概要
人物イラスト?のような「干」や筋肉姿がいくつかあるが、公式には容姿に関する設定は存在しない。
人物像
グローバル・コーテックスに登録されたレイヴンの一人。
乗機は武器腕の拡散レーザー、ミサイルと高性能レーダーを装備した逆関節型ACの「ゲルニカ」。
先輩として手を貸してくれる男性レイヴン。
「ゲド」とはゲド戦記の登場人物「ハイタカ」の真名「Ged」もしくはハンガリーの町「Göd」からか?
拡散レーザーによる攻撃力を頼りに相手を一方的に叩きのめす戦法を得意とし、アリーナでは派手な戦いぶりで観客を沸かせ知名度のあるレイヴン、と紹介されている。
しかし、所詮は低レベルな相手にしか通用しない戦法と、酷評する者も多い。
低ランカーではあるが、ゲドの戦いは良くも悪くも注目度が非常に高く、それだけに対戦相手にも厳しい目が向けられていると思われ、更なる上位を目指す者にとっては、彼との対戦は自らの資質を試される、重要な試金石とも言える。
ミッション「アリーナ防衛」では味方増援として頼まなくても来てくれる。
これはレイヴンに依頼したはいいものの敵の数が予想より多く、試験に合格したばかりの新人では荷が重いと判断したグローバルコーテックスが、急遽近場にいたゲドに増援依頼を出して彼が受けたのだろう。
ゲド登場時の「手こずっているようだな、手を貸そう」のセリフや声質からは妙な貫禄とベテランらしさを感じられる。
ミッション終了時にはレイヴン(プレイヤー)の腕前を賞賛し、気に入ったと告げてくる。
メールでもレイヴン(プレイヤー)とはいい仕事ができた、次も楽しみにしている、と思いのほかいい人ぶりを発揮してくれる。
声質は低く渋目、嫌味はないがどことなく上から目線ぽさを感じる独特の口調。
レイヴン(プレイヤー)が失敗した時には「チッ」と舌打ちして、戦果を上げれば「見事」「なかなかやるな」「いいぞ」と他の僚機とは一味違うセリフが特徴。
特にこちらがゲドを、意図的に撃破したり誤射したときの「貴様!」は必聴。
ゲーム中では
アーマード・コア3ストーリーでは、前述の通りミッション「アリーナ防衛」味方増援で登場。
レイヴン試験の次に出現する最初期のミッションであり、まだ動きに慣れない初心者にとっては次々と現れる敵に翻弄され始めた頃に来てくれるため、ダメージ分散&小型の敵機掃討役になる。
しかし、このミッションは歩合制で、敵の撃破数に応じて報酬が支払われる。
つまりゲドが敵機を撃破するほど報酬が減っていく。
さらに敵は数体ずつ現れるため、ゲドとレイヴン(プレイヤー)の標的が重なることが多い。
その結果、レイヴン(プレイヤー)が接近して射撃やブレードを叩き込もうとすると、背後からゲドのミサイルや拡散レーザーが誤射されることになる。
それ故、慣れたプレイヤーにとっては邪魔でしょうがないため、現れた瞬間にゲドを撃破して貴様!ることが繰り返された。
ミッション「モノレール防衛」では、僚機として選択可能。
序盤のミッションながら、攻撃力・耐久力・実弾防御力の高いMTが複数登場する。
パーツや武装が揃ってない段階、動きになれていない初心者には強敵となるステージで、かなり狭いので回避も難しく攻撃を受けやすい。
そしてただ倒すだけでなく、護衛対象のモノレールに近づけさせず、無理をしてでも攻撃を優先して、早急に撃破しなければならないため初心者には面倒なミッションである。
そこでゲド、アリーナ防衛では微妙な存在だった彼だが、ここでは非常に頼りになる。
縦長の狭いステージの中央で待ち伏せする形になるので機動力はいらず、ゲドの射程に敵が自ら飛び込んでくる。
一定間隔を置いて敵が出現するのでエネルギーの消費も問題なく、強力な彼の武器腕が活躍してくれる。
苦戦している時は、彼の手を借りてみよう。
アリーナではEランク3位のランカーとして登場。
ミッションではいかにも落ち着いた強者っぽい登場したゲド。
プレイヤーがアリーナを確認すると「あれっ?低ランカーじゃないか!」となる。
既存シリーズをプレイ済みなら超楽勝な相手、かなり下手なプレイヤーでも楽勝。
しかし、移動と同時の攻撃や回避動作にまだなれていないアーマードコア初心者には、ぴょんぴょん跳び離れながらミサイルを撃たれ、接近したところを威力の高い拡散レーザーで粉砕されることになる初心者キラー。
ミサイルは単発なので回避訓練になるし、拡散レーザーも連射はしてこないので基礎動作の練習にうってつけ。
初心者が彼に完勝できるぐらいになれば、面白くなってくる頃合。
EXアリーナでは選択僚機として登場。
ミサイルは威力が低く、狙いが下手なので接近戦もあてにならず、防御力と機動力も低いので囮にもならないため、よほど低ランクな相手以外は頼りにならない。
役目としてはハンデ戦、護衛戦、ネタ機を組んでチャレンジの相方などだろう。
搭乗機:ゲルニカ
機体は三本の砲身を束ねた武器腕にアンテナ頭という非常にインパクトのある見た目の逆関節型AC。
