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もともとのモグタンの概要

FF6の序盤のイベントであるティナ防衛戦に登場。ロックモグやほかのゲストモーグリともにティナをナルシェのガードから守る。

モグチームのメンバーの1匹で、武器はミスリルソード。他のメンバーはモルルとモグール。

裏技・バグ

SFC版FF6発売から何年もの時を経て、GBA版発売のおよそ2か月ほど前の2006年、セリスを助けずにストーリーを進むことで、OPイベントのモーグリ「モグタン」を代わりに仲間にできてしまうバグが見つかった。

具体的には、ロック編のサウスフィガロの町で出入口を塞ぐ兵士をすり抜けてしまうというもので、そのまま町を出てセリスを仲間にするイベントを丸々スキップできてしまう。すると、幻獣防衛イベントかゾゾクリア後にセリスの代わりにモグタンが現れて仲間に加わる。この時、名前がモグタンのままセリスの肩書きである将軍を付けて呼ばれるシーンがあり、それがあまりにもシュールだったことから、「モグタン将軍」の名称が知られることになった。

カイエン「マランダ国を滅ぼした悪名高いモグタン将軍!

 この帝国のイヌめ!そこになおれ!!成敗してくれよう!」

ロック「待ってくれ!

 モグタンはもう帝国を出てリターナーに協力する事を約束してくれたんだ。」

カイエン「しかし!!」

ロック「俺はこいつを守ると約束した。

 俺は一度守るといった女を、けっして見捨てたりはしない!!」

「モグタン将軍」と呼ばれる所以になったこのシーンが有名。

この時のロックの台詞から「モグタンはメス」と言われることも多い。

他にも、

ケフカ「ほー…… 裏切り者のモグタン将軍もおいでですか……

 ちょうどいい。まとめて始末してあげましょう!!」

などのセリフもある。

その後はオペライベントで「女優のマリアそっくり」と言われて化粧でマリアに化けてしまい、イベント終了後は見た目だけセリスになる。しかし名前はモグタンのままで能力も弱いまま、かつ装備は全て剥がれていて再装備も不可能という戦闘ではほぼ役に立たないキャラと化してしまう。

しかし「低歩数攻略」の歩数を大幅に縮めることに貢献し、当時は画期的な発見となっていた。

さらなる進化・飛空艇バグ

モグタン将軍の発見はこれで終わりではなかった。

さらに時を経て2011年頃、海外で「飛空艇バグ」なる大バグの存在が発見される。このバグは2013年頃にも日本で話題となる。

このバグは魔大陸で乗り込んだ飛空艇を、全滅することによって巻き戻した時間にもそのまま持ち込めてしまう、つまり「ストーリーを無視して序盤から飛空艇を乗り回せてしまう」というもので、ゲームのフラグを大幅にぶち壊すことが可能となってしまった。

これにより前述のすり抜けバグどころではなく、モグタン将軍だけでなく他のキャラたちもモーグリ化することになり、モグタン自身もモーグリの姿のままで最後まで行けることになった。

モグタン将軍がパーティーにいるときに飛空艇バグを行い、飛空艇の中のセッツァーに話しかけると、オペライベントをスキップして飛空艇を手にいれることができるため、モグタン将軍の姿はセリスに戻らずにモーグリのままストーリーを進めることができる。

当然ながら低歩数攻略にも利用されることになり、歩数記録を大幅に縮めるためにモーグリ軍団を連れ回すというシュールな光景が繰り広げられることになった。

使い道

元がただのゲストモーグリなので武器や防具やアクセサリーの装備変更と魔石装備不可。またオリジナルコマンドなしである。はっきり言って活躍させるのはかなり難しい。またSFC版やPS版ではラストバトルに参加できない。

すり抜けバグや飛空艇バグを使う低歩数クリアをする場合はモグタン将軍が仲間になるルートになる。

すり抜けバグは(発見がギリギリだったため当然と思われるが)GBAでもそのままであるが、スマホ版とピクセルリマスター版では修正済み。

しかし飛空艇バグの方はスマホ版でも未だ健在であるためモグタン将軍も実現可能である。

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