹ』の嵐の領界のボス。


  • 神馬アルシオン

豪華な装飾を身に付けた神聖な馬のモンスター。

ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー』で初登場したほか、『ジョーカー3プロ』で配信限定で登場した。


  • ローラント

ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』で登場。青白い体色の霊馬で、この系列のモンスターでは唯一のゾンビ系。



関連タグ編集

ドラゴンクエスト DQモンスター・獣系

ジゴスパーク 麒麟

初見殺し


キラーマジンガ魔獣ドランゴ:油断しているプレイヤーを圧倒的実力差でぶちのめしてくる初見殺しモンスター、しかし前者はラストダンジョンの雑魚な上攻撃力は作中3位と全く格落ちしない戦闘力を持ち、後者もベストではないもののベターな選択肢に入る仲間モンスターであるため悪印象は抱かない。

Equinox:英語版の名称、読みはイクイノックス

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