武装は拡散レーザー武器腕、10連発ミサイル、高級レーダーを装備。
機体色は灰色と赤色を組み合わせたもので一部に背部レーダー部と同色の虹色があしらわれている、エンブレムは炎と複数の動物(牛かヤギや馬と鼠?)と赤い肌の男性の顔、これはピカソの作品「ゲルニカ」をモチーフにしていると思われる。
メールで表示されるエンブレムには、専用のアニメーションがある。
頭部はセンサーやレーダーが充実した・・・というか頭部というよりレーダーアンテナそのもの。
防御力は低いが、内臓レーダーは背部兵装のレーダーに匹敵する高性能なもので、空いた装備スロットに武装を積んで火力を上げれるのでなかなかいいパーツである。
なのに、それなのに、何故か背部にも高性能レーダーをドンと同時に積んでいる。
脚部は鳥足とも呼ばれる逆関節型脚部で、積載量や防御面に不安があるものの消費エネルギーが低く跳躍力も高い。
ミサイルは時間はかかるが10連発できるタイプ…なのだが、FCSの最大ロックオン数は2で、しかもゲドは1ロックするたびに発射するので意味が無い。
拡散レーザー武器腕は両砲身からショットガンのように弾をばら撒くもので、射程は短いが複数弾当てることができれば高威力を誇る。
連射速度の切り替えが可能で、エネルギー消費量が非常に大きいため繰り返し使用は難しいが、数連射がまともに当たれば数割のAP(耐久力)を削ることができる。
ダブりレーダー、ミサイルとマッチしないFCS、武器腕&逆関節で防御力と耐久力が激低いと、見た目はともかく機体アセンブルには大きな問題がいくつもある。
レイヴン紹介欄や見た目からは接近戦主体のように見えるが、実は後退しながらミサイルを発射するのが基本。
ミサイルにじれて敵が接近してきた所で反転して急接近、拡散レーザーを撃つのが彼の戦法。
対策は、基礎動作ができる程度以上のプレイヤーならどんな装備や方法でもゲドに楽勝できるので特に対策はいらない。
初心者が対戦する場合、やはり武器腕の拡散レーザーが気になるが、距離があるとミサイルをダラダラと撃たれる面倒な戦いとなる。
ゲドは後退していくので、離されないように接近して中距離から攻撃する。
中距離なら拡散レーザーは性能を発揮できない、ミサイルを回避できないうちはデコイや迎撃ミサイルを使えば簡単に無効にできる。
プレイヤーの技量がそこそこ上がれば、いっそ至近まで接近して攻撃。
ゲドは旋回力とロックオン能力が低いので、周囲を旋回するように動きながら側背面に回り込むことで翻弄できる。
ベテラン?
ゲーム中のゲドの紹介欄の説明からわかるが、実は彼はアリーナではまだ緒戦を突破したところである。
つまり、渋い声やベテラン風の雰囲気をにじませるゲドだが、レイヴン(プレイヤー)より少し早くレイヴンになった程度な可能性がある。
二次創作とゲイヴンについて
武器腕&逆関節のネタ機、渋い声で先輩風を吹かすが実際はかなり弱い、「干」の一文字で表せれる手軽さ、ゲイヴンといった要素からプレイヤーからはネタキャラとして非常に人気があるキャラである。
二次創作では小説や動画、音MAD、イラストは現在のpixivでも多数見受けられる。
「レイヴン(主人公)」や低ランクランカーレイヴン達と一緒に登場することがあるが、有名なのはなんといってもジャック・Oとのゲイヴンコンビである。
「手こずっているようだな、手を貸そう」というセリフを、「尻を貸そう」に改変されたことが始まりであり、そこからネタキャラへの道をひた走ることになる。
断末魔が男の名前なストラングや尻振り機動のジャック・O、怪しいボイスが収録されているサーダナら他の有名ゲイヴン達とは違って、ゲーム中には一切ゲイに繋がる要素が無いにもかかわらずである。
しかし、本編中では地味な存在な彼が長く多くのプレイヤーに注目され、笑われ、愛されるようになったのはこのネタがあったからこそだろう。
言うまでもなく、このようなネタを不快に思う「アーマード・コア」プレイヤーも多数いるので使用する上では十分注意するように。
関連イラスト
どちらかといえばこんな感じの「干」「興」イラストがアッ倒的多数を占める
「手こずっているようだな、尻を貸そう」
関連タグ
余談あるいはフロム脳患者の妄想
ゲド戦記の主人公「ゲド」はアースシーの魔法使いで赤褐色の肌を持つ男性。
通り名はハイタカといい、ハイタカ(鳥類)からつけられている。
ハイタカは背中が灰色なのが特徴でもある(ただし、名前の由来は「疾き鷹」が語源で色とは関係ない)。
搭乗機ゲルニカは灰色と赤色の機体でエンブレムの男性は赤い肌をしている。
ハンガリーの町ゲド(Göd)は綴りだけなら英語の「God」神に近い(もっとも、ハンガリー語での意味は全然違う)。
ピカソの「ゲルニカ」はスペインの都市「ゲルニカ」が爆撃された情景を電球(神の眼、すべてを明るみに出す証人)が照らす作品という解釈もある。
限界まで索敵性能を追求したこだわりの戦場を見渡すレーダーはここに関連するのかも・・・・?