概要
ジタンが所属する盗賊団「タンタラス」のボス。ジタンの親のような存在だが、その性格は豪快で、細かいことを気にしない。リンドブルム公国のシド大公とは旧知の仲であり、彼の願いによりアレクサンドリア王国の王女ガーネット姫を連れ去る計画を立て、タンタラスを劇団と偽って劇場艇で城内へ侵入した。
過去に身寄りのないジタンを拾った張本人であり、ジタンがわずかな記憶を頼りに、1年ほど生まれた故郷を求めて、世界中を駆け巡って帰ってきた際には手荒い迎え方をしたが、バクーならではの愛情を感じ取ったジタンはバクーがいるタンタラスこそが「いつか帰る場所」と認識している。
また、手の届かない存在になってしまったガーネットに対して、自分の気持ちに嘘をつき、タンタラスに戻ろうとするジタンを戒め、エーコからジタンに渡すように頼まれた手紙をうっかり落とし忘れ、スタイナーとベアトリクスの恋を結果的に後押しするなど、序盤から終盤まで、陰の功労者ともいえる。