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CV:小松由佳 (DFFOO)

概要

アレクサンドリア王国の隻眼女将軍。28歳。

配下は全て女兵士で固めている。

他国にもその剣の腕前と冷徹さから知られ、『鉄の女』『泣く子も黙る冷血女』『100人斬りのベアトリクス』などの異名で知られる。右目に眼帯を巻いているが、理由は不明。配下の女兵士は全員左利きだが、彼女は右利き

作中では明言はないが。比較的頭身が低い本作でもすぐわかるプロポーションの良さを誇る。

その冷たい性格と女尊男卑の風潮が根強いアレクサンドリアの国柄もあって、同じアレクサンドリア騎士のスタイナーにはあまり快く思われていない。

配下のアレクサンドリア兵同様に常に敬語で話すが、その冷徹さゆえに多くの敵兵から恐れられる。実の所、同僚であるスタイナーと非常に似通っているところがあり、物強すぎる忠誠心ゆえに自分を出すことができない、不器用なほどに生真面目でかつ一途な性格である。また、物腰そのものも柔らかく、本質的には心優しい女性でもある。

そのため、最初こそジタンたちを見下していたが、徐々に暴走するブラネ女王の言動に困惑するようになり、自分の立場に迷いを抱くようになる。アレクサンドリアでの戦いでジタンたちを破るも、ジタンからガーネットを追い詰めるのに加担していることを指摘され、ようやく自分の過ちに気付き、ジタンたちに味方するようになる。

しかし、戦闘に参加するのは特定のイベント中のみ。シャドウのようにイベントをこなせば正式に仲間になるイメージもありそうだが、残念ながらできない。

ブラネが放ったモンスター達をフライヤやスタイナーとともに足止めし、大勢無勢の戦いで重傷を負うが、何とか逃げ延びたところをジタンが所属する盗賊団「タンタラス」に保護される。

皮肉にも最後まで暴走したブラネと、それに付き添った女兵士たちは、バハムートに敗れて死に、離反したベアトリクスは、生き残るという形となった。

ガーネットが女王となった後は彼女をスタイナーとともに善く支えるようになる。

改心したものの犯した罪は消えたわけではなく、彼女だけは何者にも裁かれることはなかった。

逆に罰を受けていない事実により、償い方や行き先を失った自責の念が長きに渡り彼女の心を苦しめる事になる

スタイナーには17歳の時に、御前試合で偶然負けた経験があり、スタイナー当人からしても「何かの間違い」だったらしい。ただ、ベアトリクス当人はかなり気にしていた模様でより一層修行に打ち込むようになった。

だが、のちのイベントで、何の因果かスタイナーとは恋仲となる。きっかけは、エーコがジタンに宛てたラブレターをベアトリクスが拾ってしまい、スタイナーが自分に宛てたものと思い込んだことによる。

実はスタイナーに片思いしていたという裏設定があり、イベントでの運命の悪戯から図らずも成就することとなる。

アレクサンドリアが崩壊した際は行方不明となってしまうが、後に生存が確認され、崩壊したアレクサンドリアの復興に従事していた。最終決戦では、飛空艇レッドローズを率いて参上。シド・ファブールIX世大公たちやタンタラスの面々と共に銀竜の群れと戦い抜き、クジャへの道を切り開いた。

ちなみにこの時、怖気付くプルート隊を叱咤するはずが逆に自身の将軍らしからぬ一面を暴露されて動揺するワンシーンもあったりする。

ベアトリクス「しっかりなさい!あなた達の隊長は最前線で戦っているのですよ!?」

プルート隊「その話聞いて一番居ても立っても居られなくなって慌ててたくせに」

ベアトリクス「………何か言いましたか?」

エンディングでは、ブラネに加担した罪悪感からか愛剣を置いてアレクサンドリアから立ち去ろうとする。しかし、見咎めたスタイナーから「お前が必要なのだ」と説得され、その胸の中へ飛び込んでいった。ラストシーンではスタイナーと共に愛剣を構え、ジタンとガーネットの再会を祝福していた。

キャラクターの設定上、なにかとスタイナー絡みが多い一方、二人を温かく見守るファンは多い。

キャラクターとしての人気は非常に高く、Vジャンプの人気投票では見事首位を獲得

FFの伝統なのか、『生真面目な女戦士』の人気の高さは伊達ではない。

戦闘スタイル

愛剣「セイブザクイーン」を振るっての「聖剣技」「聖白魔法」が中心。

特に雷鳴剣・ショック・ストックブレイク・クライムハザードの四つは驚異に値する。

何度かパーティメンバーとして扱えるが、その際には白魔法の上級版と思しき「聖白魔法」(アビリティとしては白魔法と同じ)も習得している。

女王を守る騎士として装備する武器が「セイブザクイーン」というのは非常にマッチしている。合成で入手することもできるが、ベアトリクス専用武器なので誰も装備できない。

一応、サラマンダーなら投げて攻撃に使うこともできるがダメージは微妙なので有用ではない。

ただ、味方になるとグレードダウンする典型でもあり、ちょっと残念に思ったファンも多い。

勝てない敵

ジタンたちとはブルメシア、クレイラ、アレクサンドリアの合計3回戦うことになるが、実際はいずれも敗北確定のイベント戦扱いのため、彼女に勝つことは不可能である。ベアトリクスのHPを0にするか一定のターンが経過すれば強制的に戦闘が終了するので、ぬすみながら防御に専念するのが無難。

ちなみに彼女のHPを0にした場合、ストックブレイクなどで反撃され、味方全員のHPを1にされて敗北となる。そのため劇中で唯一ジタンたちが勝てなかった敵となった。

特に3戦目に至っては、マグレとはいえタイマンで勝ったはずのスタイナーすらジタンたち諸共倒されている事からその強さは窺い知れるというもの。

だからこそ味方になった時の頼もしさは折り紙つきである。

『ローズ・オブ・メイ』

作品中で流れる彼女のメインテーマともいえる楽曲である。繊細なメロディはあたかも彼女の気高い心情を表現しているようで、彼女の葛藤のシーンなど印象的な使われ方をされている。

そのような使用され方もあってか多くのプレイヤーの心に残る形となって、作中もといシリーズ全体においても高い人気を誇っている楽曲でもある。

またアレンジバージョンである『守るべきもの』も場面を盛り上げる曲として高い評価を得ている。

余談

「パーティーメンバーの一人と恋仲になる」「敵国から離反した女将軍」などなど、FF6のセリス・シェールと通じる部分が多い。(配下のアレクサンドリア兵の服装がセリスに酷似しているのも頷ける)

またレオ・クリストフと同じく「敵国の将軍」「ショックの使い手」「一時的に味方として操作できる」と言う点が共通。

FF6アドバンス及び旧スマホ版ではセイブザクイーンが登場し、セリスに装備可能である。

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  • 鎧を脱いで

    スタベアです。エンディングのあの場面。
  • Nicht allein…

    スタイナー×ベアトリクスのNL小説。 ベアトリクス視点。 ED後の妄想ストーリー。自分がこれまでに行ってきた過ちに対して毎日うなされる事で再び不安を募らせるベアトリクスだが、恋人のスタイナーと一緒にいる事で彼女が改めて決意した事とは…?

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ベアトリクス(FF9)
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