プロフィール
年齢 | 18歳 |
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身長 | 172cm |
体重 | 58kg |
生年月日 | 3月10日 |
星座 | 魚座 |
血液型 | B型 |
職業 | ルーンナイト(元帝国将軍) |
出身地 | ベクタ |
宝物 | シド博士に贈られた「セリス」という名の薔薇の株 |
趣味 | シド博士の温室の世話、ローズ・トピアリー作り |
好きな物 | アンティーク絵本 |
嫌いな物 | 弱い男 |
CV | 桑島法子(WOFF、DFFOOより) |
概要
「常勝将軍」と呼ばれ恐れられるガストラ帝国の元幹部。帝国の技術者シド博士によって人工的に魔導の力を注入されており、魔法が失われているFF6の世界においては希少な「最初から魔法を使えるキャラ」の1人。弱冠18歳にして高い地位に就いていたのも、それだけ魔法が使えることの優位性が大きかったのだとも解釈できる。
本作の初期操作キャラであるティナとは様々な意味で対比的な印象を持っている。
(特殊な出生事情を持つ「天然の魔導士」であるティナに対していわゆる強化人間的な存在であるセリス、初期習得魔法が火属性のファイアであるティナに対して氷属性のブリザドが使えるセリス……等。しかし剣や鎧などの戦士系重装備が可能なのは両者とも同じでゲーム的な性能は近い感じであるなど、共通点も結構ある。)
ストーリーへの絡み
物語序盤の初登場時には、既に裏切り者として捕えられ将軍の地位を剥奪されている。
SFC版・PS版では地下牢で鎖で拘束された状態を救出することになるが、この際選択肢に意味もなく「このままながめてるのもいいか」というものがあったりするのが未だに語り草である。
他機種リメイクではなくなってしまった。(ゲーム内の変更点が殆どないPS版と、下記のVC版では健在)
ナルシェでカイエンと出会った際に、マランダ国を滅ぼした将軍ということで「帝国のイヌめ! 成敗してくれよう!」と詰め寄られるがロックに庇われる。その後もカイエンから「おぬしを信用したわけではないぞ」と言われ、セリスもまた「私が敵か味方か自分の目で確かめろ!」とお互い険悪な雰囲気を見せている。
この前後にエドガーから「ロックもいろいろと過去を持つ男だ。さっき君をかばったのも、愛情だとカン違いして、ほれちゃいけないぜ」と釘を刺されるが「私とて軍人のはしくれ。そう簡単に心を動かしたりはしない!」と怒った様子で答えている。
如かしながら中盤のオペラ座のイベントでは、似ているという歌手マリアの姿になり、セッツァーを誘き寄せる役を引き受けている。当初はイヤがるようなそぶりを見せていたが、楽屋に入った途端発声練習を始めるほどノリノリになる。これにはロックも笑いを隠せなかった。
マリアと似ているだけで肝心の歌唱はどうなのかといえば、台本を間違えない限りは歌唱をやりきっている為に本職のオペラ歌手顔負けの歌唱力があるようだ。
この頃になるとロックへの想いをちらつかせ、だいぶ女性らしい口調になっている。
帝国ではケフカの策謀でスパイ疑惑をかけられ、身の潔白を証明するべく魔法でケフカと共にいずこかへ転移。行方不明となり一時的に離脱することになる。このイベントの際、カイエンを連れているとセリスを「怪しい女だと思ったわ!」と罵倒する固有台詞が見られる。なお、セリスとカイエンが和解するイベントはないものの、両者の不仲が窺えるイベントもこれ以降は特にない。ケフカの罠から救った時点でカイエンの信用を得たと解釈していいだろう(あるいは後述の魔大陸のイベントか)。
その後は後述の理由から帝国側に保護され、しばらくの間PTから外れる。幻獣の暴走によって帝都が大打撃を受け、ガストラ皇帝はリターナーに対して和解の席を設ける。そして「セリスがスパイというのはケフカのウソだった」と述べ、一行の前にセリスの姿を見せる。この時点ではパーティーには戻らず、魔大陸に突入する直前で再加入する。魔大陸に連れて行かなくても最深部のイベントで登場する。
アルテマウェポン撃破後のガストラ皇帝とのイベントでは、まだ少なからず忠誠心はあったのか「ガストラ皇帝! やめてください!」と呼びかけているが攻撃されて一蹴される。続けて主人公たちも三闘神の力で動きを封じられてしまった。
直後にセリスはガストラから「お前だけは特別だ」として共に世界の支配者になれと誘いを受ける。
