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アデルバート・スタイナー

あでるばーとすたいなー

アデルバート・スタイナーは、スクウェアソフト(現:スクウェア・エニックス)のRPG『ファイナルファンタジーIX』の登場キャラクター。
目次 [非表示]

-迷律-

人の為に生きることは真に自分の為なのか

教えて欲しい

何のために人は生きるのか・・・

概要

CV:広田みのる (DFFOOから)


アレクサンドリア王国女王ブラネ付の近衛騎士にして直属の兵隊プルート隊を率いる強面の隊長。33歳。


生真面目で頑固な硬骨漢で、上から下された命令には絶対的に従おうとする、盲目にも近い忠義心の持ち主。それゆえに自由奔放で規律に縛られないジタンとは基本的にそりが合わず、なおかつジタンが盗賊ガーネット誘拐を企てた「タンタラス盗賊団」の一員と言うこともあって、何かと目の敵にしている。しかし劇場艇の事故で「霧」の中に踏み入ってしまったことで、渋々行動を共にすることになる。

その一方ではビビを『ビビ殿』と呼び慕っており、彼のことを子供ながら敬意を以って接している。コンビネーション技で「魔法剣」があるなど相性も抜群。

当初は融通の利かなさが目立ち、ガーネットに城へ帰ろうと幾度となく進言し、無視されてしまうこともしばしば。しかもお忍びの旅だというのに「姫様~っ!」という態度なのでジタンから注意される有様だった。


常に甲冑姿でドタバタ動き回るため、『ブリキのおもちゃ』と呼ばれたこともある。彼が走る際には「カシャカシャ」というSEが鳴るため、操作時は少しうるさい。

その動きや、融通の利かないところ、盗賊ジタンとの掛け合いもあって、一部ではとっつぁんと親しみを込めて呼ぶ者もいる。ジタンのことは盗賊として忌み嫌い、序盤でアレクサンドリア行きのカーゴシップに搭乗した際は「王女誘拐はつるし首である! つかの間の自由を味わっておくのだな!」と言い捨てている。しかし直後に「ジタンがいなければダリに王女を置き去りにするところだったから、終身刑を嘆願してやるのが騎士の取る道だろう」と上から目線ながらも思い直している。石頭だが決して冷酷な人間というわけではない。


けれど物語序盤はとにかくこの「融通の無さ」が彼の株を徹底的に下げることになり、傍から見れば『小煩いオッサン』でしかない。

だがしかし「自分の無いヤツ」と指摘されてからは、物語が進行するに従って自分で考えることを覚え、権力希望の板挟みを通じて「自分が本当に果たすべきことは何か」という命題を抱えるようになる。

そして物語も佳境に差し掛かり始めると、徐々に人として精神的な成長を遂げ、守るべき者のために戦う強い覚悟と信念を持ち、騎士の名に恥じぬ『』と呼べる頼もしい人間となっていく。

またガーネット救出作戦以降、徐々にではあるがジタンのことを認めていくようにもなる。


ちなみに上部にある「迷律」の台詞はOPムービーのものであり、劇中でこのような台詞は発していない。


戦闘

騎士らしくによる剣術を用いる。

見た目通りのパワータイプで、MPや「すばやさ」が上がりにくく、序盤は専用コマンド『剣技』のバリエーションもまともに揃わないため、高い攻撃力を生かした物理攻撃が戦闘の要になる。終盤になると通常攻撃でも容易に高ダメージを出せるようになり、剣技の威力も相まってカンストダメージを叩き出すなど一線級の活躍ができる。燃費の悪さはご愛敬。また中盤までは全体攻撃の技を覚えないので、どちらかと言えばボス戦向きの性能をしている。


またビビとタッグを組ませることで『魔法剣』が使用可能となり、一気に戦力としての価値が上がる。また「ブラッドソード」以降、中盤以降の装備で徐々に有効な攻撃スキルを修得してくれるため、どちらかと言えば大器晩成型と言える。終盤では、プレイヤーを散々苦しめたベアトリクスの強力な技まで使えるようになる。ただしこれらの強力な剣技を取得できる装備は、チョコボの穴掘りが必須となっている。

アレクサンドリア兵との戦闘終了時には喜ばず、沈痛な表情を浮かべているのは有名。


トランス時には、甲冑が全身を包む形に変形し、顔が見えなくなる。

特殊コマンドこそないものの、攻撃力が3倍に強化される(ブラッドソード増備時は1,5倍)。

また「スキルアビリティ」も固有のものが無い半面、全キャラ共通のものを満遍なく修得できる万能キャラでもある。


エクスカリバーII

彼を語る上では欠かすことはできず、ひいては本作全体を語る上で外すことのできない重要(?)な存在である。

普通にプレイしてれば彼の最強武器は「ラグナロク」であるが、ある特殊条件を満たすことで入手可能な真の最強武器がある。それがこの「エクスカリバーII」である。

性能はジタンの最強武器「アルテマウェポン」を凌ぐ、攻撃力"108"と堂々の本作最強武器である。

当初は、カードの絵柄のみで存在を知ることができた代物だった。肝心の入手法は攻略情報の規制がされていたことも手伝って、よくわかっておらず存在自体がガセではないかとされていた時期もあった。

また、そもそもネーミング自体が「なんでIIなんだよ」など大いに当時のプレイヤーたちにツッコミを入れられたことも胡散臭さを倍増させた原因かもしれない。


その後、入手法が判明したのだが、その入手法がいささか問題で話題となった。それは「ゲーム開始から12時間以内にラストダンジョン内のある場所を調べる」という内容だった。

まず適当にプレイしていては、到底達成できるはずのない条件であり、数あるやり込め要素や感動のシーンを泣く泣く無視してようやくたどり着けるであろう条件である。現在では入念な計画の元、各種攻略サイトなどを参考にすれば入手難易度自体は当初よりは下がっている(クイナ必須である)。それでもアイテムコンプリートを目指す猛者にとっては最大の鬼門である。本当に…。


もちろん、それに見合う破壊力を秘めた武器ではあるが、条件が満たせなかった場合消えてなくなるという不遇の存在でもあった。

良くも悪くもプレイヤーに強い印象を残した武器の一つである。


その他

ゲーム起動時のオープニング画面では「迷律」の言葉と共にスタイナーが映されるが、この言葉は日本語には存在せず、表示されている台詞の内容からしても「迷津」の誤植ではないかと言われている。

「迷津(メイシン)」とは、仏教用語で【悟りの境地の対義語。俗世の倣いに振り回されている状態。無明。】を意味する。

王国の歯車として思考を捨て、人としての善悪や哲学精神を失っていた彼に相応しい命題と言える。それがやがて、己が忌み嫌う悪党の箴言に啓蒙され、一人の思想する人間へと成長を遂げる姿は、我々プレイヤーに最も近しい人間性を持っているのかもしれない。


また本作の発表当時、彼の名前は「エドワード・スタイナー」とされていた。イギリスに同名の俳優がいたため「アデルバート」に変更されたというエピソードがある。

しかし、作中においては彼だけ「スタイナー」というファミリーネームでの呼び名が定着しており、「アデルバート」と呼ばれることはほとんどない。キャラクターの名前はダゲレオで変更できるが、デフォルトも「スタイナー」となっている。



関連イラスト

タグでは主に「スタイナー」で使われる。

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ファイナルファンタジー9 FF9

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アレクサンドリア兵 アレクサンドリア将校


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スタベア



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