概要
チョコボとは、ファイナルファンタジーシリーズに登場する、大型で二足歩行の黄色い鳥。シリーズのマスコットキャラクターとして知られる。
『FINAL FANTASY Ⅱ』から登場し、様々な作品で現実世界での馬に相当する乗り物として活躍している。ただし、『FINAL FANTASY Ⅴでは「メスのチョコボは乗れない」事が判明しておりメスのチョコボは乗られるのを嫌がる性質がある為だという。
種類も多数おり、一部はモンスターとしても登場している。
好物は主に「ギサールの野菜」、鳴き声は主に「クエッ」
元ネタはチョコボールであり、姿はガストルニスがモデルだと言われている。
ファイナルファンタジーシリーズでのチョコボ
FINAL FANTASY Ⅱ
「カシュオーンの みなみのもりに チョコボというなの へんなとりが すんでいるらしい」
FC版では白色だったが、リメイク後は黄色になる。
乗ると敵に遭遇しなくなり、降りると逃げてしまうのは以降のシリーズと同じ。
FINAL FANTASY Ⅲ
川が渡れるようになる。
チョコボの森があちこちにあり、乗って浮遊大陸を一周すると小人のパンが貰えた。
また召喚魔法としても登場し、新キャラクターとして「デブチョコボ」も登場した。
FINAL FANTASY Ⅳ
新たにMPを回復してくれる白チョコボ、空が飛べる黒チョコボが登場する。
チョコボの森以外に、広めなチョコボの村がある。
他、召喚魔法・デブチョコボも登場する。
FINAL FANTASY Ⅴ
主人公バッツの相棒「ボコ」として、降りても逃げずにその場で待ってくれる。
チョコボの森もあるが、めすのチョコボは乗れないらしい。ちなみにメスのチョコボは「ココ」という名前である。
他、召喚魔法・黒チョコボが登場する。
FINAL FANTASY Ⅵ
チョコボ屋で借りて乗る方式。降りると店に帰る。
また、セッツァーのスロット技「チョコボラッシュ」で登場する。
天野イラストの魔導アーマーはチョコボに似た体格だが、製造の参考にしたかは不明。
FINAL FANTASY Ⅶ
チョコボを捕獲して飼育できるようになった。
捕獲しただけでは降りたら逃げるが、飼育したものは待ってくれるようになる。飛空艇ハイウインドにも載せられる。
黄・川・山・山川・海チョコボと多数だが、いずれも地上(と海)を走るのみ。
巨大娯楽施設ゴールドソーサーでは競馬ならぬチョコボレースが催されており、飼育チョコボを保有していればレースに参加する事も可能。
召喚魔法は「チョコボ&モーグリ」として登場している。
『FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE』では、6番街でチョコボ・サムが交通用として飼っている。
サブクエストで逃げたチョコボを連れ帰ると、ファストトラベルができるようになる。
続編『FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH』では、本格的にチョコボに乗って移動することが可能。種類は普通の黄色いチョコボのほか、山・森・空・海の4種類が確認できた。それぞれの特徴として、
- 山チョコボ:チョコボの足跡が描かれた壁を登れる。
- 森チョコボ:キノコを使って所定位置まで大ジャンプできる。
- 空チョコボ:高いところから飛び降りて滑空できる。
- 海チョコボ:水場にいるときにジェット噴射でホバリングできる。
と言った特徴があり、それぞれの地域で乗れるチョコボが変わる。
いずれもクラウド専用チョコボに名前が付いており、チョコボレースにも参加できる。その際にコスチュームなどをいろいろカスタマイズすることが可能になっている。
コチョコボを追いかけると、古びたチョコボストップ(チョコボ停留所)を直して、ファストトラベルが使えるようになる。
FINAL FANTASY Ⅷ
チョコボの森で親チョコボを捕まえると乗せてくれ、「コチョコボ」が貰える。
親愛の証を手に入れると捕まえなくても乗せてくれるようになる。
「コチョコボ」はおでかけチョコボRPGでは主人公として、本編では乱入型G.F.として登場する。
FINAL FANTASY Ⅸ
チョコボの森など世界各地でここほれチョコボができる。
チョコは進化していき、最終的には空チョコボとして空も飛べるようになる。
チョコボの桃源郷ではデブチョコボも登場する。
FINAL FANTASY Ⅹ
ミヘン街道、ナギ平原で騎乗できる。
続編の10-2では特殊なモンスターとしてザコ敵と共に登場する事があり、とあるサブイベントをクリアした後にギサールの野菜を使えば捕獲及び育成ができる。
FINAL FANTASY Ⅺ ※オンラインゲーム
乗ることはできるが「免許証」が必要で、時間は原則30分。特定の装備で延長できる。
「ギサールの野菜」を与えることで地面を掘ることができる。
