逆関節
ぎゃくかんせつ
英語では「Reverse joint(legs)」と書き、逆関節の脚を持ったものを「Chicken walker」とも呼ぶ。
鳥や動物の足に譬えられる事も多いが、実際の鳥や動物などは踵から爪先までが長く、爪先立ちの状態がそう見えるだけなので本当に関節が逆という訳ではないが、基本的には同一視されたり、便宜上そう例えられる事も多い(あまり多くはないが、実際に鳥脚や獣の後脚に近い構造の逆関節デザインも見られる)。
詳しくは→ケモ足の記事を参照。
シルエットが人型から大きく離れる為、異形の敵メカやミリタリー色の強いリアルロボットと相性が良い。
人間との組み合わせはグロテスクに見られる場合もあるので注意が必要。
だが、一方でそれに萌える人もいる。人それぞれだ。
医学的には「前反膝」または「反張膝」(genu recurvatum)と呼ばれ、(恐らく軽度の場合も含めると)10万人に1人程度の割合で症例が確認されている様子。
ちゃんと自然界で実績を積んでるだけあって、人型モデルより機能性は高い。
前方へ大きく接地面を振り出し、長い距離を使って地面を蹴れるので安定性も効率も段違いで有り、バランスを保つ為の関節のパワーも少なく済む。
同等の仕事をよりパワーを絞った軽量なロボットでこなす事ができ、同等のパワーで有れば高い効率を活かしてより大きな仕事が可能になる。
純粋な研究用として人型モデルの歩行ロボも多く作られているが、昨今実用化に向けて開発されているのは逆関節モデルである。
プレイヤーが操作するロボットのパーツを選択(アセンブル)出来るアーマード・コアシリーズではシリーズにより度合いは異なるが、『ジャンプ力と旋回能力が高く、積載量と防御力が低め』という脚部として設定されている。
このため正面切っての戦いよりも、頻繁にジャンプし空中から攻撃を仕掛ける『空中戦』や、相手の頭上へ落下しつつ攻撃を仕掛ける『トップアタック』と呼ばれる機動力を生かした戦闘スタイルに向く。
逆関節を採用した機体としてはアンサングやゲルニカが有名。