解説
FF9に登場するアデルバート・スタイナーとベアトリクスによるカップリング。
美女と野獣と言い得そうな組み合わせだが、れっきとした公式カップリングである。
互いにアレクサンドリア王国の騎士団の幹部であるが、堅物なスタイナーはベアトリクスの重用をあまり快く思っていなかった。実力は認めており、御前試合でスタイナーがベアトリクスを降したことがあったが、スタイナー自身が「何かのまぐれ」だと一番驚いており、今でも彼女に勝てたことに半信半疑である。
一方、ベアトリクスには「スタイナーに片想いしている」という裏設定があるのだが、ストーリー前半ではまったくそんな気配はなかった。
おそらく下記のイベントの経緯を見るに、無意識に近いものであったと推察できる。
ところが『外側の大陸』から帰還した後のストーリーで、エーコがジタン宛てに送ったラブレターが手違いでベアトリクスの下に届き、さらにそれがスタイナーの下に巡ってくる。
そしてお互いに勘違いをまま文面に従って噴水の広場に行き、そこで出くわす。そこから急激に接近していき、お互いを意識しはじめたのだった。
クジャによるアレクサンドリア襲撃の際には、二人で市街で暴れまわる霧の魔獣を駆逐していき、この前までぎくしゃくしていたとは思えないほどのコンビネーションと、背中を預け合うほどの信頼を築いている。
以後、進展は不明なものの、エンディングで騎士を辞めようとしたベアトリクスを、スタイナーが説得(というか完全に“愛の告白”)をして思いとどまらせ、めでたく結ばれたのだった。
そして、エンディングのデモムービーでも二人で一番おいしいところを掻っ攫っている。