モーグリ
もーぐり
- 『ジャングル・ブック』の主人公。⇒モーグリ(ジャングル・ブック)
- ファイナルファンタジーシリーズのキャラクター。本項で解説する。
ぬいぐるみのような愛くるしい外見と、それに違わぬコミカルな性格が特徴。『FINAL FANTASY Ⅲ』で初登場して以来、シリーズを通してチョコボとならぶマスコットキャラとして活躍している。
また『イヴァリース』では『モーグリ族』としても登場している。
体は白く、背中に小さな羽根を持ち、頭に赤い(黄色いこともある)ポンポンがある生物。羽根はあるが、あまり高くは飛べない。
語尾が「~クポ」なのが特徴で、クポの実が好物。
『FINAL FANTASY Ⅱ』に居たジャイアントビーバーが前身のキャラクターにあたる。
中の人は主に、諸星すみれが担当している(零式、13-2などに登場する『FINAL FANTASY Ⅵ』のモグ)。
『イヴァリース』では社会生活を営む主要な種族の一つ。ヒュムと並んで生活圏が広い。
他と比べて耳やボンボンが大きく、また体が細くなり人間の子供のような体型。
体の小さいモーグリは、羽で空が飛べる。
手先が器用なため、主に機工士・エンジニアなどに付く者が多い。
シミュレーション的な能力特徴としてはヒュムと同じく割と万能。ただし力は無い。
サポート能力が万全で、特に曲芸士の技は強めになっている。
メインキャラとして『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス』ではモンブラン、『ファイナルファンタジータクティクス A2』ではハーディが登場する。
モーグリを好んで捕食するモーグリイーターというモンスターが存在する。
登場タイトルによって生態が異なる(というか別の生物?)。
- 『FINAL FANTASY Ⅴ』のモーグリイーター
大森林の地下水脈に生息するタコの様な生物。色は緑と赤紫色。
- 『ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス』のモーグリイーター
岸壁に生息する合成生物の様な生物。イソギンチャクの様な下半身から哺乳類めいた頭部と竜の様な腕が生えており、軟質で小さい下半身に対し上半身は巨大で硬質な外皮に覆われている。色はこちらも緑と赤紫。特にお腹の肉質を好む。
FINAL FANTASY Ⅲ
「モーグリ」という名前は出ず、ニャーと威嚇する。また、語尾に「クポ」も付かず、普通に人語を話す。
草食性の哺乳類で、飛行する際には大量の空気を吸い込み体を膨らませて浮遊する。
背中の翼は浮遊中に方向を変える為のもの。また洞窟を好み、蝙蝠と仲が良いという設定。
ニンテンドーDS版では後期のファイナルファンタジーシリーズにならって「クポ」と喋るようになった。
FINAL FANTASY Ⅵ
頭のボンボンや、目つきが猫やキツネの様な細目に描かれた。
以降のシリーズで登場するデザインもほぼこれらを踏襲している。
メインキャラの一人としてモグが登場。
炭鉱都市ナルシェの洞窟に住み、武芸が達者なものが多い。序盤イベントではモグに加えて10匹のNPCのモーグリが登場するが、全員異なる武器種を装備している。
基本的に人語は話せず、夢の中でラムウに教えてもらったというモグしか喋らない。
ティナはモーグリをふかふかするのが趣味。
世界崩壊時に全滅してしまったのかは定かではないが、崩壊後はモグ以外のモーグリが登場する事はない。
FINAL FANTASY Ⅶ
ケット・シーの乗っているロボットがデブのモーグリ。
他モグ・はうすなどで登場するのみ。
『FINAL FANTASY Ⅶ リメイク』では、「モーグリ・モグの物語」の影響を受けた少年モグヤが、モーグリのコスプレをして、モーグリショップを経営している。
そこではモーグリメダルとアイテムを交換することで、アイテムを得ることができる。
続編リバースでは、運がいいことに本物のモーグリが経営するモーグリショップが登場する。いたずらをするモーグリの子供を全部捕まえることで開放され、前作同様モーグリメダルを使ってアイテムを得ることができる。さらに、すべてのショップを開放すると…?
