曖昧さ回避
- ファンタジー小説「ゲド戦記」に登場するキャラクター。→ この項で述べる
- タカ目タカ科ハイタカ属の猛禽類。→ ハイタカ(鳥類)
- 南海地震関連でも知られる高知県の神社(鷣神社)。
概要
「はい、出ていった時と同じ、愚か者のままで。」
CV:菅原文太
ファンタジー小説「ゲド戦記」に登場するキャラクター。
アースシー世界の北海域にあるゴント島出身。ローク魔法学院卒の魔法使い。
ゴント島の寒村生まれ。母親は彼のお産がもとで死去しており、幼少期の名前はダガー。通り名のハイタカは、幼少期の彼が恐れる様子もなくタカと戯れる様をして付けられたもの。
ヤギ飼いとして育てられ、呪い(まじない)女の叔母から簡単な呪術を教わる。
ゴント島にカルガド帝国が侵攻し、村もカルガド兵に襲われた際、子供のハイタカが霧と目眩ましの術を用いて村をカルガド軍部隊から独力で守り切る。
その後、大魔法使い「沈黙のオジオン」に才能を見出され彼の弟子となり、ローク島の魔法学院に入学する。
顔にある傷は、若い頃に闇の世界から「影」を呼び出したときに負傷したものである。『Ⅰ 影との戦い』では彼の生い立ちと、影との死闘が描かれる。
『Ⅱ こわれた腕輪』では後に生涯のパートナーとなるテナーとの出会い、墓所の大巫女として軟禁されていた彼女を救い出すまでが描かれる。
『Ⅲ さいはての島へ』では世界の均衡が崩れつつある事を察知し、アレンこと真の名レバンネンと共に災いの源を探る旅に出る。
ローク魔法学院開学以来の秀才と評され、のち大賢人となる。アースシーの魔法使いで、最後の大賢人である。ゲドが退いた後、大賢人は選出されていない。また竜と交渉出来る者、竜王でもあり、オームの子孫であるオームエンバーと交渉した過去を持つ。
1巻では若さ故の血気盛んな面が見られたが、2巻以降は温和で冷静沈着な性格となっている。
なお、魔法を維持するために童貞であり続けたが、心の安住を得て魔法を捨てる決心ができ、テナーに捧げた。
関連イラスト
関連タグ
アニメ映画版
CV:菅原文太 / ティモシー・ダルトン
アースシーの大賢人。世界の均衡が崩れつつある事を察知し、アレンと共に災いの源を探る旅に出る。頬に傷がある。世界の均衡を崩さぬよう、みだりに魔法を使ってはならないと考えている。
著者は本作に苦言を呈しているが
「字幕版を見た。ゲドの温かく暗い声は、とくにすばらしい(意訳)」
とコメントしている。