ももんじゃのうた
ももんじゃ ももんじゃ
どんなももんじゃ
あんなももんじゃ
こんなももんじゃ
あ、それ!
(作詞:柴田亜美)
ももんじゃがピサロのために作った歌。
5番まであるらしい。
概要
初登場は『ドラゴンクエストⅣ』。第4章から登場するモンスターで、アヒルのような嘴に長い尻尾とふわふわした体毛を持つ。
外見は可愛いが見かけによらず結構好戦的である。
4コマ作家の牧野博之の持ちネタモンスターの1匹で、「があがあがあ」と鳴く。
ピサロを「ぴー坊」呼ばわりし、自分の抜け毛を飛ばしたりオナラを用いた合図などでピサロ達魔族の幹部を困らせる。他にも、弟の“ももたろう”が登場(彼もピサロをピー助ちゃんと呼んだ)したりとにかく大暴走している。
本編での出番は『ドラゴンクエストⅣ』と『ドラゴンクエストⅪ』、Ver.4.0以降の『ドラゴンクエストⅩ』と少ないがドラゴンクエストモンスターズシリーズでは全ての作品で登場しているなど、外伝作品では出番が多い。
また「ももんじゃのしっぽ」というアイテムとしても名前が使われており、戦闘中に使うと戦っているモンスターを仲間にしたことがあるかどうかを教えてくれる。
第1作目『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』でのみ、フィールド上で使うと次の階層へ行ける穴がある方角を教えてくれる。
またスライムもりもりドラゴンクエストシリーズではしっぽ団という悪の組織を立ち上げている。
『ドラゴンクエストⅣ』の外伝的作品トルネコの大冒険シリーズでも登場しており、第1作目ではダンジョンに生息するモンスターの役割のほか、ダンジョンで力尽きたトルネコを4匹で抱え上げ、地上まで運び出す役目も担っている。
ちなみにこの運び出す4匹は作家陣の間で人気だったのか、4コマシリーズでトルネコ一家と交流したりするなどのほのぼのとしたネタが描かれている。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』では魔獣系の位階最下位のFランクとして登場。戦力としては期待しづらいが、スキル「けものみち」はシナリオ攻略上そこそこ優秀。
戦闘能力に関しては、どのシリーズでも大抵が「最弱のスライムにちょっと毛が生えた程度の強さ」といった所で、パーティがちょっとでも育てば苦戦する事はなくなる。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズなど仲間にできるタイトルで育成した場合も、いまいちパッとしない強さで終わる事がほとんど。
また、後続のタイトルではスライム系統に特効を持っていたり、スライム系統が習得できるスラ・ストライクのパロディである「モジャストライク」を使えるなど、スライムもりもりドラゴンクエストシリーズを意識した内容がちらほら見られる。
またいただきストリートシリーズにも『いただきストリートDS』『いただきストリートWii』にプレイヤーキャラとして出現。スライムよりは強いCランクである。なお残念ながらふわふわな体毛という点でちょっと似てるモーグリとの共演はない。
ももんじゃ系のモンスター
- ダックスビル
ももんじゃの上位種(登場自体はももんじゃより先)で、褐色の体毛を持つ。ももんじゃと違い「ルカニ」を唱える事が出来る為、放置すると危険。
『ドラゴンクエストⅣ』の第1章「王宮の戦士たち」では得意の「ルカニ」とそこそこの素早さを駆使してライアンを苦しめる。
守備が下がった所を他のモンスターに狙われると危険なので、ホイミンを仲間にして守りを固めるか、破邪の剣を拾っておけば、ほぼ一撃で倒せる。
- メイジももんじゃ
ももんじゃ系の最上位種で、青い体毛を持つ。そこそこ打たれ強い上に「ヒャド」を唱える為、やはり放置すると危険。
第4章「モンバーバラの姉妹」序章で、メイジももんじゃが生息する地域へ行くのは、マーニャとミネアが弱いため自殺行為になりかねない。オーリンがいれば簡単に撃破可能になる。
- セージももんじゃ
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』で初登場した赤い体毛のももんじゃ。
見た目に反して能力値は非常に高く、MPと素早さはトップタイ。
次いで守備力、かしこさが高く、攻撃力もなかなか。
…が、体力は非常に低く、全モンスター中ブービー。一応本作の裏ボスよりはマシなので、使おうと思えば結構使えたようだ。
しかし、『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル』では固定特性があまり役に立たない「ほっかほか」に変更された上に「究極こうどう はやい」が流行っている環境のせいで無印よりは殆ど使えなくなってしまった。
