概要
初登場は『ファイナルファンタジー6』から。
パワードスーツの一種であるが、魔法技術が組み込まれている点で特異なものである。
搭乗すると、魔法を使えない常人でも魔力の使用が可能で、劇中ではビーム等で攻撃している。
また、回復魔法のように味方の体力を回復させる機能も確認され、継戦能力の高さも相まって並の歩兵程度では、まともに太刀打ちする事すら困難である。
敵であるガストラ帝国の機体であるが、イベントで味方が鹵獲して使用するシーンもあり、熊そっくりの筋肉だるまはもちろん、同行していた暗殺者に機械オンチのサムライに至るまで、全く問題無く操縦が出来ていた為、機体の操縦自体は難しくない模様(「ゲームだから」と言ってしまえばそれまでだが…)。
但し、機体の性能を引き出す為には、やはり搭乗者の魔力も影響するようで、ティナが乗るとより強力な武器が使用できる。
試作用のプロトタイプ、空中戦用タイプ等の亜種も存在する。ガストラ帝国軍はこの兵器を用いて各地を侵略していた。ゲーム序盤から登場する他、パッケージイラストやCM等でも、魔導アーマーに乗ったティナが描かれており、魔法と機械文明が入り混じったFF6の世界観を象徴する存在と言える。
FF14では
『ファイナルファンタジー14:新生エオルゼア』にも登場。
公式トレイラーでは、雪原を3体のイラスト版の魔導アーマーが歩行する姿で紹介されており、BGM等からFF6のOPを彷彿とさせる演出がなされている。
作中では主人公の敵対組織「ガレマール帝国軍」の分隊支援兵器として多数が登場する。また主人公達が鹵獲して使用する事も有り、プレイヤーの乗り物「マウント」としても入手出来る(但し、攻撃性能はない)。
魔導アーマーは主砲である魔導カノンに加え、2連装マシンガンである魔導フォトン砲を装備している。またプレイヤーが使用するものは、フライングマウントシステムへの対応として、飛行形態への変形が可能になっている。
紅蓮のリベレーター以降は「魔導プレデター」と言う名前でゲーム版デザインのものも登場する。
その他
スーパーマリオRPGでは、小さくて見逃しやすいが、ブッキータワーの受付カウンターの左側に魔導アーマーの模型が置かれてるのが確認できる。リメイク版も同様。
デザイン
ゲーム内に登場するドット絵と、天野喜孝による公式イラストとでその造形は大きく異なる。
ゲーム版
ゲーム中のドット絵では人型の造形に近く、2本爪の付いた腕を持つパワーローダー然とした風貌。
イラスト版
天野喜孝によるパッケージアートや当時放送されたCMでは、クチバシのように尖った砲口に二枚の羽、猛禽類を思わせる鋭利な爪先の逆関節の二本足など、鳥(おそらくチョコボ)を意識した造形で描かれている。
尚、上記にあるプロトタイプのデザインは、イラスト版に近似している。