概要
鳥綱ペリカン目ハシビロコウ科ハシビロコウ属の水鳥(1属1種)。
英名:シュービルストーク。
漢字表記は「嘴広鸛」。
翼幅2m、全長1.2m。
ハイギョやナマズなど動きの鈍い魚類を好んで捕食する。獲物を狙う時は、対象を警戒させないために身じろぎもせずにずっと立ち尽くす姿から「動かない鳥」と言う渾名がある。
近年、ビクトリア湖にナイルパーチ等の外来魚が移入され、彼らの餌となる魚の稚魚を食べてしまう為、ハシビロコウの個体数は激減傾向にある。
日本でも一部の動物園で見る事が出来るが、絶滅危惧種に登録されている貴重な鳥である。
胴体に比べ割と大きい頭部や険しい目つきから、一見したときのインパクトは他の鳥類の追随を許さない。
トリビアの泉でも「ふてぶてしい顔の鳥がいる」と紹介された事ある。74へえ獲得。
ただ有名なのは真正面から見た時のもので、横から見ると目付きはそこまで鋭くないし、嘴も微笑んだようにカーブを描いており、むしろ可愛いと評判である。飼育員に懐いてる様子は結構愛嬌がある。
めったに鳴かず、仲間同士で意思疎通を図る時は巨大な嘴を素早くカタカタ鳴らす(クラッタリング)が、その音は銃火器の発砲音にかなり似ており、特に下記の動画のように音が反響しやすい環境などではアサルトライフルを連射しているようにしか聞こえないレベルでそっくりな音になることも。
分類について
サギ、カモ、ペリカン等様々な鳥類に似た外見上の特徴を有していた事から分類に混乱があったが、一先ず最近まではコウノトリ目に分類されていた。近年のDNA分析によりペリカンに近い事が判明し、サギやトキと共にペリカン目に分類された。
インターネット上での扱い
「クールだけど怒らせると怖そう」「絶対裏で何人か殺してる」と、見た目のインパクト(特に正面)だけでどこかダンディで危険な香りを醸し出しているため、あのウラジーミル・プーチンやベネディクト16世同様、「あまり私を怒らせない方がいい」というセリフが良く似合う。
が、現実は絶滅に向かう鳥であって、決して強者ではないのだ。
関連動画
関連タグ
石田三成(戦国BASARA):見た目がそっくり。
北条そふぃ:クラゲと並んで気に入っている。
サンラク:マスクがハシビロコウに似ている。2023年の動く図鑑とのコラボでは、まさかの展開になった。