概要
本作における女性レイヴンでは、ビルバオやワルキューレと共に比較的人気が高い。
本項では、レジーナの父親の「トルーパー」も合わせて解説する。
(注)人物イラストがいくつかあるが、公式には容姿に関する設定は存在しない。
人物像
有力な若手レイヴンの一人である。
乗機はグレネードライフル、両肩に3発同時発射ロケットを装備した中量二脚型のACの「エキドナ」。
通常時は普通だが、戦闘時には攻撃的な性格に変貌する(しかし、通信上ではぜんぜん攻撃的には見えない)。
派手で威力の高い武装を好み、レイヴン(プレイヤー)より後にレイヴン試験を受けた新人の後輩女性レイヴンである。
父子家庭の出身だったが、父親は留守がちであまり家庭を顧みなかった。
そんな父親に反発し若くして家出、一人立ちするためにレイヴン試験に参加、目出度く合格してレイヴンとなった。
紹介欄では勝気で攻撃的な性格とされているが、セリフ内容自体はとても丁寧で礼儀正しい。シリーズを通して珍しい明るめの声質を持っている。
ミッションでレイヴン(プレイヤー)に助けられると丁寧にお礼メールも送ってくる。
端的に言えば、育ちはいいけど思春期で親に反発する運動部の後輩女子みたいな感じ。
基本的に礼儀正しい言葉使いだが時折素が出るのか「サンキュー、レイヴン助かったわ」「すごい!」「やるぅ!」等々フレンドリーなセリフを可愛く言ってくれる。
関連人物
父親はCランク7位のレイヴン「トルーパー」、乗機は四脚型AC「ヴァイパー」。
「トルーパー」とは騎兵という意味、「ヴァイパー」とは毒蛇、ハブやマムシという意味。
四脚なりに激しく機動しながらパルスライフルや小型グレネードを連射、近接時にはロックオンを妨害する特殊なECMロケットも駆使し、時には光波ブレードで攻撃する。
エネルギー消費が激しい戦闘をするため長期戦が苦手で、そしてエネルギーが減れば回避より攻撃を優先するためかなりの短期決戦型。
娘のレジーナには自身がレイヴンであることを内緒にしていたらしく、それが親子のすれ違いの原因だろう。
レイヴンならば連絡も無く何日も家を空けたり、怪我をして帰ってきたりなどなどのトラブルが想像できる。
EXアリーナでは再会して和解でもしたのかコンビを組んでいる。
ゲーム中では
アーマード・コア3ストーリーではミッション「レイヴン試験妨害阻止」に通信で登場。レイヴン試験中に妨害の爆撃機が侵攻してきたため慌てて「そんなの聞いてない!」と叫ぶ。
レイヴン(プレイヤー)が妨害を阻止すればレジーナは生き残り試験に合格、後に僚機として雇えるようになる。
ミッション「ミラージュ部隊強襲」「機動兵器侵攻阻止」で選択可能でとても積極的に攻撃してくれる。
アリーナではEランク19位の補填ランカーとして登場。
ミッションとはCPUの戦闘ロジックがなぜか違う。
EXアリーナでは上述の通り父親とコンビを組んでいて二人揃って突撃してくる姿を拝める。
搭乗機:エキドナ
右斜め後方から見たイラスト
一番目立つのが腕につけたグレネードライフル、そして一度に3発同時発射可能なロケットを2基積んでいる。
機体は全体的に黒いがポイントに明るい赤錆色が入ったカラーの中量二脚型AC。
グレネードライフルがあるためシルエットはエルガイム風。
強化人間無しの真人間の状態で扱える中でも威力が高くて取り回しが便利なグレネードライフル、一度に3発同時発射するロケット、これらは単発の火力と機動力の両立を図った機体構制。
しかし、確かに一回辺りの攻撃威力は高い武装だが弾数が非常に少ないため、あっという間に弾切れを起こしてしまい実際の総火力は低い。
一応、ブレードとEO(自動射撃する子機)もあるためまったく何もできないわけではないが長期戦は苦手である。
接近しながら威力の高いグレネード、3発ロケット、EO(自動射撃する子機)を途切れることなく乱射して果敢に攻めるのが彼女の戦法。
近づいた後は跳躍して斜め上方から撃ち降ろすように攻撃する
アリーナでは何故か戦法が変わっていて、射撃と同時に使えるEOを使わないので瞬間的な火力が低下していて、ブレードを使わないので弾切れで攻撃ができなくなる。
対戦する場合、威力はあるが狙いが甘いため避けるのは簡単、余所見でもしてない限りそうそう負けることはない。
後輩に先輩の力を見せつけよう。
二次創作
かなり若い女性レイヴン、後輩、活発的で明るめの声といういずれもシリーズを通して珍しい属性が合わさったキャラクター。
当時はなかなか人気があったキャラクターで多数の二次創作小説やプレイ動画、ゲーム紹介に登場したり、フロム脳によって描かれた人物イラストがネット上にあった、現在のpixivでもごく少数ながら見受けられる。
レイヴン(プレイヤー)の同期ながら雰囲気が似た「アップルボーイ」」や父親「トルーパー」と一緒に登場することが多い。
余談
- 「レジーナ」とはラテン語を語源とする「女王」という意味であり、「エキドナ」とはギリシャ神話に登場する上半身は女性で下半身は蛇という翼を持つ半人半蛇姿の女神、または「ハリモグラ」という意味にもなる。
- 「エキドナ」に描かれたエンブレムは盾と剣そしてそれに絡みつく翼のある蛇なのだが、これは父親トルーパーのAC「ヴァイパー」のエンブレムとほぼ同じ絵柄である。
- 違いは蛇の向き、そしてトルーパーの方が稚拙またはコメディ調とも言える。
レジーナがレイヴンになる前から父トルーパーは蛇のエンブレムを使用していて、父がレイヴンであることを知らなかったレジーナも自分のACにほぼ同じ絵柄の蛇のエンブレムを使用している。
- もしかしたら、トルーパーのエンブレムは幼かったレジーナが描いた絵を自機に使用したのかもしれない。
再会できたのもエンブレムを見たからかもしれない。
- 真相はあなたのフロム脳の中に。