豆知識によれば口がうまくて支持を集めるのがうまいという「政治」と掛けた洒落っぽい事が書かれている。
- もじゃらきラクーン
『ドラゴンクエストⅩ』のVer5.1で登場したももんじゃの転生モンスター。たぬきの焼物のような見た目をしている。
元々は普通のももんじゃだったが、酒癖が悪く酔って「バギムーチョ」をぶっ放した罰としてたぬきの恰好をさせられているらしい。
倒すと「焼物鳥獣ハンター」の称号を得られる。
『ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』に登場。王冠を被って丸々太った体格の大きなももんじゃ。
動物系のAランクで、「ラリホー」にはかなり弱い。
見た目からしてキングスライムを意識したようなモンスターだが、作品自体がマイナー過ぎる故か残念な事に他作品の出演は全く無い(その割には『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』以降の作品でグランドシャーク等のような『ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』が初登場のマイナーモンスター達がそこそこ再出演を果たしているのだが)。ももんじゃが暗躍するスライムもりもりドラゴンクエストシリーズにすら出演機会は一切無い。
しかし、2023年12月1日に発売された『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』で何と20年ぶりに再登場した。
- ドン・モジャール
スライムもりもりドラゴンクエストシリーズに登場。
テンガロンハットに左目の眼帯といったギャングのような風貌に加え、7本もある尻尾が特徴。
悪の組織しっぽ団のボスで、シリーズを通して主人公スラリンの敵として立ちはだかる。
また、『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』では「衝撃のしっぽ団」という名前で登場。分類は魔獣系のSランクモンスターとなっている。『スライムもりもりドラゴンクエスト 衝撃のしっぽ団』のしっぽ団メンバーを引き連れているが、これらのメンバー全員で一体のモンスターとして扱われている。
- ゾーマももんじゃ
『星のドラゴンクエスト』の期間限定イベント『星の夏祭り』で登場したゾーマのお面をつけているももんじゃ。
- モモたん
『剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣』に登場。
目の周りの毛がピンク色になり、モヒカンがパワーアップしている。
今作では何と主人公の相棒を務め、一緒に旅をしてくれる。但し、非戦闘員。語尾にモジャをつけて話し、主人公の前をちょこちょこ歩く。ちゃんと着いて来ているか、振り向いて確認してくれたり、こちらが立ち止まると体を揺らしながら待っていてくれたりと、芸が細かい。
ただのガイドキャラと見せかけて、終盤に泣ける展開が待ち受けている。
- モイラとジャジャ
『ドラゴンクエストモンスターパレード』に登場。
メインヒロイン「クロナ」の両親。
闇の王の命令で、光の巫女であるクロナの監視役として付けられたが、育てている間に情が湧き、いよいよクロナが城へ連れて行かれるとなった際に、彼女を逃がす。
その罪で海の牢獄に入れられるも、助けに来たクロナに害が及ばないよう、『見知らぬお嬢さん』と呼んで他人行儀に振る舞い逃げるように告げるなど、尚も彼女を気遣う。
- モモン・ジャー博士
『ドラゴンクエスト モンスターパレード』の期間限定イベント『ももんじゃ発掘隊』で登場したピスヘルメットを被り、リュックを背負い、双眼鏡を持っているももんじゃ。
語尾にもじゃをつけて話し、ももんじゃのモジャラ、ダックスビルのビックス、メイジももんじゃのメイを助手として連れている。
- チョコももんじゃ
『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』に登場。
クチバシ、モヒカン、しっぽの先がチョコレート色をしており、クチバシに赤い包み紙とリボンがついたチョコレートを咥えている。
チョコレートが大好きだが、包み紙をむいた方が美味しいということには気付いていないらしい。
他作品に大チョコももんじゃも登場する。
『ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり』に登場するやたら大きいももんじゃ。ちいさなメダルと景品を交換してくれる。交換累積数に応じて別の景品も用意している太っ腹な存在。