チョコボ育成もでき、黒・赤・青・緑と色も増えている。また、レースにも出場できる。
チョコボに乗っている人に姿が透明になる魔法「インビジ」をかけ、一見すると誰も乗っていないチョコボが勝手に動いているように見える「野良チョコボ」なる裏技がある。
FINAL FANTASY Ⅻ
産地によって色が違うらしい。
チョコボ屋やはぐれチョコボなどで乗れるが、制限時間が設けてある。
モンスターとして茶・黒・赤・緑・白チョコボが登場している。
FINAL FANTASY ⅩⅢ
サッズの相棒として雛チョコボがいる。名前はまだない。
人より少し大きいくらいのコクーン産チョコボと、人の倍はあろうかという巨躯を誇り、
垂れ下がった2本のモミアゲ(?)が特徴的なグラン=パルス産チョコボの2種類が存在する。
プレイヤーが騎乗できるのはグラン=パルス産の方。
知能がかなり高く、人語を理解できる。
続編の『FINAL FANTASY ⅩⅢ-2』にはチョコボ風の服装のチョコリーナが登場している。
FINAL FANTASY ⅩⅣ ※オンラインゲーム
グランドカンパニーから支給される「マウント」として登場。このチョコボは「ギサールの野菜」を使用することで戦闘に参加させることもできる。通常のチョコボの他に「でぶチョコボ」や「グランチョコボ」等の種も存在する。
また、『FINAL FANTASY Ⅶ』の様にチョコボレース用の個体を育成や交配経てゴールドソーサーのチョコボレースに出場させることができる。
原産地はイシュガルドで、パッチ3.0「蒼天のイシュガルド」で追加されたマップ「高地ドラヴァニア」には、野生の「ワイルドチョコボ」(エネミー)が生息している。
4.Xシリーズのレイドである"次元の狭間オメガ"ではチョコボシリーズをもとにしたアルファというNPCが登場する。
FINAL FANTASY ⅩⅤ
牧場からレンタルできる。自分好みの色に変えることも可能。
FINAL FANTASY ⅩⅥ
主人公・クライヴの相棒と思われる白チョコボが登場。顔は従来のデザインよりも目付きが鋭く、ハシビロコウに似ているとの意見も見られる。
またどう見てもただの鶏にしか見えないニワチョコボという品種が登場。作中ではポピュラーな家畜として飼育されている。
ファイナルファンタジータクティクス
基本的に敵として登場。最初に会うのはボコという名のチョコボ。
勧誘して仲間にすれば乗ることができるが、チョコボは戦闘に参加しなくなる。
他に黒・赤が登場しており、特に赤チョコボのチョコメテオは非常に強い。
儲け話で「ハイカラチョコボ」という亜種も存在する。
ちなみに食用にもなっている。
ファイナルファンタジータクティクスアドバンス
基本的にジャッジの乗り物としてしか登場しない。
設定上では赤チョコボも居るようで、軍用チョコボにはペイトレールが使われている。
チョコボ関係の料理が登場しており、食用でもある。
ファイナルファンタジータクティクスA2 封穴のグリモア
基本的に敵として登場。仲間として使えなくもないが、乗れるのはチョコボ士のみ。
他に黒・茶・緑・白・赤チョコボが登場している。
ファイナルファンタジークリスタルクロニクル
キャラクターとして登場はしないが、黄色いはねという素材があり
武器・防具として使われている。
ディシディアファイナルファンタジー
戦っていると登場するシステム上のボーナスキャラクター。
他に黒チョコボとデブチョコボも登場するように設定できる。
幻獣(召喚獣)としても登場する。
FF:U〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜
冒険の舞台となる異界に住む鳥として登場。
同行する仲間としてチョコボの「チョビ」が登場しユウに懐いているほか、
チョコババ姉妹が大勢のチョコボを引き連れて現れるシーンもある。
ファイナルファンタジー零式
様々な種類のチョコボを飼育・繁殖可能。幼体は「ひよチョコボ」。
イザナの愛チョコボであるチチリが登場する。
が、シナリオ最序盤で死亡。作品が作品なので(エグくはないものの)鮮烈な死亡表現がある。
ワールドオブファイナルファンタジー
ミラージュ(モンスター)として登場。
Sサイズミラージュ「ヒナチョコボ」はストーリー再序盤、「クロヒナチョコボ」は序盤のシンボルエンカウントで入手できる。
進化系統は
- ヒナチョコボ→チョコボ→メカチョコボ
- クロヒナチョコボ→トウホウフハイ
となっている。
チョコボシリーズでのチョコボ
チョコボを題材とした独立シリーズも存在し、こちらでは一貫して主人公。
『チョコボの不思議なダンジョン』ではプーレという名前が付いている。
基本的に能天気な性格をしている。鳴き声は「キュピィ」
「チョコボスタリオン」においては、体格が年齢とともに成長していく。
誕生~1歳羽までは羽がふわふわで小さく、
