「いいだろう、手をかしてやる。帝国相手に死のギャンブルなんて久々にワクワクするぜ」
「俺の命そっくりチップにしておまえらにかけるぜ!」
プロフィール
概要
世界で唯一の飛空艇「ブラックジャック号」のオーナー。
正義や悪といった概念よりも自分の興味の有る無しで物事を判断するギャンブラー。
世間離れした独特の価値観を持ち、作中でも印象的な名(迷?)セリフが多い。
作中での活躍
オペラ座の花形女優であるマリアの誘拐を計画し、怪盗さながらオペラ座宛に予告状を送りつける(動機は不明だが、態度から自分の女にするための計画だったと思われる)。
予告通りマリアを拉致するが、実はセリスが変装した姿だった。彼女たちはガストラ帝国に侵入する方法を求めており、飛空艇を持つセッツァーに協力依頼するべく今回の騒動を利用したのだった。
こうして飛空艇に侵入したセリスの手引きにより、ロックたちはセッツァーと接触する。当初は「マリアじゃなければ用はない」と協力を拒んだセッツァーだが、「よく見ればマリアより美人」ということで、自分に女になるならばとセリスに持ち掛ける。そこでセリスはコインによる勝負を提案。表が出ればセリス、裏が出ればセッツァーの勝利というルールだったが、実はそのコインは両面とも表であり、ギャンブラーである自分にイカサマ勝負を仕掛けた豪胆さを気に入り、帝国相手の勝負という賭けにノる。
パーティーに加入するのは少し後で、帝国の魔導研究所から魔石を回収し脱出するロックたちを救出しつつパーティに加入する(セリスと入れ替わるタイミングとなる)。同時に、以降は彼の飛空艇を自由に使用できるようになる。
その後、魔大陸から脱出する際に愛機ブラックジャックは大破してしまう。
崩壊後はコーリンゲンの酒場にいたところにセリスらと再会するが、愛機を失ったショックもあり仲間との再会やケフカの野望の阻止にも興味を示さない。
しかし、セリスの激励で気力を取り戻し、彼の旧友だったダリルがかつて搭乗していた世界でもう一つの飛空艇「ファルコン号」を甦らせるべく、彼女の墓にセリスたちを案内。墓の奥底で眠るファルコンを復活させ、かつての仲間たちと再開すべく再び大空を駆ける。
……のだが、ファルコン号を入手して調子に乗って飛び回ってたらいきなりデスゲイズにエンカウントしてレベル5デスで全滅なんてこともありえるので大空を飛び回る前に必ず地上でセーブしよう。
彼にまつわるイベントは基本的に飛空艇関連のみだが、飛空艇入手のために欠かせないキャラクターなのでセリスやエドガーと同様に世界崩壊後においても加入必須である。そのためストーリー上は必ず加入することとなる。
最少数パーティーED(ロック未加入)を見れば分かるが、マリアから「マリアを演じるセリス」に気が移っただけであり、マリアを諦めた訳ではないのが分かる(「もういとどマリアの姿を見せてくれる約束だ」と言って落下しそうになったセリスを助ける。セリスに「マリアよりも美人」と言っているのは、「似た容姿・性格の女性なら、女優よりも身近な女性のほうがいい、劇中劇の女性よりも(自分に歯向かう)現実の女性のほうがいい」という意味だと思われる)。
マリアやセリスと親友・ダリルが似ている理由も論争の種になりやすい。
戦闘スタイル
専用装備は主に「カード」や「ダイス」、「ダーツ」などを使用。
オリジナルコマンドは、出目によって異なる効果が現れる「スロット」。
内容はピンキリでボス敵すらも即死させるモノからハズレのパーティー微回復の「ミシディアうさぎ」まで、たまに味方全員耐性無視の即死と言う凄絶なハズレも。これは次回作に登場するティファにも引き継がれた。
専用アクセサリ「へいじのじって」を装備すると、敵全体に定量ダメージを与える「ぜになげ」に変化する。
終盤になると武器が「追加効果がリスクを伴うもの」「強力だがまったく安定しないもの」ばかりになるという、まさにギャンブラーな戦闘スタイルとなる。ただしGBA版では「普通に大きなリスクなく攻撃できる武器」が追加されている。
余談
ギャンブラーというジョブはファイナルファンタジー4のころから導入を検討されていたもののあまりにアクが強すぎるということで見送られていたのだが、キャラの個性とインパクトこそ重要と考えられたFF6でついに導入されたということらしい。
また、彼の登場によりこれまでシリーズを通して飛空艇と縁深かった「シド」というキャラクターが、本作で初めて飛空艇と無関係の人物に設定されている。
「バンダナ」を初期装備しているが、これは一度外すと装備できないようになっている。
これはバンダナが既にロックがトレードマークとして使っていたためで、格好に拘る伊達男のセッツァーは他人とかぶるようなマネをしたくない、ということの表現であるらしい。
細かい。ちなみに、最少数パーティーのEDでは、バンダナを装備していた過去が意外な形で生かされる(余談で、セリスはバンダナが出るシーンで必ずロックの名前を出す為、バンダナでセッツァーを思い出すことはないようだ)。
関連イラストを見ればわかるように傷だらけだが、これはギャンブル上のトラブルによるもの。当時の腐女子の皆様には色々ネタにされていた。
なお、前述のイカサマ勝負で使用されるコインだが、これはエドガーから借りたもので、ここで彼がフィガロ兄弟のどちらが王位を相続するかを決めた際に使用していたことが発覚し、このイベント時にパーティにエドガーとマッシュがいると一部会話が追加される。
ロックからセリスを略奪する役として登場する(ただし、オペラ座のイベントでロックとセリスは友達以上恋人未満な為、セリスは劇中劇のドラクゥの恋人・マリアに例えられている)が仲間になった後でロックに守られ、EDではエドガーに「レディーファースト」と言いつつ、セリス共々先に行かされている。男性陣にもモテるようだ。
最終パーティーに必須であり、EDでテーマ曲が流れている時間が長く、ロック不在のEDでロックの代わりにセリスを助ける(このイベントで、セッツァーが「マリアを演じるセリス」に執着しているのが判明する)、EDで最も焦点が当たっているティナに印象的な台詞を発してゲームを〆るなど、なかなか美味しい役割をしている。
pixivでの扱い
ゲーム中で20代の男性陣の中で一番登場が遅いが、初登場イベントと飛空艇の印象の強さ、さっぱりした性格から男女両方に人気が高い。
銀髪イケメンな容姿、トランプ、サイコロ、カジノといったモチーフから、一枚絵描きにも重宝されている模様。
ミシディアうさぎをマスコットにしている解釈がされることが多い。
登場前から、セッツァーに似た名前の敵のスピリッツァーが登場している。
首に巻いてるスカーフは初期装備のバンダナなのだろうか…?
関連イラスト
関連タグ
最終パーティーで同行する皆様
エドガー・ロニ・フィガロ セリス・シェール ティナ・ブランフォード