(ちなみに一部ファンからの愛称はキモーグリ。)
FINAL FANTASY Ⅷ
おでかけチョコボでモグが登場する。
FINAL FANTASY Ⅸ
『FINAL FANTASY Ⅵ』以来、久しぶりに多数のモーグリが登場する。各地に存在する種族で、兼セーブポイント。
『モグネット』という手紙のやりとりをしたり、エーコの親友としてモグも居る。
クポの実が好物。
FINAL FANTASY Ⅺ
獣人の種族のうちの一つ。人間とは良好な関係を築いており、とても仲が良い。
プレイヤーの住居である『モグハウス』を管理運営している。冒険者のお世話係的存在。
また各種イベントの司会進行を取り仕切ることも多い。
FINAL FANTASY Ⅻ
『モーグリ族』という種族として登場。
他シリーズと違い、大きな耳があるうさぎのような外見が特徴的。モーグリらしい糸目のモーグリ族の他に、丸くてパッチリとした目のモーグリ族もいる。
プレイヤーが加入するクランのリーダーがモーグリ族のモンブランであったり、都市内を瞬時にワープできるモーグリタクシーというサービスを提供していたり、各地で地図を販売していたりと、モーグリ族との関わりは比較的多い。
FINAL FANTASY ⅩⅢ-2
セラの武器の弓矢や剣になったり、ぶん投げられたり、隠れた物体に反応したりする。
ちなみに、『FINAL FANTASY ⅩⅢ』では『モーグリワークス』という店の名前で出るのみ。しかもそれをドロップするのがあのイケメン准将なのだ。
FINAL FANTASY ⅩⅣ
エオルゼアでは主に黒衣森とドラヴァニア雲海に生息。ドラヴァニア雲海の一族は長老モグリンを筆頭に聖竜フレースヴェルグに仕え、崩壊しつつある宮殿の修復に携わっている。
元々ドラヴァニア雲海に暮らしていたが、同地を見舞った災害によって黒衣森に移住・分派し、その当時の族長は「善王モグル・モグⅫ世」という伝説になっている。
エーテルを扱う素養(簡単に言えば魔法を操る才能)がある人物にしか目視することができないが、実は幻惑魔法で姿を隠しているにすぎず、必要であれば一般人の前にも現れる。人によって反応は様々で、ふかふかで可愛らしいと喜ぶ者あれば、「醜い白豚」「突然変異のビーバー」呼ばわりする者もいる。
「レターモーグリ」と呼ばれる手紙の配達を生業とする者たちが居り、エオルゼアの住民同士の手紙のやり取りはもちろん、冒険者(プレイヤー)間での手紙の配達も担当する。
蛮族クエストでは修復作業そっちのけでいたずらするため、地味にイラつくヒカセンも少なくない。会話の選択肢には「頭のポンポンむしるぞ」というものまである。
過去作のオマージュネタとして、「かつて槍を持ち高く飛んで戦ったモーグリ」という先祖の話が語られる。これはFF6のモグの事だと思われる。
(FF6ではモグは踊り子ポジションなのだが、踊りがあまり強くなかったのに対し、主武装が槍であることからジャンプと相性が良く、モグを起用するプレイヤーは「りゅうきしのくつ」「ひりゅうのつの」によるジャンプ攻撃特化で運用する事が多かった)
FINAL FANTASY ⅩⅤ
グラディオの妹、イリスが持っているぬいぐるみとして登場する。ただしかなりブサイク。
作中でもアイテムとして使う事が出来るが、その用途がデコイ(いわゆる囮
)である。こっちはぬいぐるみであるが前々作の派生作品を思い出した方もいるのでは?