ガストラの目的はケフカとセリスの間に子孫を成し、ガストラ魔導帝国を繁栄させることにあった。
出戻りの条件として主人公たちの抹殺を命じられ、セリスはケフカから剣を受け取る。そのまま主人公たちに刃を振り下ろすかに思われたが、争いを生む力などない方がいいと口にしケフカに斬りかかる。
これによって激昂したケフカは三闘神を復活させ、その力を用いて逆襲に出ようとする。だが三闘神の復活は世界の滅亡を意味するので、咎めたガストラとケフカの間で争いが起こり、結果ガストラは三闘神の雷に撃たれ敗北。ケフカによって魔大陸から蹴り落されてしまった。
今度はセリスがケフカを止めようとするが容易く跳ね除けられ、三闘神の暴走という事態が起きてしまう。だがセリスはシャドウに助けられ、彼がケフカの足止めを担っている間に仲間たちと共に魔大陸を脱出する。
しかし世界崩壊の衝撃によってブラックジャック号は大破。セリスは仲間たちと離れ離れとなり、1年間も意識不明となってしまう。
やがて、漁港でのロックとのやり取り(以前、スパイ疑惑をかけたロックを冷たくあしらってしまう)で、サウスフィガロの地下室のBGMとオペラで歌った「アリア」に悲愴感を加味したアレンジの「セリスのテーマ」が流れる…。
BGMは将軍時代のセリスのイメージと真逆で乙女チックであり、帝国将軍時代のセリスの心がすっかり氷解した様子が演出されている(昔からシド博士など、セリスをかわいがる男性はいたようだが、恋する乙女の素顔を見た人物は少なかったようだ)。
世界崩壊後は孤島でシドに1年間看病されていた。
その後、シドと共に生活(と言っても漁労)するがある段階で孤島を出、仲間を捜す旅に出ることになる。
この時にはシドの事をおじいちゃんと呼んだりと最初の将軍の頃の面影は全くなくなっている。
しかし、場合によってはシドと死別することになる。
彼が亡くなった後、「みんな死んでいく。ロックも、もういない。世界はもうおしまいなのね」と絶望し、一度は崖から身を投げる(この時もまた「セリスのテーマ」が流れる)が、奇跡的に助かる。
そして、鳩にロックのバンダナが巻かれているのに気づき、彼を探すべく島を出る決意をする。このイベントの時に、鳩に巻かれていたロックのバンダナは後にFFRKにて装備品として登場した。
実はこの時の絶望の展開はシチュエーションこそ違うが、あのオペラ「マリアとドラクゥ」を髣髴とさせる。
ただ、劇中のマリアと違いセリスは微かな希望を胸に「待つ」のではなく行動を起こしたのである。
実は、女優マリア以外に、帝国に殺されたロックの恋人・レイチェルとも瓜二つである(セリス初登場時のロックの台詞、レイチェルのドット絵、レイチェルの遺体を見た時のセリスの反応から窺える。ロックは以前からセリスのことは知っていて、レイチェルに似ていると認識したのは、セリスの鎖を外した時であった)。
その為、ロックに対しては「自分は死んだロックの元恋人・レイチェルの代わりなのか?」と問いたり、帝国のスパイと疑われた後でなかなか彼と打ち解けることができなかったり、幻獣フェニックスにおける一連の出来事の背景には彼への複雑な思いを抱えていた。
しかし、その過去のトラウマに苦しむ彼の心の中にいた想い人とは・・・?
世界崩壊後のメイン主人公
ちなみに、世界崩壊後はセリスの視点からスタートするのでEDまで必ず登場する仲間キャラの一人。
つまり、ティナと並んで真の主人公と言われやすいキャラであるが、ロックとの恋愛イベントが必須でロックを加入させなくてもゲームのクリアが可能であったり、地下室で眺められるイベントや孤島で看病されていたイベントや触手戦など、エロRPGのようなイベントが多かったりと、ティナと比べると大人向け、玄人好みの印象を受ける(そのせいか、パッケージやコラボ作品ではティナが抜擢されることが多く、ロックの抜擢度も多からず少なからずとなっている)。
ブラックジャック号が崩壊した時に、ロックの目の前でセリスが墜落している描写がある(やり取りはプレイヤーの妄想に委ねられている)。
世界崩壊後にセリスがティナよりもロックを先に仲間に加えると、セリスとロックが協力してモブリズにいるティナを「守り」に行くストーリー性がある流れになったりする。
ロックが加入するか否かでEDが変わる(余談で、ストラゴスがいるかいないかでもリルムからの扱いが変わる)。
ロックが加わっているとセリスに迫った危機に彼のトラウマの再来かと思われたが……?