2歳羽になると「ダンジョン」シリーズの主人公達のような体格になり、
3歳羽になると他シリーズのようなすらっとした体格の大人のチョコボになる。
このシリーズを原作とする、かとうひろし作の漫画「チョコボのふしぎものがたり」においては、
子供の頃は鳴き声は「キュピ」で、大人になると「クエ」に変わるという設定だった。
その他シリーズでのチョコボ
聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-
卵から孵化したときに主人公を始めて見たため刷り込みにより親と思い込み以降主人公の相棒として、相談すると乗せてくれるようになる。
終盤主人公を助けて足を負傷してしまうがボンボヤジの改造を受けて下半身をメカ化したチョコボットとなる。チョコボットはホバー走行可能で水陸両用。ちなみに寒さに弱い。
主人公を励ますシーンがあり、NPCとして仲間になる期間も長く、名脇役といえる。
「新約」ではエンド画面で数分放置していると出現する。
聖剣伝説 LEGEND OF MANA
敵として登場している。
鳥ヒナを捕まえることで、ペットにすることもできる。
敵のときは黒色だが、ペットは黄色。
半熟英雄
幕間のゲストとして登場したり、エッグモンスターとしても登場している。
シアトリズムシリーズ
FMSでボーナスチャレンジに成功すると登場し、距離を稼いでくれる。白>黄>黒>赤の順に足が速い。
『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』ではBMSでの召喚チャレンジに失敗した時の救済措置として登場。
『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』では条件を満たすとプレイヤーキャラとして使える。
いただきストリートシリーズ
『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』にプレイヤーキャラクター登場するが、以後の作品ではプレイヤーキャラとしての出番がない。『いただきストリートSpecial』でもプレイヤーオンリーと言う立ち位置であり、基本的にしゃべる事がないゆえかモーグリと違い出番は少なめである。ただしカジノゲームや背景に登場するモブキャラとしては出番が多い。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では追加配信コンテンツにMiiファイターコスチュームが登場。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でもMiiコスチュームとして登場したほか、セフィロス配信時は「チョコボ&モーグリ」名義で追加スピリッツとして配信。ランクはNOVICE。憑依ファイターはMiiファイター(格闘タイプ)(とカービィ)。チョコボのぼうしを購入していれば、Miiファイターはチョコボのコスチュームを着ている。
チョコボ?
- 『サガ2秘宝伝説』(GB版)には鳥系のモンスターがいるが、なんかチョコボに似ている。キャラアイコンに至ってはまんまチョコボ
- 『ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト』のとある場所にある風見鶏がまんまチョコボ。話しかける事ができるが、本人(?)曰く本当にチョコボであるらしい
関連タグ
ファイナルファンタジーシリーズ チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮 魔法の絵本 チョコボレーシング チョコボGP チョコボスタリオン
プーレ デブチョコボ 黒チョコボ 赤チョコボ チョコリーナ ひなチョコボ
馬:ここまで挙げたように荷役・移動・軍用・娯楽・食用などあらゆる出番をチョコボに奪われているかわいそうな生物。一応モンスターや幻獣として登場する事も稀にあるため、全く想像上の存在という訳ではない模様。
おおくちばし:『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』で似たような描写がされている
ダチョウ:創作において乗り物になることがある現存する鳥
フィロリアル:『盾の勇者の成り上がり』に登場する同類。女王候補は擬人化する。
サンダー(ガラルのすがた):『ポケットモンスターソード・シールド』に登場するそっくりさん
スライム(DQ):ファイナルファンタジーシリーズと並ぶ国民的RPGシリーズのマスコット。現在ではチョコボと共にスクウェア・エニックスの二大看板となっている。
キョロちゃん:元ネタ。タイアップ商品として、「チョコボのチョコボール」が発売されたこともある。
乗用鳥:『ひろがるスカイプリキュア』に登場する二足歩行の鳥。見た目が類似。スカイランドにおける移動手段と見られる。