どっちにしろひどい。
また作中ではチョコボとモーグリをモチーフにしたテーマパークも登場。
ファイナルファンタジータクティクス
召喚獣として登場し、召喚魔法で使役できる。これ以外では影も形もないどころか絶滅という設定になっている。
ファイナルファンタジータクティクスアドバンス
ユニットの種族として登場。種族名「モーグリ族」。
手先が器用な種族で、銃や飛空艇など機械関係の技術者が多い。
『FINAL FANTASY Ⅻ』に登場したモンブランは、本作で初登場。
ファイナルファンタジータクティクスA2
前作から引き続き種族名「モーグリ族」のユニットとして登場。特徴は前作と大体同じで、新たなジョブがいくつか追加された。
モンブランの弟であるハーディがメインキャラとして参戦する。
ファイナルファンタジー零式
朱雀には1クラスに1匹存在しており、候補生達をサポートする。
正式名称は「Military Operation Organization Guidance / Logistics Expert」。
ファイナルファンタジー クリスタルクロニクルシリーズ
従来のモーグリに比べて体がかなり丸っこい。腕がないようにも見える。
『ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル』のシングルモード時などはクリスタルゲージを持ってくれたり、アシストしてくれる。
『ファイナルファンタジー クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム』では洞窟内に居たり、アイテムを回収したりしてくれる。
聖剣伝説シリーズ
ステータス異常の1つとして登場。『聖剣伝説 〜ファイナルファンタジー外伝〜』から『聖剣伝説3』まで存在したが、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』以降は削除された。
モーグリの姿になると攻撃・魔法・アイテムの使用が一切出来なくなる。また、『聖剣伝説〜ファイナルファンタジー外伝〜』のゲームボーイ版と携帯アプリ版では防御力が0になる。モーグリ状態を回復するモグラのひげという回復アイテムが存在するものの、モーグリ状態ではアイテムが使用出来ないため回復出来ず、実質的なダミーアイテムとなっている(アプリ版では修正されている)。また、剣のゲージMAX技である旋風剣を発動している最中にモーグリ化した場合、旋風剣が終了するまでは攻撃を続行する事が可能で、貴重なモーグリ化対策となっている。
『新約聖剣伝説』ではルナの魔法「ボディチェンジ」でモーグリの姿になる。
この姿の時は嗅覚識別以外のモンスターに発見されない。
ファイナルファンタジーシリーズのそれと異なり、頭のポンポンがなく、キツネ目ではなく小さな瞳をしている(旧『FINAL FANTASY Ⅲ』のイラストとほぼ同じ。『FINAL FANTASY Ⅵ』のモグもイラストによってはこの目)。
色は作品によって異なる。
『聖剣伝説2』ではモーグリの村があり、キャラクター(種族)としてのモーグリも登場する。
他にも『聖剣伝説2』、『聖剣伝説3』ではモーグリの名を冠した武器・防具・アイテムが存在したり、『聖剣伝説2』では精霊ジンの魔法「バルーン」が最高レベルの時は風船がモーグリ型になるなどの出番もある。
キングダムハーツシリーズ
店を営んでいる。小さいためか常に浮いている。
デザインはファイナルファンタジーシリーズのものと同じだが、あの世界観に合わせて丸みを強調・単純化されている。
一部のワールドを除いてホログラムになっているが、頭のポンポンを触られるのを避けるためらしい。
機関ver.の黒マント姿も居る。
いただきストリートシリーズ
ドラゴンクエストシリーズとファイナルファンタジーシリーズのコラボの初回作である『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』(『FINAL FANTASY Ⅺ』が出典)と、『ファイナルファンタジー in いただきストリート MOBILE』および『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートMOBILE』、さらに『いただきストリート ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー 30th ANNIVERSARY』にも登場する。
なお『Special』ではBランク、『MOBILE』ではCランク、『30th ANNIVERSARY』ではすれ違うとマークをくれるお助けキャラである(エーコと同じ扱い)。
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隠しキャラクターとしてゲスト出演。ファイナルファンタジーシリーズからは他にもシロマやクロマ、サボテンダーなどが登場している。
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