オリジナルコマンド
オリジナルコマンドは魔封剣(まふうけん)。これは剣を掲げた後一回に限り、敵味方問わずに誰かが使用した魔法を吸収し、その消費MP分のMPを吸収する(ダメージは受けない)。
序盤は魔法を使える仲間が少ないため純粋な防御手段として有効であるが、仲間が魔法を扱い始める中盤以降になると使い所が難しくなる。これは、ストーリー本編ではこれを必要とするほどの強敵がほとんどいないことも大きい。
ちなみに一部の魔法は吸収出来ないが最強魔法のアルテマ(オリジナルコマンドが使えないマジックマスター戦を除く)や、魔導レーザーなどの一部の特殊攻撃も吸収可能。
特にGBA版などでアルテマを使う隠しボス等では有効である。GBA版の追加ダンジョンでは、ザコ・ボス問わず魔封剣が有効な敵は多く、しかも厄介なものばかり。対応する攻撃であればいかなる破壊力を持つ攻撃も「確実に無力化」できるため、真に強い相手でこそ輝くコマンドと言える。
そのため、これを戦術に組み込む場合は味方側も魔封剣に引っかからない攻撃や回復を心がける必要がある。青魔法やメテオとの相性は抜群なので、これらを使いこなすと難易度はグッと下がる。
チョコチョコボンボン版
チョコチョコボンボンでは連載後半にFF6のキャラが連続でゲスト出演する流れがあり、その中ではセリスは最初に登場した。
ガストラ帝国の将軍で、まだ離反していないため兵士に指示するシーンがある。外見はドット絵準拠で、なんと原作ゲームに登場しない鞭を装備している。
口調は女言葉だが将軍らしく軍人口調になることもある。ギャグマンガなのでキャラ崩壊しており、怒りっぽい性格になっている。
素性の知れぬバッツを敵国のスパイと疑い拘束し厳しく尋問した(何気にゲームとは逆の立場になっている)。
実はカラオケが大好きであり、歌に夢中になっている間にバッツたちを取り逃がしてしまった(オペラから連想したのだろうか? 確かに歌うシーンはあるが)。
その後の描写を見る限り、どうやらカラオケ好きの趣味は配下の兵たちにも広く知れ渡るところとなった。
後にマタタビッチ一味(ゲイラキャットたち)が経営する最新カラオケ店(インチキ)に入った時は1万ギルもぼったくられてしまう。
しかも最新カラオケなどとうたっていたが、実際は機械の中でゲイラキャットたちがニャーニャー言うだけのインチキであった。
怒ったセリスはキレ顔で「処刑しろ」と兵士に命じ、マタタビッチを恐怖させたのであった。
容姿・服装
オペラ劇場のダンチョーから、オペラ女優・マリアに似てるといわれるほどの美貌の持ち主(セッツァー曰く「よく見るとマリアより美人」。ちなみに、マリアも、舞台のヒロイン・マリアを演じる女優・マリアという人物で、性格が設定されていない。セリスと別の意味で謎が多い人物である)。
女優・マリアとはシルエットがそっくり、ロックの亡き恋人・レイチェルとは顔がそっくりと言った感じか。
女優・マリアはゲーム中では言及されていないが、セッツァーの亡き友人・ダリルに髪型が似ている。オペラ衣装の髪型がエドガーにそっくりなのは特に意味がないらしい。
オペラセリスも参照。
- 天野喜孝氏の絵では、紫のチューブトップに黄色のアームカバーとズボン。作品によっては黄色のベスト、もしくはパフスリーブのボレロを着てるものもある。黄色のアームカバーとズボンのサイドの編み込み部分から素肌が見えていてドキドキである。
- 髪飾りは天野版はバレッタ、ドット絵ではヘアバンドで、ゲーム画面ではどちらにも見える髪飾りを付けている。
- 靴は白(ドット絵では青色)のロングブーツで、ティナはドット絵ではぺたんこ靴だが、セリスは天野版でもドット絵でもハイヒールである。
- ティナとの比較なのか、公式画ではいつも斜め後ろを向いている。
- オペライベントではドレス姿。花束を持ち、リボンをつけて髪を束ねている。 → オペラセリス FFRKにて文字通りの「ドレスレコード」として登場し、オペラ衣装のまま戦えるようになった。
- セリス(celes)が「天空・青空」の意味の為か、目や一部の衣類が空色寄りに塗られている(この為、宝物の「セリスという名の薔薇の株」が青薔薇だと解釈されることが多い)。ティナの海外での名称「terra」は地球・大地という意味で、ティナとセリスは対の名前なのが分かり、こころなしか衣装もそれをイメージしたものになっている(ティナは高原・花畑風の衣装、セリスは大空・月夜風の衣装)。ちなみに、エドガーの青いリボンを結んだ金髪が砂漠の太陽&湖をイメージしているのは公式から発言が出たことがある(Vジャンプ誌上)。キャラ全員好きに解釈していいというのが公式のコンセプトなのだろうが。
- ゲーム中ではロック以外の男性陣との絡みも多いが、おそらく彼女がロックに一途で他の男性陣と絡んでも公式カップリングだと勘違いされずに済むからである。公式美人とは言え、彼女がティナやリルムや他女性陣よりもモテる設定、他女性陣よりも女性として魅力的な設定、男性陣が彼女をやらしい目で見ている設定は一切ない(あるとしたら、体が一番成熟している設定だけであろう。その体型のせいでリルムには年増女呼ばわりされてしまった)。強いて言えばマリア=セリスを娶ろうとしたセッツァーだけで、ロックがいないEDでは初期にバンダナを装備していた設定が生かされている。彼女に子作りを迫ったケフカは人形遊びが好きな為、ティナを着せ替えしていた解釈もされている。「女主人公の中で誰が一番乙女ゲー主人公らしいか」といった論争は不毛なので控えること(二人の女性(セリスとセリスに似た故人の彼女)の間で揺れるロックは賛否両論とされており、女性全員が好きなエドガーは女性陣にギャグキャラ扱いされている。つまり、女主人公も同じ条件なのが分かる。蛇足ながら、このゲームは「誰がメインの主人公か」と言った話題のほうが向いている)。
- FINAL FANTASY LEGEND2では、ドット絵基準の服装に、編み込みがあるアームカバーとニーソックス(色は黄色で、右手、左足のみ)を着けたイラストが発表された。マントの縁には天野絵を彷彿とさせる房が付いている。
- 実はドット絵版のデザインを天野氏が描いたイラストも存在する。
尚、ティナとは対比的な印象が強いのは上述の通りだが、向こうが(DFFの公式イラスト、モーグリを抱えているなどの印象もあってか)慎ましい体型で描かれやすいことへの対比か、セリスはかなりのナイスバディに描かれることがあるらしい…。
実際、かつて販売されていたカードダスで描かれてた拘束シーンの絵ではかなり豊満な体型をしていた。
(と言っても、その辺はあまり明確な公式設定があるわけでもないので、結局は絵師の好みによる所も大きい。公式画では「身長に合わせて胸の大きさも変えている」といったデザインである。)
余談
オマージュ的なキャラクターとしてベアトリクスがFF9に登場している。プロポーションがよいところもセリスとの共通点。
戦闘に突入した際、何故か敵に驚くポーズをとるのだが・・・とても常勝将軍という肩書とは思えない慌てっぷりである。
世界崩壊後、浮上できなくなったフィガロ城の原因をエドガー(またはフィガロ兄弟)と共に突き止めるべく動力部へ向かったが、なんとそこには謎の触手が蔓延っていた。そのまま戦闘となるわけだが、触手は誰彼構わず絡みついてくる為、当然セリスにも絡みついてくる。なお、この触手は当時のスクウェアのドット絵クオリティにより、なんか画面から臭ってきそうでなおかつその光景が凄く生理的嫌悪感を煽るシロモノ。
※余談だが、セリスと触手のイラストはPixivでは99%がR-18で占めている。そりゃねぇ…。
…その容姿のせいでこの展開の薄い本が厚くなるような光景にロックを含まないパーティの男共はドキドキしなかったのか心配である(同じ会社の前例。Vジャンプでは「エドガーのエネルギーも吸い取る」という男女平等パンチな説明がされていた)。また、ロックが加入する前に雑魚敵に「ロック」という技で固められてしまう。ロック、早く加入しろ!
関連イラスト
関連タグ
レオタード チューブトップ ハイレグアーマー グリーンヒロイン イエローヒロイン 光落ち ツンデレ 常勝将軍 オペラセリス
カップリングタグ
ロクセリ……ロックとセリスのイラスト
セツセリ…セッツァーとセリスのイラスト
セリティナ……ティナとセリスのイラスト